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めっちゃ悔しそう! 『刃牙』最強の範馬勇次郎が「してやられた」場面

マグミクス / 2022年10月25日 20時20分

めっちゃ悔しそう! 『刃牙』最強の範馬勇次郎が「してやられた」場面

■まさかの昏倒? 今では考えられないやられ方をした勇次郎……

 30年以上にわたって、格闘マンガ『刃牙』シリーズの頂点に君臨する範馬勇次郎は、北極熊や巨象を素手で倒し、落雷で無傷、アメリカと個人で友好条約を結ぶなど、「地上最強の生物」の異名にふさわしい力を持っています。そして、その力を思うがまま振るい、暴力で我が道を行くのが彼の生き方です。しかし、そんな勇次郎も作中では何度か「痛い目」を見ています。

●まだ大型の獣レベル(?)だった勇次郎:『グラップラー刃牙』32巻の捕縛シーン

 第1部『グラップラー刃牙』では、勇次郎は鎬紅葉に握力で負けたり、愚地独歩に苦戦したりと、連載が進んだ現在よりも、まだ人間らしさを見せていました。そんな勇次郎は、「最強トーナメント編」で大暴れした結果、あらかじめ準備されていた大型動物用の麻酔薬で昏倒させられています。

 2回戦で独歩のひざの骨を折り、「これ以上の戦いは無意味」と試合を止めるよう訴えた天内悠に激怒した勇次郎は、試合に乱入し天内を再起不能にしました。さらに勇次郎は、止めようと入ってきたトーナメント敗退者たちを次々と蹴散らし、その後現れた刃牙ほか勝者たちにも襲いかかります。

 しかし、そんな勇次郎を止めたのは、銃を構えたハンターでした。発射式の捕獲網で動きを封じ、シロサイ用の麻酔薬の集中砲火。刃牙に相談された主催の徳川が用意していた策で、勇次郎は昏倒し、退場となったのです。

 勇次郎が他人に意識を奪われたのは、この場面だけ。それほど貴重な、連載初期の衝撃シーンでした。

●逃げるが勝ち? 寝転がった勇次郎を前にアライJrが取った行動:『バキ』20巻

 1976年に行われた異種格闘技戦「アントニオ猪木VSモハメド・アリ」で、ボクサーのアリを相手にプロレスラーの猪木がとった「寝転がって足を狙う」という戦術は、当時、大きな話題となりました。そして、第2部の『バキ』では、モハメド・アリをオマージュしたマホメド・アライと、その息子のアライJr.が登場します。

 父が未完成で終わった、全局面対応型の闘争術である「マホメド・アライ流拳法」を完成させて、ホテルに宿泊中の勇次郎の前に現れたアライJr.。そして、かつてアライを尊敬していた勇次郎は、アライJr.の前で床に寝転がります。それは、かつて父のアライが手も足も出なかった、猪狩(猪木のオマージュキャラ)の戦術、通称「アライ・猪狩状態」の再現でした。

 しかし、目の前で寝ている勇次郎を前に、アライJr.は「強者が寝てくれているなら部屋を出るまでです」と言って、あっさり部屋を出て行いってしまうのです。意表を突かれた勇次郎は、寝転がったままアライJr.が出ていくのを見送ります。

 直後に勇次郎は激昂して追いかけますが、時すでに遅く、アライJr.はホテルを後にしていました。最強の勇次郎が、呆然とアライJr.を見送る場面は、かなりシュールで爆笑した読者も多かったようです。

■勇次郎と正面から戦って無事に済んだ武の極地……

範馬勇次郎とまともな勝負を繰り広げた数少ないひとりである、郭海皇が表紙の『バキ 完全版』15巻(秋田書店)

●これが「武」の極致!? 死んだふりを見抜けなかった勇次郎:『バキ』27巻

 第2部『バキ』の「中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)」編では、100年に一度の中国武術界最強の「海皇」を決める大会に、刃牙や勇次郎が参加します。そして、「武 対 暴力」をテーマに描かれた大擂台賽の最終戦で行われた、郭海皇(かくかいおう)VS勇次郎のバトルは、思わぬ形で「勝負なし」になりました。

 146歳の超高齢でありながら、実力で中国武術界の頂点に立つ現・海皇の郭。究極の脱力である「消力(シャオリー)」を極めた郭は、攻守に消力を使い、勇次郎と戦いました。勇次郎の最強の打撃を受け流し、コンクリートを破壊するほどの攻撃を繰り出し、勇次郎を攻め立てた郭ですが、勇次郎の暴力は郭の武術を上回ります。そして、背中の「鬼の泣き貌」を出し勝負を決めようとしたのですが……郭が突如「老衰」で死亡したため、勇次郎はその拳を止めてしまい、戦いは終わりました。

 しかし、この郭の死は、勇次郎に勝てないと悟った彼の「死んだふり」だったのです。あまりにも常識破りの決着でしたが、この「死んだふり」によって勇次郎との試合は無効となって、海皇の称号の移動もなく大擂台賽は終了し、郭も五体満足で生き残りました。

 試合終了直後、「ふざけんなアァッッ!!」と絶叫し、悔しがった勇次郎は「これは勝利(かち)なのか?」と自問。試合後に郭から「100年後の再戦」を提案されましたが、はたして実現するのでしょうか。

●「守護ってやる?」屈辱の宣言をされた勇次郎の涙:『刃牙道』9巻

 クローン技術と降霊術で蘇った宮本武蔵と、現代の格闘家たちとの闘いを描いた第4部『刃牙道』でも、勇次郎は「してやられて」います。相手は、実戦柔術家・本部以蔵、場所は高級ホテルの一室でした。

 史上最強の剣豪・宮本武蔵は何でもありの戦いに生き残ってきた達人であり、現代の格闘家たちはその戦いに慣れていないと本部は考えます。それは勇次郎であっても例外ではなく、本部は勇次郎の前で、堂々と「安心していいんだ」「君らの身は俺が守護(まも)る」と宣言。勇次郎からすれば挑発としか受け取れない言葉であり、彼は、「殺゛し゛て゛や゛る゛~!!!」と、まさに怒髪天を突いて激怒します。しかし、本部は直後に煙玉を使い、勇次郎の前から逃げ去ったのです。

 最大トーナメントでは1回戦敗退の本部が、まさかの「勇次郎を守護る」というギャップが面白い場面で、怒りすぎて勇次郎の目に涙が浮かんでいるのも衝撃的でした。さらに、その後の勇次郎vs武蔵の戦いで、実際に本部は勇次郎を武蔵の一撃から守護っています。本部は勇次郎を相手にわがままを通した、貴重なキャラになりました。

 作中公式で勇次郎が唯一負けたとされている、3部『範馬刃牙』での息子・刃牙との親子喧嘩を含め、彼が戦闘で真っ向からコテンパンにされたことはありません。しかし、作中では勇次郎本人の口から「強さとはわがままを通す力」と語られることもあるため、わがままが通せなかった上記のようなシーンは「敗北(やぶ)れている」と判断する意見も多くあります。紅葉とのドア越しの握力勝負など、勇次郎はホテルで弱体化する傾向があるため、場面がホテルになった時は要注目です。

(SU_BU)

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