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個人の趣味で作った「遺伝子組み換え鶏」に怪しい業者が?「転売」を重ねた末路が皮肉

マグミクス / 2022年11月5日 11時10分

個人の趣味で作った「遺伝子組み換え鶏」に怪しい業者が?「転売」を重ねた末路が皮肉

■「遺伝子組み換え鶏」を作ったら、次々と依頼が!

 物語の舞台は昭和100年、遺伝子工学が発達した架空の世界。「遺伝の先生」は周囲の依頼を受け、個人の趣味として遺伝子組み換え鶏をいくつも作成していました。ある時、「その鶏を売ってもらえませんか」と言う怪しい業者が現れ……。

 高川ヨ志ノリさん(@hiyokoblack)による創作マンガ『にわとりや』がTwitterで公開されました。個人の趣味だったはずが、利益をもくろむ業者の登場によって思いもしない展開に。本作は2010年に描かれた作品ですが、最近同人誌において話題になった「転売の自由」に関する問題を受けて再掲したとのこと。「『転売の自由』のアレは、図に乗りすぎるとアレですよね」という作者のコメントが添えられています。

 読者からは「面白い」「最高に皮肉めいた内容」「子供に読ませたい」「勝手に土足で上がり込んで荒らして回る転売屋」「ただ単に好きな人からしたらいい迷惑」「同好者同士でシャレとしてひっそり楽しみたいものです」などの声が寄せられ、Twitter投稿は1.3万リツイート、3.3万いいねの反響が集まっています。

 作者の高川ヨ志ノリさんに、お話を聞きました。

ーー高川ヨ志ノリさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 中学3年生の頃に、雑誌「宝島」の読者投稿コーナー「VOW」内のシュール系4コママンガに触発されて、変な4コママンガを描き始めたのがきっかけだったと思います。

ーー『にわとりや』のお話が生まれたきっかけを教えて下さい。

 当時、仕事上でちょっと腹が立ったことがあったので、それを土台にしました。あとは単純に変な形の鶏が描きたかったので、それらをまとめたらあのようなマンガになりました。

「娯楽鶏」愛好者を取り持つという業者(高川ヨ志ノリさん提供)

ーー今回のお話は2010年に描かれたそうですが、現代の転売問題の根源に通じるものを感じます。当時はどのようなことを意識してお話を描かれたのでしょうか?

 作中の「面倒な業者」のモデルにしたのは転売問題ではないのですが、遠からぬ何かを下敷きにしているので、そちらにも通じるかと思います。

 当時は特に問題提起をするというわけでもなく、ただ「せっかく腹の立つことがあったので、それをマンガ同人誌という財産に残して元を取ってやろう」ぐらいの意識でした。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。

『にわとりや』を再掲載したのは「転売の自由」騒ぎの2日後ぐらいでしたが、「あの騒ぎのあとに描いたのですか?」という方が時々いらっしゃって、さすがにそんな速度では描けないよーと思いました。

 あと意外と「読みやすい」というご感想が多かったです。元々がB6判の同人誌をアナログ原寸で描いていたものなので、相対的に文字が大きくコマ数が少ない構成の画像になり、スマホ画面の面積で見るのに向いていたのかなと思いました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 近年はワラジ虫の観察マンガや、めんどくさい船幽霊マンガなどのゆるい話ばかり描いているので、たまには世知辛い路線のも描いてみたいですね。

(マグミクス編集部)

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