ファンから愛される「大手国内ゲームメーカー」5選、アナタはどこ推し?
マグミクス / 2022年11月15日 17時10分
ゲームメーカーと一口に言っても、規模からリリースしたタイトル数まで多種多彩。有名な国内の大手メーカーだけに絞っても、片手だけでは到底足りないほどです。どんなメーカーが、これまでのゲーム史を彩ってきたのか。今も活躍を続ける国内大手メーカーの一部を、特徴と併せて紹介します。
●任天堂
任天堂は、一般の人が知るゲームメーカーの代表格といっても過言ではありません。「ファミリーコンピュータ」をきっかけに、日本全国にゲームブームを巻き起こした立役者であり、時代に合わせてさまざまなゲーム機をリリースし続けてきました。
ですが、同社がゲーム機の提供に力を入れるのは、ハードを熟知することでより素晴らしいゲームを作るため。「面白いゲーム」をひたすら目指し続け、既存の枠組みを超えるような作品をいくつも生み出してきました。また、IPの成長・運用にも長けており、古くは『マリオ』に『ゼルダの伝説』、近年でも『スプラトゥーン』と、人気IPを多数抱えている点も見逃せません。
●ソニー
任天堂のゲームハードと争い、互いによき好敵手として切磋琢磨してきた「PlayStation」シリーズを展開しているソニー。初代のPSは、任天堂一強時代を覆し、ゲーム業界に大きな革新をもたらしました。この時に登場した『どこでもいっしょ』や『アークザラッド』など、いくつものタイトルが初代PSを牽引します。
その後、PSは代を経るごとに高性能を目指し、同社のゲームも緻密なグラフィックへ注力する方向に。PS2時代に生まれた『ゴッド・オブ・ウォー』は今も最新作が控える人気シリーズへと成長していますし、PS4・PS5時代は『Horizon』シリーズ(『Horizon Zero Dawn』、『Horizon Forbidden West』)などが人気を博しました。
●セガ
今回の対象となるゲームメーカーのなかでも、特に大きな変動を迎えたのが、このセガです。かつてはゲームハードをリリースしており、ファミコン時代には「マークIII」や「マスターシステム」、以降も「メガドライブ」に「セガサターン」、「ドリームキャスト」などでコアなファンの心を掴んできました。今はスイッチやPS4などにゲームを提供する側へと回りましたが、名機の復刻版「メガドライブミニ」シリーズを令和に展開し、注目を集めています。
ゲームソフト方面では、個性的なタイトルも目立っており、そこにセガらしさを感じるファンも多数います。世界的な大ヒットも遂げた『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、極道の世界を描いた独自性の高さが魅力の『龍が如く』、国産オンラインゲームの草分け的存在の『ファンタシースターオンライン』などが特に有名です。
●カプコン
アーケードと家庭用ゲームの両面で良質なゲームを生み出し、その移植や展開などで着実に支持を集めたカプコン。ファミコン時代には『魔界村』や『ロックマン』などで人気を博し、その後『ストリートファイターII』が対戦格闘ブームを巻き起こすほどの大ヒットを記録しました。
初代PS時代には、『バイオハザード』でホラーサバイバルという分野を開拓。また、PS2では『モンスターハンター』でハンティングアクションを提案し、今や世界的な支持を集める人気シリーズに成長しました。このほかにも、『逆転裁判』に『デビルメイクライ』など、手掛けるジャンルの幅広さにも定評があります。
シリーズファンの多くが、『ファイナルファンタジーVII リバース』の登場を待ち焦がれている
●スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスの特徴といえば、RPGを得意としている点が挙げられます。国民的な人気を誇る『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』の両シリーズを抱えており、この2シリーズだけでも相当なタイトル数に上ります。また、『サガ』に『聖剣伝説』、『キングダム ハーツ』など、人気シリーズだけでも枚挙に暇がないほどです。
2022年内の今後リリースされるタイトルだけでも、『ハーヴェステラ』に『タクティクスオウガ リボーン』、『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』、『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』と、注目作が続出。また2023年には、『ファイナルファンタジーXVI』に『ファイナルファンタジーVII リバース』と、ビッグタイトルが控えており、今後も目の離せないメーカーのひとつです。
ここまで、代表的なゲームメーカーを5社ほど取り上げましたが、版権モノも手広く扱う「バンダイナムコ」や、無双アクションも好評な「コーエーテクモ」、スポーツ系のほか『桃太郎電鉄』の復活でも話題となった「コナミ」なども、存在感を放つ人気の高いゲームメーカーです。
国内の大手だけでもこれだけの面々が揃っており、さらに中小の会社や海外まで広げると、その数はとても負いきれないほどです。それだけ多くのメーカーが、ユーザーを魅了するゲームを作り続けており、まだ見ぬ名作が生まれようとしています。その動きを見逃さぬためにも、自分の好みに合うメーカーの動向に注目しましょう。
(臥待)
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