「大人も泣ける」子供向けアニメ映画3選 ちびっ子にはテーマが重すぎ?
マグミクス / 2022年11月11日 15時10分
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■大人のほうがむしろ楽しめる? 懐かしの名作劇場版アニメ
映画館で初めて見る映画はいつもテレビで見ていたお馴染みのアニメの劇場版。そして、映画館の隣の席には親がいた……。という人は少なくないのではないでしょうか。子ども向けアニメの劇場版のなかでも、今もなお語り継がれる名作が相次いで公開された「黄金期」に小学生時代に出会った「子世代」がいます。そして彼らは現在、第一子の出産平均年齢である30.9歳を迎え、親になる人が増えています。全作品が名作故にすべての作品でリメイク版が公開されていますが、当時の自分を思い返すならオリジナル版よりほかはないでしょうか。
●『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1998年 公開)
いつの時代も子どもに大人気の『ポケットモンスター』の劇場版第1作です。当時、小学一年生だった人は30〜31歳になっている計算になります。後述する伝説的な2作品もこの世代がおおよそ小学生時代に公開されているので、この記事では「大人も泣けるアニメ映画の黄金世代」とまとめました。
『ミュウツーの逆襲』のテーマは「復讐」と「存在意義(アイデンティティ)」。遺伝子操作で生まれた敵役のミュウツーの葛藤ゆえの逆襲を描くなど20作品を超えるポケモン映画のなかでも、特に重いテーマを扱っています。その主題ゆえに当時から「子どもの付き添いの親向けの映画」といわれることは珍しくありませんでした。
商業的にも『ミュウツーの逆襲』は後続作品に大きな影響を与えています。国内の観客動員数は約650万人、興行収入は70億円超。世界中で公開され、全米での興行収入は約8000万ドルを記録しています。1998年から2020年まで毎年、新作のポケモン映画が公開される礎となった重要な作品といえるでしょう。
2019年にはリメイク版の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』が公開されており、オリジナルに忠実なストーリーと美しいフル3DCGは一見の価値があります。ただ、旧作の荒々しさや不思議な手作り感までは再現できていないため、もし「あの頃の自分」との受け取り方を比べてみたいのであれば、オリジナル版を視聴してみてはいかがでしょうか。
●『映画ドラえもん おばあちゃんの思い出』(2000年 公開)
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』と同時上映されたおよそ25分程度の短編映画です。のび太が幼い頃に死別したおばあちゃんにタイムマシンで会いに行くストーリーで、題材の時点で同じ同時上映作品である『帰ってきたドラえもん』、『のび太の結婚前夜』と合わせて「親も子どもも感動させにきている」といつの時代も評価の高い作品です。
当時はおばあちゃんが健在だったとしても、上映されてから約20年経った現在は『おばあちゃんの思い出』ののび太と同じ経験や後悔を抱いた人は増えているでしょう。また、親になってから初めて気付く「おばあちゃん像」もあるかもしれません。家庭の事情は人それぞれですが、おばあちゃんがのび太に送る柔らかな愛情はきっと親になった自分も、当時はいなかった子どもにも「気付き」を与えてくれるのではないでしょうか。
同作品はテレビ版やリメイク版もありますが、秋のノスタルジックで静謐でありつつも温かな雰囲気は2000年版ならでは。大山のぶ代さんが声優で、現代の『ドラえもん』の声優陣とは異なるので子どもにとっては違和感があるかもしれませんがおすすめです。
●『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(2002年 公開)
『クレヨンしんちゃん』の映画作品第10作目。ギャグはもちろん、ストーリーや時代考証の評価が高く、タイムスリップもののエンタメ作品として『クレヨンしんちゃん』映画のなかでも屈指の人気作品です。しんちゃんと不思議な友情を育む井尻又兵衛由俊との関係や、又兵衛と廉姫の不器用な恋慕も魅力。誰もが一緒に楽しめる作品なので、きっとあの頃のように子どもと一緒に笑ったり泣いたりできるのではないでしょうか。
同作品は『BALLAD -名もなき恋のうた-』と銘打って実写映画化されています。主演は草なぎ剛と新垣結衣。合戦シーンなどはレベルが高く一見の価値はあるものの、オリジナルとは雰囲気などが大きく異なっているため、まずは「クレヨンしんちゃん版」を視聴することをおすすめします。
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