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再登場が期待される、長寿マンガの「懐かしキャラ」たち 「いよいよ復活か?」の声も

マグミクス / 2022年10月15日 18時10分

再登場が期待される、長寿マンガの「懐かしキャラ」たち 「いよいよ復活か?」の声も

■覆面キャラが出るたびにギンだと思ってしまうファンも

 序盤で別れた仲間や、余力を残して去った好敵手など、かつて登場したキャラが再登場することは、マンガの楽しみのひとつです。しかし、長期間連載されているマンガでは、再登場が期待されながら、何年も経過していることも珍しくありません。

●『ワンピース』ギン

『ワンピース』で登場した敵キャラは、扉絵連載で「その後」が描かれていることが多いのですが、ドン・クリーク率いるクリーク海賊団に関してはその後は描かれていません。特にクリーク海賊団の戦闘総隊長を務めていたギンは、「その後」を知りたがっている読者が多いキャラです。

 クリーク海賊団が「偉大なる航路」でミホークによって壊滅寸前の憂き目にあった後、ギンはサンジがコックをしていた海上レストラン「バラティエ」に飢え死に寸前でたどり着き、サンジに飯を与えてもらいました。

 その後の麦わら一味とクリーク海賊団の戦いのなかで、サンジに恩を感じていたギンは、「バラティエ」を見逃すようクリークに懇願します。しかし、クリークを怒らせてしまい、その後ギンは毒ガスを受けて瀕死となってしまいました。ルフィに敗れて錯乱したクリークを気絶させ、偉大なる航路での再会を約束したギンは、「もって一時間」と言われるほど危ない状態のまま去っていきます。

 敵とみれば躊躇なく殺す冷徹さから、「鬼人」と呼ばれるほど恐れられているギンですが、彼とサンジのエピソードはとても感動的で、いまでも根強い人気があります。毒ガスで死んだ可能性もありますが、その後に発売されたファンブックで年齢が加算されていたため、ファンの間では生きていると予想されており、再登場が期待されています。覆面キャラが登場したり、正体不明のキャラが噂されたりすると、「いよいよギン復活か?」と推測されることもよくある話ですが、最終章ではどうなるのでしょうか。

●純・ゲバル『範馬刃牙』

 格闘マンガ「刃牙」シリーズの第3部『範馬刃牙』で、刃牙はビスケット・オリバとの対決を求めて、あえてアメリカ大統領誘拐という罪を犯し、アリゾナ刑務所に収容されます。そんな「超絶!!監獄バトル編」に登場した純・ゲバルも、再登場を望まれているキャラです。

 ロッカーのなかで寝起きするスタイル、あえて相手に拳銃を持たせて選択肢を奪う、放尿まで利用する独特な戦い方など、ゲバルには多くの特徴がありますが、最大の特徴はその経歴でした。日系三世で祖父から「無隠流」の忍術を叩き込まれて育ったゲバルは、生まれ育った南米の離島で仲間を集めて海賊団を結成、その後島民を扇動して米国からの独立を目指します。

 ゲバルは部下たちを単独および素手で原子力発電所を制圧できるほどに鍛え上げ、ホワイトハウスを占拠。ゲバル本人は大統領邸に乗り込んで家族を人質にして脅迫し、見事に島の独立を勝ち取って島の大統領に就任しています。

 これほどの経歴を持つゲバルが刑務所に入った理由は、刃牙と同様、アメリカ最強・オリバと戦うためでした。しかし、いざ迎えたオリバとの対決では善戦はしたものの、最後は力の差を見せつけられて敗れています。それでも、飄々とした知性あふれるキャラクター、弱者のために戦う信念、脱獄して自分の島に戻ってからの爽やかな姿など、ゲバルには惹きつけられる要素が多くありました。ゲバルは敗北で心が折れることもなかったため、一部の読者の間で再登場が期待されています。特に、オリバ戦で具体的に描写されることなく終わった、「地球の核の硬さ」を実感させる技の全容や威力が気になる人が多いようです。

■可能性は低くても期待してしまう「カーズ様降臨」

「ベストバウト オブ はじめの一歩! 幕之内一歩VS.島袋岩男 日本フェザー級タイトルマッチ 海人対決編」(講談社)

●『はじめの一歩』島袋岩男

 1989年から長期連載されている『はじめの一歩』には多数のキャラが登場していますが、再登場が望まれているキャラはあまり多くありません。理由は、印象的な戦いをしたキャラの多くがすでに再登場し、「その後」が描かれているからです。しかし、主人公・一歩と激闘を繰り広げた島袋岩男は、現在も再登場していません。

 沖縄で漁師をしている島袋は、フェザー級では小柄な一歩よりさらに背が低く、その分、分厚い筋肉に包まれた強靭な肉体と、素潜りで鍛えた圧倒的な肺活量を誇っています。一歩との対戦では、一歩の代名詞であるデンプシーロールを破ると宣言したうえで、頭が触れるほどの超接近戦出の打ち合いを演じました。一歩以上のパワーと耐久力、スタミナを持つ島袋は、一歩を酸欠状態に追い込み、一度はデンプシーロールを相打ちに持ち込んで破っています。

 最後は、ボクサーとしての積み重ねの差を見せつけられて敗れた島袋ですが、 浅黒く首と顎が一体化したインパクトのある見た目、真っ向勝負の打撃戦で盛り上がる戦い方など、魅力の多いキャラでした。試合後、沖縄の海を守る仕事に専念するためにプロボクサーを引退した島袋は、一歩に「沖縄にきたら素潜り勝負をしよう」と言い残しています。

 一歩が引退しトレーナーになってからは特にキャラの再登場が多くなっているため、そろそろ島袋の登場も期待できるのではないでしょうか。

●番外編:カーズ『ジョジョの奇妙な冒険』

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のラスボスとして登場した「柱の男」カーズは、半分都市伝説のような形で、ずっと再登場が期待されています。現在は、第8部の連載が終わり、第9部の開始を待っている状況ですが、ネット上では「カーズに復活して欲しい」という声がまだ存在しているようです。

 登場時点で不老不死に近かったカーズは、2部終盤であらゆる生物の能力を体現することが可能な「究極生命体」に進化しました。しかし、ジョセフ・ジョースターとの戦いの果てに宇宙へと放逐されたカーズは、生物と鉱物の中間の物体となって、永遠に宇宙を彷徨うという結末を迎えています。

 カーズは、宇宙を彷徨っているだけで死んだわけではないため、復活の可能性はあり得ると思われていました。第4部が1999年の設定だったため、当時「『恐怖の大魔王』としてカーズが戻ってくる!」と予想する人もいたようです。しかし、第6部終盤のとんでもない出来事のせいで、カーズ再登場の可能性はかなり低くなりました。それでも、いまだ根強い人気のあるカーズは、復活を希望する声がまだまだあります。8部の敵となった「岩人間」たちが、カーズの種族と似ている部分が多いことが気になっている人も多いようです。

 ちなみに、舞城王太郎先生の独自設定も多く加わった特別企画の小説『JORGE JOESTAR』では、カーズは火星に漂着していたという衝撃展開が描かれました。

 他にも、カイジに敗れて地下に落とされた『賭博破戒録カイジ』の一条、親友の復讐のため犯罪に手を染めた『名探偵コナン』の女子高生探偵・越水七槻など、再登場が待望されているキャラは多くいます。実際に再登場する可能性が高いかはさておき、彼らを懐かしむ声は多いようです。

(SU_BU)

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