母「疲労度別」娘への反応バリエーションに共感！ ときに「合コン女子」に！？

■疲れてくるともはや「意味のない返し」になる母

　子供への対応の違いを、疲労度別に描いたマンガ「疲労度別 2才児への対応」が、Instagramで600以上のいいねを集め話題となっています。さほど疲れていないときは、娘から問いかけにも楽しく答えられる母。しかし、疲労度が徐々に上がっていくにつれて、母の対応も変化して……という内容で、「分かる」「おつかれさまです」「返事するのも労力がいりますよね……」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、ライター・イラストレーターとして活動中の、おきこさんです。Instagramやブログ「まいにちバナナ」でマンガを発表しています。おきこさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか？

　もともとデザインやイラストを描く仕事をしていましたが、育児マンガを描き始めたのは、約3年前に娘を出産してからです。Instagramで育児マンガを読んでいるうちに、自分自身も描いてみたいと思いました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　お話が上手になってうれしい反面、忙しいときや疲れているときは「ちょっと休憩したいな」と思うこともあり……。同じように思っているママもいるんじゃないかな、と思って描いてみました。

ーー疲労度95％の対応のとき、お子さんはどのような反応になるのでしょうか？

　基本的には何も気にせずしゃべりかけてきたり、おもちゃを渡してきたりします。しかし、あまりにも私の反応が薄いと、そっと離れていって、ひとりで遊んだり、TVを観たりしています。

ーー疲れたとき、お子さんに疲れていることを伝えることはありますか？

「ちょっと疲れちゃった」と伝えることもありますが、伝えるとおもちゃの聴診器などを持ってきて、お医者さんごっこが始まります（笑）。本気のトーンで伝えると、「もー！！」と怒りながら去っていきます。しかし、すぐにまた近づいてきて、おしゃべりが始まります（笑）。

ーー逆にお子さんとのからみで疲労度が回復することもありますか？

　もちろんあります！　仕事でパソコン作業をしていると、「ぎゅーしよ？」と言いながら近づいてくることがあるので、抱っこして疲労回復しています。また、横になっていると、ブランケットを掛けてくれることもあるので、癒やされています。

ーー疲れたときはどうリフレッシュしていますか？

　子供が寝たあとに、ドラマやアニメ、映画を観てリフレッシュしています。ほかにも、ゲームや読書など、子供と一緒にいるとできないことをするのが、ひそかな楽しみです。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

　ありがたいことに、共感してくださる方が多くて、元気をもらえました。疲れて反応できないときは、一生懸命伝えようとしてくれている子供に対して、少しだけ罪悪感を抱いていたのですが、ほかの方も同じような大変さを感じていることに安心しました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

　自分の話だけではネタが尽きてきたので、フォロワーさんの体験談なども描いてみたいです。ほかにも、クラウドソーシングなどを通してイラストのお仕事ができるようになれば、と思います。

（マグミクス編集部）