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「何を食べさせれば?」0歳娘に多数のアレルギー発覚! 両親の奮闘記に反響

マグミクス / 2022年10月23日 16時10分

「何を食べさせれば?」0歳娘に多数のアレルギー発覚! 両親の奮闘記に反響

■子供のアレルギーと戦う両親の姿に「分かる」「本当に大変」

 カラスヤサトシさん(@karasuyasatoshi)の娘はまだ0歳の赤ちゃんの時、卵アレルギーが発覚しました。以前から兆候はあったものの、ある日コンビニの煮卵おにぎりをさわった手で抱っこしたら、体にくっきりと赤い手形がついたのです。その後1歳を待って精密なアレルギー検査を行うと、10品目以上のアレルギーの可能性が発覚し……。

 カラスヤサトシさんのエッセイマンガ『子ども0歳で、10品目以上のアレルギーが発覚した話』がTwitterで公開されました。本作は書籍『0歳からのアレルギー戦記 ~牛乳・卵・小麦がダメ!~』に収録された冒頭3話分のエピソード。本書では子供のアレルギーに両親が悩み、学びながら立ち向かっていく過程が描かれています。

 読者からは「アレルギーとの戦いは本当に大変」「何食べさせたらいいんですか! というのはよく分かる」「奥様がしっかりしててすごい」「こういうマンガが増えれば家族の取り組み方も周知できていいと思う」などの声や、実際にアレルギーを持つ読者からの体験談などが寄せられ、Twitter投稿は1.9万いいねの反響が集まっています。

 作者のカラスヤサトシさんに、お話を聞きました。

ーーカラスヤサトシさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 大学4年の卒業間際、マガジンハウスが発行していた「COMICアレ!」というマンガ誌の新人賞でデビューしました。就職活動が始まって、かねてから思っていた「仕事として本を描く側になってみたい」という願望が強くなって。会社訪問とマンガ投稿、持ち込みを並行して行い、幸い担当編集がついて、卒業後数年は会社勤めとマンガの仕事の両方をしてました。

ーー『子ども0歳で、10品目以上のアレルギーが発覚した話』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

 10年ほど前、子供がまだ幼児の頃に育児マンガを描いてました。そのなかでアレルギー発覚のことを描いており、それを見て下さったぶんか社の編集者さんに、「アレルギーにテーマをしぼって描いてみませんか」と言われたのがきっかけです。

 10年前はまだアレルギー真っ最中ゆえに描けなかった話や心情、客観視できてなかったことなどがたくさんあり、深く描いてなかったので、今回はできるだけ描こうと思いました。

子供に合った治療法を探そうとする母親(カラスヤサトシさん提供)

ーーお子さんにたくさんのアレルギーがあることが分かり、ご両親の対応も大変だったと思いますが、当時を振り返って特に印象に残っていることや、同じようにお子さんがアレルギーを持つ方に向けて伝えたいことなどがあれば教えて下さい。

 ほかの、アレルギーを持つ方やそのご家族に会った時のことは、全て強く印象に残ってます。重度なまま高校生になってたり、アレルギー項目が多かったり。検査でひっかかった項目でも何の症状も出ない人、ある日突然アレルギーになった人、すごく気をつけてる人、まったく気にしてない人。

 マンガでも描いてますが、お医者さんですらバラバラのことを言う。誰にでも当てはまる「こうすれば治る」「この病院に行けば治る」というのが本当になく、途方に暮れますが、だからといって変な民間療法や加持祈祷には頼っちゃダメ! とは思います。合う病院をひたすら探した妻には本当に頭が上がらないです。私だけだったら合わない病院に通い続けてたかもしれません。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 お叱りのご感想はやはり心に刺さります。確かに反省すべき点を突かれていたりして。ただ「夫のんき過ぎ」「旦那他人事みたい」というのは、言われて衝撃でした。当時は断じてそんなものではなかったので。ただ、あまり悲壮感丸出しになるのはよくないと思い、特に子供の前では楽観的に振る舞っていたのは事実です。まあ描き方が悪かったと、それも反省しております。

 温かいご感想はうれしく、ありがたいですが、今もアレルギーに悩む方からのご感想は、やはり胸が痛くなります。1日も早い寛解を、と思います。

ーー本作も含まれた書籍『0歳からのアレルギー戦記 ~牛乳・卵・小麦がダメ!~』が発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 作中の「医者がみんなバラバラのことを言う」のは本当でしたが、現在はどうなのでしょう。アレルギーの医療情報は本当に次々に更新されていきますから。「間違ったやり方を描いてる」「間違った知識を描いてる」というご指摘もいただきますが、それこそ「いろんな人が全然違うことを言う」、当時の状況そのままで。

 アレルギーに関する知識を学ぶマンガ、ではなく、アレルギーとその治療法の多様さに翻弄される家族を描いたマンガ、として読んでいただければ幸いです。そしてやはり、お世話になった全ての病院、先生には感謝しかないです。

ーー今後の創作活動について教えて下さい。

 新書館発行のマンガ誌「Wings」で、2022年10月28日発売の12月号より『カラスヤサトシのびっくりカレーリターンズ』という、カレー限定のグルメマンガの連載が始まります。あとは実現するか分かりませんが、連載準備中のものがいくつかあります。お仕事は随時募集中です。よろしくお願いいたします。

(マグミクス編集部)

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