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『チェンソーマン』第2話 悪魔をまるまるカットの「原作改変」も評価は「神回!」のワケ

マグミクス / 2022年10月24日 16時10分

『チェンソーマン』第2話 悪魔をまるまるカットの「原作改変」も評価は「神回!」のワケ

■「筋肉の悪魔」まるまるカットの「原作改変」なのに、絶賛の2話!

 2022年の秋アニメでも、放送開始前から非常に注目度の高かった『チェンソーマン』。第1話は、CGと見まがうほどの精巧な作画、原作ファン期待通りのシーンの数々、作品世界にぴったりな主題歌と、見どころばかりの「神回」となりました。

 そして、10月18日に放送された第2話は「意外な展開」から始まりました。マキマに保護されたデンジは、パーキングエリアで食事をとることに。原作マンガでは、ここでデンジは、少女をさらった「筋肉の悪魔」と対峙することになります。人畜無害に見える「筋肉の悪魔」ですが、実際は少女にとりつきデンジを油断させ、また少女にも欲望そのままに危害を加えようと企てている、「悪魔」の名に恥じない悪らつさを見せつけます。

 そんな「筋肉の悪魔」のエピソードが、アニメ本編ではまるまるカットされてしまいました。SNSでは、悪魔のシーンのカットを悼む声が多数あがりました。しかし、彼のカットは無意味なものではありませんでした。彼の登場と引き換えに、第2話は『チェンソーマン』でもっとも重要な登場人物たち、通称「早川家」の面々が早々に全員登場する回となったのですから。

 まずは、早川家の長男・早川アキ。デンジとは、冒頭から殴る蹴るの暴力沙汰となる最悪の出会いとなりますが、その後、彼の存在がデンジにとってかけがえのないものとなります。それはさておき、デンジとのケンカシーンで執拗に急所攻撃を受け続けた彼の、うめき声のリアルさがすごかったですね。男性だからこそ分かる、地獄の苦しみ。「お前……マジか……」と倒れこんだ時の、声優・坂田将吾さんのリアルな声に、思わずこちらも表情をしかめてしまいました。

 そして、終盤で登場した末っ子・パワー。「血の悪魔」の魔人で、まともな環境で育たなかったデンジ以上に知性ゼロな行動が目立つ彼女。アニメ放送前の予告から話題になった「ワシの名はパワー!」のかわいらしさも、悪魔の臓物に囲まれながらゲラゲラ笑う狂気じみた姿も。たった数分で、視聴者の印象にガッシリ突き刺さりました。

 第1話に登場し、デンジを翻弄(ほんろう)し続けるマキマも素晴らしかったです。マンガ原作の展開を知る身としては、声が宿った彼女の様子を見つつ、「この時マキマさんは何を思い、デンジに接していたんだろうか」と想像を膨らませていました。

「筋肉の悪魔」という尊い犠牲を引き換えに、第2話は情報量満載の「神回」となりました。ありがとう「筋肉の悪魔」。さようなら「筋肉の悪魔」。君のおかげで、今後さらに混迷を極めるアニメ本編への期待値が、否応なしに高まっています。

(サトートモロー)

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