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『水星の魔女』に挟まる「ガンダム」映画3作品 TV放送で新たなファンが開拓される?

マグミクス / 2023年1月7日 19時10分

『水星の魔女』に挟まる「ガンダム」映画3作品 TV放送で新たなファンが開拓される?

■劇場版をTVサイズに分割して放送

 MBS・TBSの「日5」枠で、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が放送中です。本作は2023年1月8日で第1クールの放送を終了し、2023年4月から第2クールの放送が予定されています。次クール放送までの間、『水星の魔女』に挟まる形で3つの「ガンダム」作品がTVエディションとして、それぞれ全4話が放送されます。

 2023年1月から3月にかけて放送される『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』、『機動戦士ガンダムNT』の3作について解説します。

●『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』2023年1月15日~2月5日・全4話

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 (C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、富野由悠季氏の小説を原作とした2021年6月公開の劇場アニメです。

 宇宙世紀0093年。シャアの反乱こと「第二次ネオ・ジオン戦争」の戦火のなかで、ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアは無断出撃を敢行し、初恋の少女クェス・パラヤをはじめとする多くの人びとが死にゆく光景を目の当たりにしました。アムロ・レイとシャア・アズナブルの生きざまを見届けたハサウェイは、腐り切った地球連邦の在り様を許せず、反地球連邦組織「マフティー」のリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」として連邦政府高官の暗殺を行なっていたのです。

 宇宙世紀0105年、表向きの身分である植物監察官候補として特権階級専用往還シャトル「ハウンゼン」に乗り込んでいたハサウェイは、マフティーを名乗る偽物の武力集団によるハイジャックに遭遇します。

 事態を甘く見た政府高官が殺害されたのを見たハサウェイは、不意に聞こえてきた少女・ギギの声にけしかけられるように、テロリストを取り押さえていきます。しかし詰めの甘さから射殺されそうになってしまい、危ういところを連邦軍の士官ケネス・グレッグ大佐に救われます。

 助けられたことに礼を言うハサウェイでしたが、実はケネス大佐は、マフティー討伐の命令を受け、地球へと降下していた人物だったのです。

 ハサウェイとケネス、そして謎の少女ギギ・アンダルシア、3人の運命の行く先に待ち受けるものは何か。その運命は、まだ描かれてはいないのです。

 本作は劇場3部作となる予定で、第2作の副題が『サン オブ ブライト』であることは発表されていますが、公開時期は未定です。

■一年戦争後の世界を大胆にアレンジ

●『機動戦士ガンダム サンダーボルト』2023年2月12日~2月26日・全3話

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』 (C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、漫画家の太田垣康男先生が一年戦争に登場した兵器を大胆にアレンジした原作をOVA化した作品です。

 宇宙世紀0079、人類の半数を死に至らしめた一年戦争も、佳境を迎えていました。ジオン軍の攻撃により破壊されたサイド4のコロニー群「ムーア」がかつて存在していたエリアは、帯電したデブリにより絶えず稲妻がひらめくことから「サンダーボルト宙域」と呼ばれていました。

 ムーア市民の生き残りで構成された地球連邦軍の「ムーア同胞団」は故郷を奪還するためジオン軍の殲滅(せんめつ)を図っていましたが、ジオン側は足止めのために四肢を義体化した元負傷兵などで構成された「リビング・デッド師団」を展開し、激闘を繰り広げていたのです。

 ムーア同胞団のパイロット、イオ・フレミングとリビング・デッド師団のエースであるダリル・ローレンツは苛烈を極める戦いを繰り広げましたが、フルアーマー・ガンダムを駆るイオに対し、ダリルは圧倒的な戦力を持つサイコ・ザクと接続するため己の四肢すら切り落とし、執念で戦い続け……。

 今回の放送では『砂鼠ショーン』など独自の展開を続ける『サンダーボルト』世界の原点を観ることができます。今まで視聴の機会がなかった方も、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。

●『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』2023年3月5日~3月26日・全4話

『機動戦士ガンダムNT』 (C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』は2018年11月に公開された劇場アニメです。

『機動戦士ガンダムUC』で描かれたラプラスの箱攻防戦が終結し、1年が経った宇宙世紀0097年。0095年に起動実験中の事故を起こし、消息不明となっていたRX-0ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」が、地球圏に再び姿を現しました。

 フェネクス捜索のために編成されたシェザール隊に増援として送り込まれた「ナラティブガンダム」パイロットのヨナ・バシュタは、ルオ商会の特別顧問であるミシェル・ルオ、フェネクスのパイロットであるリタ・ベルナルとは幼なじみであり、かつてオーストラリアにコロニーが落ちると予測した「奇跡の子供」と呼ばれていました。

 その結果3人は連邦軍のニュータイプ研究所で凄惨な人体実験を受けることとなり、リタは素養を認められてさらなる強化改造を受けることとなり行方不明に。ヨナとミシェルはそれぞれ別の道を歩んでいました。

 ヨナたちはわずかな痕跡を頼りにフェネクスを追いますが、ネオ・ジオン残党軍に偽装したジオン共和国軍もフェネクスの捕獲をもくろみ、強化人間ゾルタン・アッカネンを送り込んできたのです。

 フェネクスを巡る死闘の末に待ち受けるものは何か。ヨナとミシェル、そしてリタの辿る運命とは何か。ニュータイプという言葉、概念に翻弄(ほんろう)された若者たちの人間模様が描かれた作品です。

(早川清一朗)

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