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『チェンソーマン』OPはほとんど映画ネタ? 細かすぎてネット特定班が大盛り上がり

マグミクス / 2022年11月15日 20時40分

『チェンソーマン』OPはほとんど映画ネタ? 細かすぎてネット特定班が大盛り上がり

■録画でも絶対に飛ばせない、小ネタ満載のOP

 斬新な展開や演出の数々で話題を呼び、原作マンガが累計発行部数1600万部を突破するなど、人気を集める『チェンソーマン』は、2022年10月から開始のTVアニメ放送も毎週話題になっています。なかでも、米津玄師さんが手掛ける「KICK BACK」が流れるOPアニメーションが、「映画オマージュの宝庫」と話題です。

 もともと原作マンガにも映画のパロディを匂わすシーンが数多くあり、作者の藤本タツキ先生も映画好きであることを公言していました。また、アニメで脚本を担当している瀬古浩司さんも、原作は「映画的なマンガ」と評しています。そんな同作は、案の定というべきかOPが映画ネタだらけで話題となり、放送後さっそくネット上で各シーンの特定報告がにぎわいました。

 たとえば、冒頭の交差点をデンジやマキマたちが黒スーツで歩いていく場面は、クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス』の強盗たちが歩くOPクレジットそっくりですし、そのカットの後、少年時代のデンジが墓地でポチタを抱いている姿は、ホラーの名作『悪魔のいけにえ』の冒頭の死体が置かれた墓の場面を再現しています。続いて、岸辺が銃を向けるカットは『パルプ・フィクション』でサミュエル・L・ジャクソン演じる殺し屋ジュールスが銃を構える場面と構図がほぼ同じで、チェンソーマンと敵キャラ・サムライソードが井戸に飛び込みながら一戦を交えるシーンは、『貞子vs伽椰子』の終盤の名シーンであると特定されていました。

 さらに、暴力の魔人がベッドに腰かけて靴を脱いでいるシーンは、『ノーカントリー』のワンシーンでの殺し屋・シガーの仕草を再現、アキとデンジが車に乗っているシーンは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオマージュ説が濃厚。OP終盤でパワーが金色の玉をハンマーで吹っ飛ばす場面は、『ファイト・クラブ』のテロリストたちが街中で鉄球を転がす場面へのオマージュと見られています。かなり細かくカットが切り替わるOP映像ですが、他にも『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』『女優霊』『ジェイコブス・ラダー』『コンスタンティン』など、多数の映画にオマージュが捧げられていました。

 その他、水着姿のパワーのカットに出る「PoWeR」の文字のフォントや配色が、『ソー:ラブ&サンダー』のポスタービジュアルのタイトルロゴと酷似していたり、ボウリングの玉を拭くデンジたちのカットも『ビッグ・リボウスキ』に同様のシーンが存在したりと、そのオマージュの細かさに驚く人が続出。ちなみに藤本先生は『チェンソーマン』の単行本作者コメント欄でも、「○○大好き!」とさまざまな作品の名前を挙げており、『悪魔のいけにえ』や『貞子VS伽椰子』なども登場しています。

 また、爆発を背に歩き出すパワーの姿など、藤本先生の過去作『さよなら絵梨』と似たシーンまで発見されており、「セルフオマージュもあって興奮した!」「Twitterにパロディ特定厨がいっぱいいて助かる」「映画とかのパロディでOP胸アツすぎてやばい」「OPが映画作品のオマージュだらけ。作者が好きな映画かき集めたんだろうな」「MAPPAが藤本先生の趣味を完全理解している」などと、反響が集まっています。今後の本編も、『ヘルボーイ』の敵キャラ・クロエネンが元ネタと言われるサムライソードが登場したり、藤本先生が韓国ホラー『哭声/コクソン』を参考にしたと公言したマキマの「遠隔攻撃」シーンが描かれたりと、映画好きならニヤリとする予想が目白押しです。

(マグミクス編集部)

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