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あなたは「エリクサー症候群」? 便利だけど希少なアイテム、「使える派」と「使えない派」を調査!【アンケート実施】

マグミクス / 2022年11月21日 17時10分

あなたは「エリクサー症候群」? 便利だけど希少なアイテム、「使える派」と「使えない派」を調査!【アンケート実施】

■貴重なアイテムの使用をためらう……そんなあなたは「エリクサー症候群」かも?

 ゲームのプレイスタイルは人それぞれ。同じゲームを遊んでいても、向き合う姿勢や楽しむポイントが全く異なることも珍しくありません。趣味嗜好だけでなく、性格がプレイスタイルに反映され、その体験はプレイヤーの数だけ違いがあると言ってもいいほどです。

 そんなプレイスタイルは時に足枷となるものもあり、なかでも有名なのが「エリクサー症候群」です。これは、「使えば便利だけど、入手しにくい貴重なアイテムが使えない」という状態を指す言葉で、楽しみ方というよりも「性分」に近いのかもしれません。

 実際の病ではありませんが、人によってはかなり強制力があり、最強のラスボスが相手でも使えない、というプレイヤーもいるほど。貴重なアイテムでも気にせず使える人からすれば、「これ以上強い敵なんていないのに……」と思われるかもしれませんが、それを分かった上でも使えないのが、この「エリクサー症候群」の厄介なところです。

 果たしてこの症候群に罹患すると、どのようなプレイになってしまうのか。その特徴的な例を、今回3つ紹介します。

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』に登場する「星のオーブ」は、武器が消耗しなくなる夢のようなアイテム

●回復は「魔法」で乗り切りたい!

 この性分の名前になっている「エリクサー」は、貴重なアイテムの代名詞的な存在。効果はゲームによってまちまちですが、HPやMPが全回復するほどの恩恵を受けられる場合もあります。もちろん、これだけ便利なアイテムが使い放題なわけがなく、入手できる数が限られているケースがほとんどです。

「エリクサー症候群」に罹った人は、「エリクサー」のように貴重なアイテムを使えません。その理由は「もったいない」から「もっと強いボスに備えて取っておく」までさまざまですが、使わない以上、別の手段でHPの回復などを賄(まかな)う必要があります。

 そんな時に選ばれやすい手段が、「回復魔法」です。ゲームによって扱いが変わる場合もあるものの、魔法は「MP」を使用して発動します。この「MP」は寝ると回復するケースが多い=取り返しが容易なので、「エリクサー症候群」のプレイヤーにうってつけです。

 もちろん、一般的なプレイでも回復魔法は多用されますが、「エリクサー症候群」の場合はその比重がかなり重く、パーティの編成を自由に組めるゲームでも、回復魔法が使えるキャラを必ずひとりは加えますし、ゆとりがあればふたり以上入れたりもします。

 また、「MP」は回復魔法に回したいので、攻撃系の魔法を出来るだけ使わず、可能な限り温存するといった「エリクサー症候群」罹患者も少なくありません。

●お金で解決できるって素晴らしい!

 回復魔法で補うといっても、常にその戦法が通じるとは限りません。その場合、もうひとつの手段「お金で解決」を採用する人もいます。お金といってもリアルマネーではなく、そのゲームのなかで得られる「ゲーム内通貨」です。

 劇的な効果のあるアイテムは貴重ですが、効果が少な目なアイテムは店でいくらでも購入可能。例えば、「ポーション」という回復効果が最も少なく、また安く買えるアイテムがあった場合、これを限界まで買い込むという「エリクサー症候群」罹患者もいます。

「ゲーム内通貨だって、貴重なのでは?」と思われるかもしれませんが、敵を倒せばお金が得られるゲームであれば、時間さえかければゲーム内通貨は稼ぎ放題。入手機会が限られる「エリクサー」と比べれば、ゲーム内通貨を使う際の精神的負担はないも同然です。

 1回の回復量が少なくとも、一度に大量の「ポーション」を使えば、その回復量もバカになりません。99個(そのゲームで持ち運べる最大値)の「ポーション」を抱えてダンジョンに挑むプレイヤーを見かけたら、その人は「エリクサー症候群」かもしれません。

●使ってもなくならない、特別な効果があるアイテムが大好き!

 魔法やゲーム内でいくらでも買えるアイテムで解決する──それも「エリクサー症候群」にかかっているプレイヤーが選びやすい手段ですが、それらと同等以上に好むのが、「特別な効果のある、壊れないアイテム」です。

 多くのRPGでは、武具以外のアイテムは使用したら無くなるもの(いわゆる消費アイテム)が大半です。そして、貴重なアイテムがなくならないよう、使わずに大事に取っておくのが「エリクサー症候群」。なので、「使ってもなくならないアイテム」があれば、この症候群にかかっていても気軽に使いまくれます。

「使ってもなくならないアイテム」で特に有名なのは、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に出てくる「けんじゃのいし」です。このアイテムを戦闘中に使うと、なんと味方全員のHPがある程度回復します。これがいくらでも使い放題なので、気が付けば毎ターン「けんじゃのいし」を使うだけのキャラクターがいる、といった状態が続くことも珍しくありません。

 同作だと、このほかにも攻撃呪文と同等の効果を発揮する「いかずちのつえ」や、使うとHPが回復する「ちからのたて」などがあり、こういったアイテムを駆使するとMPの消耗を軽減でき、消費アイテムを使わずともプレイがかなり楽になります。

 MPを回復に回したり、購入できるアイテムで補ったり、便利なアイテムを活用する──そういったプレイのひとつひとつは、一般的なプレイヤーも選ぶ道です。が、「エリクサー症候群」罹患者の場合はその偏りが特に顕著で、時に効率すら無視し、貴重なアイテムを一切使わず、リカバリー可能な手段のみにこだわり続けてプレイします。

 これを自縄自縛と捉えるか、好んで選ぶプレイスタイルと取るかは、見る者によって変わります。ですが、「エリクサー症候群」にかかっている側からすれば、貴重なアイテムを「使わないこと」が、最もストレスの少ない道なのです。

(臥待)

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