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死亡フラグ立ちすぎなのに! 生存したキャラたち「ネタバレになるレベルで死なない」

マグミクス / 2022年10月14日 11時50分

死亡フラグ立ちすぎなのに! 生存したキャラたち「ネタバレになるレベルで死なない」

■「死亡フラグは折るためにある」驚きの回避率はもはや神業

 キャラクターの死亡を予感してしまう示唆たっぷりな行動といえば、「死亡フラグ」。特定のキャラが急に幸せになったり、無茶な戦闘行動に出たりすると、「このキャラ、死んでしまうのでは……」と不安になりますよね。ただし、そんな死亡フラグを立てまくっては折り、必ず生還するたくましいキャラも存在します。この記事では、死亡フラグをものともせず、生存した不死身キャラを3人ご紹介します。SNSでも「もはやネタバレになるレベルで死なない」「死亡フラグが恐れる男」と評判です。

●『マクロスF』オズマ・リー

 時は西暦2059年。滅亡の危機に瀕していた人類は、銀河の各方面へ旅立ち、宇宙船のなかで暮らしていました。25番目の宇宙船・超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」には、1000万人以上の人類が居住しています。ある日、人気シンガーのシェリル・ノーム(CV:遠藤綾、歌唱:May’n)が、コンサートのためにマクロス・フロンティアへと来艦します。

 コンサートのアクロバットシーンに出演する高校生・早乙女アルト(さおとめ・あると/CV:中村悠一)と、シェリルに憧れる高校生、ランカ・リー(CV:中島愛)も、それぞれの目的でシェリルのコンサートに参加。偶然の出会いが起こったのもつかの間、コンサート中に未知の宇宙生物・バジュラが艦を襲いーー?

『マクロスF』は、「マクロス」シリーズ生誕25周年記念作品として制作されたアニメです。ランカの保護者であるオズマ・リー(CV:小西克幸)は、民間軍事会社・S.M.Sのスカル小隊隊長を務めており、数々の戦闘に出撃しつつも生還しています。その生存力の強さは、ランカのふたつ名「超時空シンデレラ」にちなみ、「超時空フラグクラッシャー」と呼ばれるほどです。

「愛した者を守る」気持ちが強く漢気あふれるオズマは、その分数々の死亡フラグを立てています。「戦闘前にランカとの出会いを回想する」「被弾していながら敵に接近戦を仕掛ける」など、コテコテの死亡フラグを次々と乱立。第17話のタイトル「グッバイ・シスター」も、まさにオズマの死を予感させる死亡フラグでしたが、しっかりと生き残ります。

 また、「マクロス」シリーズには、恒例の死亡フラグがいくつかあります。そのひとつが「パイン入りの食べ物」です。本作ではオズマがパインケーキを作ったり、入院時の差し入れにもらったりと何度もパインが出てきますが、オズマは生きて帰ってきます。同様に、恒例の死亡フラグとされている「スカル小隊の隊長」にもかかわらず、オズマが死ぬことはありませんでした。

 あまりにオズマが死亡フラグを回避し続けたため、某キャラの死亡回では「オズマが回避した死亡フラグが当たったのでは」とまで言われました。一部シーンのBGMにも、死亡フラグを思わせる曲が使われており、オズマに幾度となく心配させられた方もいるのではないでしょうか。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Netflix」などで見ることができます。

●『蒼穹のファフナー』溝口恭介

『蒼穹のファフナー』 (C)XEBEC・竜宮島役場

 日本の離島、竜宮島(たつみやじま)に住む真壁一騎(まかべ・かずき/CV:石井真)は、ある日どこからか「あなたはそこにいますか……」という声を聞きます。すると島中に警報が鳴り響き、子供たちは建物に避難させられることに。大人たちは、なぜか以前から訓練していたかのように、戦闘配置についていました。

 空には、突如人型の敵が現れました。その敵は「フェストゥム」と呼ばれ、出撃した戦闘機も歯が立ちません。一方で、一騎は幼なじみの皆城総士(みなしろ・そうし/CV:喜安浩平)に「この島を守ってほしい」と言われます。対フェストゥム用に作られた兵器・ファフナーに乗るよう、懇願されたのです。一騎はなんとかファフナーに乗って、初出撃しますがーー?

