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『水星の魔女』放送でトレンド入り! 各世代が反応した「ウテナ」「ダブスタクソオヤジ」

マグミクス / 2022年10月14日 19時10分

『水星の魔女』放送でトレンド入り! 各世代が反応した「ウテナ」「ダブスタクソオヤジ」

■1話からTwitterをにぎわせた『ウテナ』って何?

 2022年10月2日より好評放送中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。現在ではもっともポピュラーとなったロボットアニメ「ガンダム」シリーズの最新作です。

 TVシリーズでは初となる、女性が主人公の作品ということもあって、放送前から話題になっていました。本作は10代の若年層をターゲットにするという触れ込みでした。そのため、これまでと違った世界観を模索した結果、学園を舞台に物語が進むという異例の展開で始まります。

 もっとも第0話にあたる「PROLOGUE」は、本編より過去に何があったかを描いた作品でした。これが本編放送より3か月ほど早い7月14日に公開され、TVでも1話放送の前週9月25日に放送されています。

 この「PROLOGUE」でのつかみは良好だったようで、TV放送直後のTwitter上でも大きな反響がありました。筆者もTVで初めて見ましたが、多くの人の感想と同じく「考えた以上にヘビーな展開」に驚きます。それは、事前情報の「学園もの」とは縁遠いドロドロとした陰謀、それに対する「復讐もの」と思えたからでした。

 そして、いよいよ10月2日に第1話が放送されましたが、その展開に別な意味で驚きます。筆者の驚きは30代以上のアニメファンも同様だったようで、Twitter上では『少女革命ウテナ』が堂々のトレンド入りを果たしました。

『少女革命ウテナ』は25年前の1997年に放送されたTVアニメです。当時の人気アニメ作品であり、後に劇場版も製作されました。

 どうしてこの『ウテナ』がトレンド入りしたかというと、『水星の魔女』と共通点がいくつかあったからです。学園内で行われる決闘、決闘の勝者が花嫁を手に入れる、花嫁が温室で植物を育てている、第1話で主人公が決闘に勝利して花嫁の婿候補となる、主人公と花嫁は共に女性……といった部分が主な共通点でした。

 多少、強引な結び付けですが『水星の魔女』のシリーズ構成であり、第1話の脚本を担当した大河内一楼さんの経歴を知ると偶然ではないことが分かります。大河内さんの小説家としてのデビュー作は前述の『ウテナ』でした。つまり何らかの意図でなぞった、セルフオマージュということかもしれません。

 ちなみに2話の展開は特に『ウテナ』をなぞったものではありませんでしたが、オープニング映像でオマージュらしい部分があってまた驚きました。オープニング最後付近の主人公のスレッタ・マーキュリーと花嫁になるミオリネ・レンブランの横になりながら回るシーンは『ウテナ』を思い出させるには十分です。

 もっとも、これはスタッフのミスリードとも考えられるかもしれません。そんな単純なオマージュ作品をTVの「ガンダム」シリーズでやるとは思えないからです。ひとつだけ言えることは、今後も『水星の魔女』からは目が離せないということでしょう。

■『水星の魔女』で注目したい名セリフの数々

外見はおとなしそうな少女・ミオリネが叫ぶ「ダブスタクソオヤジ!」 (C)創通・サンライズ・MBS

 2話では舞台は学園内よりもグループ企業内という、これまた「ガンダム」シリーズではあまりなかった場所で物語が展開しました。そして、この展開のなかで出てきた単語がまたしてもTwitterでトレンド入りします。

 それが「ダブスタクソオヤジ」でした。

 正直な話、筆者は最初に聞いた時「ダブスタ」って何? と思って検索したほどです。一応、若者が使うスラングということまでは分かりました。

「ダブスタ」は「ダブルスタンダード」のこと。つまり「二重規範」。相手によって意見を変えることです。知人からは「二枚舌」という意味で覚えるといいと教えてもらいました。

 作中ではミオリネが父親であるデリング・レンブランに対して言ったセリフで、自分の都合で自分の決めたルールを捻じ曲げてるんだから、娘にののしられても仕方ないという感じです。

 放送された2話までを見ると、トレンド入りはしなかったものの、名セリフが多いのも『水星の魔女』の魅力だと感じました。

 1話でスレッタの言った「逃げればひとつ、進めばふたつ」も物語を動かす名セリフで、2話では自分を奮い立たせるためにミオリネが言っています。これからも物語の展開のなかで使われるかもしれません。

 さらにこれまでの作品で出てきた情報で、先の展開を考察する人も多いようで、Twitter上ではいくつかの考察がなされていました。まだ作品が始まったばかりで情報が少ないので、かなり独創的な意見も多く、ある意味ではもっとも活発な意見交換がされている時期なのかもしれません。

 筆者としては、一刻も早くオープニング映像のようにスレッタとミオリネが手をつなぐような「仲良しさん」になることを祈っています。見ていてギスギスした関係は好きではありません。

 そして次回10月16日放送予定の第3話では何が起こるのか楽しみです。作品本編はもちろん、またしてもTwitterでトレンド入りするような展開になるのか? 放送後のTwitterも注目したいと思います。

(加々美利治)

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