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『ワンピース』一味の影に「埋もれた」モブキャラの活躍3選 敵にひれ伏すことで民を守った!

マグミクス / 2022年12月30日 11時50分

『ワンピース』一味の影に「埋もれた」モブキャラの活躍3選 敵にひれ伏すことで民を守った!

■悪政に抗う者もいれば、王にひれ伏すことで民を守る者も…

 人気マンガ『ONE PIECE』ではルフィたち麦わらの一味がアツいバトルを繰り広げる一方で、モブキャラたちの知られざる戦いが垣間見えることもありました。たとえば百計のクロとの戦いが描かれた「シロップ村編」では、ウソップ海賊団のたまねぎ、にんじん、ピーマンが大健闘。クロネコ海賊団から村一番のお嬢様であるカヤを守り抜きましたが、彼らの頑張りを村の人たちは知りません。わざわざみんなに話して恐怖を与える必要はないと、一連の出来事を村人たちに伏せているからです。今回は彼らのように、知られざる戦いに身を投じたモブキャラをご紹介しましょう。

●国のために、秘密の任務をこなした「イガラム」

 イガラムはアラバスタ王国の護衛隊長を務める人物で、クラシック音楽のバッハを思わせる巻き髪が特徴的。初登場時はウイスキーピークの町長・イガラッポイとしてルフィたちの前に現れましたが、のちに秘密犯罪会社「バロックワークス」のエージェント・Mr.8としてゾロと対峙する展開に。しかし実際はそれすらも仮の姿で、アラバスタ王国の王女・ビビとともにバロックワークスに潜入し、クロコダイルの正体を調査していたことが明らかになりました。

 もともとアラバスタ王国は「偉大なる航路(グランドライン)」有数の文明大国と称される平和な国でしたが、バロックワークスの工作によって暴動が起きるように。王国を脅かす黒幕とその目的を掴むために、ビビとイガラムは人知れずバロックワークスに潜入していたのです。

 またその正体がバロックワークスにバレた際には、ビビを逃がすためにイガラムが囮を買って出るといった一幕も。自らを犠牲にしてでも王女を逃がそうとした彼の忠義心には、多くの人が心打たれたことでしょう。

■「冬島編」を彩った立役者の言葉に涙…

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●誰よりも国を想い、悪政に抗った男「ドルトン」

 チョッパーが登場する「冬島編」といえばシリーズ屈指の名エピソードとして知られており、特にDr.ヒルルクの最期には多くの人が涙を流したのではないでしょうか。しかし彼が見事な生き様を見せつけた一方で、人知れず悪政に抗った人物がいます。その人物こそ、ウシウシの実の能力者・ドルトンなのです。

 ドルトンはドラム王国の国王・ワポルの部下でありながら、誰よりも国のことを想い、ワポルの政治に疑問を抱いていました。ヒルルクの「人はいつ死ぬのか?」という問答にはひとり涙を流し、チョッパーがワポルに攻撃しようとした際には非礼を詫びると同時に、「もうこれ以上……この国の犠牲になるな!!!」と説得して追い返しています。

 もちろんワポルはこれを許さず、ドルトンを責め立てますが、「黙れ!!!!」「まだわからないのか!!!このイカれた国を救おうとしたたったひとりの男が今死んだのだ!!!」と反論。そして「我々が国民の上に立っている限り 国を立て直すことなどできるものか!!!」「この国の医療がどこまで発達しようとも……!!!いつまで薬の研究を続けようとも バカにつける薬はないのだから!!!!」と反旗を翻し、ひとりワポルに立ち向かったのでした。

●敵側にひれ伏すことで民を守ろうした「マッキンリー」

 ドルトンが悪政に抗う一方で、敵側にひれ伏すことで民を守ろうとする人物も。「空島編」に登場したスカイピアの治安を守るホワイトベレー隊の隊長・マッキンリーです。はじめマッキンリーは不法入国もとい公務執行妨害としてルフィたちに雲流し(死刑)を言い渡し、擁護しようとしたコニスに対しても「犯罪者をかばう言動に聞こえますよ」と威圧していました。

 しかし彼がここまでエネルに忠義を尽くすのも、全ては島民を守るため。島に残ることで人々を護衛する方法もあると信じ、もともとはガン・フォールに仕えた身でありながら島を乗っ取ったエネルに従っていたのです。そんな彼の思いが明かされたのは単行本30巻に収録された第279話でのことで、「……だが結局 その手段もみじめなもの……!!!!」「情けなし……!!! 情けなし……!!!」と涙ながらに悔しさを滲ませていました。

エネルに従いつつも民を守り続けたマッキンリーに対し、ファンの間でも「ただの噛ませかと思いきや、実は男気溢れるキャラだと判明する例のシーンはいつ見ても泣ける」「誤解や恥が生じても、民を守ろうとするマッキンリー隊長の格好良さよ……」といった称賛の声が少なくありません。

 メインキャラの迫力ある戦いについ目が行きがちですが、実はモブキャラたちも彼らなりの信念を貫いて戦いに身を投じています。キャラひとりひとりにちゃんとしたドラマがあるのも、『ONE PIECE』の見どころだといえるでしょう。

(ハララ書房)

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