『蒼穹のファフナー』は、アニメ制作会社「ジーベック」が手がけたオリジナルアニメです。アニメシリーズの脚本は小説「マルドゥック・スクランブル」シリーズや『天地明察』等の著者・冲方丁氏が担当。人類をフェストゥムから守るための組織・アルヴィスの特殊工作員である溝口恭介(みぞぐち・きょうすけ/CV:土師孝也)。「お調子者なおじさん」という、いかにも危うい設定の彼ですが、次々とメインキャラが死んでいく本作で毎回しっかりと生き残ります。

 一騎をはじめとしたファフナー・パイロットたちにとってかなり身近な大人であり、彼らを守りつつ温かく見守る溝口。設定からして「死にそう」な彼ですが、第15話では、巨大な人型をした溶岩に襲われながらも、戦闘機を巧みに操り何度もそれを回避。第2期に当たる『蒼穹のファフナー EXODUS』第2話では、何度もフェストゥムに狙われ捕まりながらも、遠見真矢(とおみ・まや/CV:松本まりか)の助けもあり奇跡的に生還しています。

 フェストゥムの圧倒的強さの前に、メインキャラでもあっさりと死んでしまう本作において、溝口はもちろん、彼の部下も高い生存率を誇っています。部下たちも溝口と同じタンクトップを着ており、「タンクトップが死亡フラグ回避の鍵か」という考察までささやかれました。

 その実力から「世界一かっこいい近所のおじさん」と視聴者にも親しまれる溝口。そしてその生存力は、パイロットたちをファフナーに乗れるようにした「MAKABE因子」にちなみ、「溝口因子」と呼ばれることも。絶望的な展開も多い本作において、彼の明るさやたくましさは、視聴者の心のオアシスといえるかもしれません。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「FOD」などで見ることができます。

●『機動戦士ガンダム00』パトリック・コーラサワー

『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』 (C)創通・サンライズ

 時は西暦2307年。人類は枯渇した化石燃料の代わりに、巨大な軌道エレベーターと大規模な太陽光発電システムをエネルギー源としていました。しかしその恩恵を受けられるのは、「ユニオン」「人類革新連盟」「AEU」の3大国家群と、その同盟国のみ。その一方で、非加盟国家や中東諸国は貧困に苦しんでいました。

 さらに、3大国家群も世界の主導権を奪い合っており、争いは尽きません。そんななか、「武力による戦争の根絶」を掲げる組織・ソレスタルビーイング(以下、CB)が現れます。CBはガンダムを使い、全ての戦争行為への武力介入を始めてーー?

『機動戦士ガンダム00』は「ガンダム」シリーズの12作目で、監督は『鋼の錬金術師』『シャーマンキング』を手掛けた水島精二氏です。パトリック・コーラサワー(CV:浜田賢二)は、3大国家のうちのひとつ・AEUのエースパイロットです。出撃しては何度も撃墜されていますが、毎回生きて帰ってくるため「不死身のコーラサワー」と呼ばれています。

 自信家でエースを自称しており、調子に乗っては撃墜されてしまう、「かませ犬」的キャラとして登場したコーラサワー。しかしその実力は確かで、AEUの軍事顧問からも「我が軍のエース」と紹介されています。実際、模擬戦ではなんと全勝。CBのガンダム、ガンダムエクシアに敗北するまでは……。

 本作第1期では、CBのガンダムたちと計7回も対戦しますが、全て敗北または相打ちです。しかし何度負けてもコーラサワーはめげません。それどころか、戦場で想いを寄せる上官のカティ・マネキン(CV:高山みなみ)の盾になり、彼女に愛を伝えるという、典型的な死亡フラグを立てる場面も。

「分かりやすくガンダムへの闘争心を燃やす」「調子に乗ってやりすぎる」という死亡フラグを立てまくり、ギャグキャラとしても人気を得たコーラサワー。しかし、第24話でガンダムナドレと戦い、光の中に消えてしまいます。視聴者たちは一時騒然としましたが、第25話では何食わぬ顔をして帰還。その名前にちなみ、「死亡フラグを炭酸で溶かした男」と呼ばれることもあるようです。この作品は、「U-NEXT」「Netflix」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 何度ピンチになっても生還するため、もはや死亡フラグのほうが裸足で逃げ出す、不死身の男たち。シリアスな作品のなかにも、彼らは安心感を与えてくれるといえるでしょう。彼らが無効化した死亡フラグは記事に書ききれないほどありますので、ぜひいくつあったか探してみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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