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「友達と会う」は浮気? ゲイカップル、社会と断絶していった理由は「ありがち」なのか

マグミクス / 2022年11月26日 16時10分

「友達と会う」は浮気? ゲイカップル、社会と断絶していった理由は「ありがち」なのか

■「友達と会う」←浮気だと思っちゃう?

 ゲイのカップルの「あるある」について描いたマンガ「ありがち?友達が減った理由…」が、Instagramで600以上のいいねを集め話題となっています。ささいなことをきっかけに、社会との交流を少しずつ絶っていったゲイカップル。しかし、ふたりだけの居心地が良かった生活に、次第に閉塞感をおぼえるようになり……という内容で、「あるある!」「勉強になります」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、ブロガーのヨハヌンさんです。Instagramやブログ「ヨハヌンのガチャみたいな漫画ブログ」でマンガを発表しています。ヨハヌンさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 2021年9月頃から「隠れゲイ」をテーマに、エッセイ調のマンガを描き始めました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

「ダ・ヴィンチWeb」で『いや、目の前にいるやつ、ゲイなんだけどね。』という作品を連載しておりまして、そのなかで「6年間付き合った人と別れた話」を描きました。当時いっしょに住んでいたエピソードは詳しく描ききれなかったため、別途SNSで描くことにしました。

ーー浮気を疑ってけんかすることはよくあったのですか?

 休日もほとんどふたりで過ごしていたので、大きなけんかになったことは少なかったです。お互いに嫌みっぽく言い合ったことは多々ありましたが。

ーーけんかになってしまったとき、いつもどのように解決していましたか?

 なんとなく解決することが多かった気がします。けんかになるときは、どちらかが感情的になっていたことが多かったので、話し合うにしても、いったん落ち着いてから話していました。

ーーパートナーと一緒にいて良かったなと感じる瞬間はどのようなときでしたか?

 当時、仕事が激務だったのですが、家に帰ったらくだらない話をしてくれたり、食事を作って待っていてくれたり、気分が沈んでいたとしても元気にしてくれたりしたことだと思います。ひとりでは、仕事のことばかり考えて、気がめいっていたと思います。

ーー社会との交流を減らしたことで、どのようなときに閉塞感がありましたか?

 最後の方は、毎日のように閉塞感がありました。お互いにゲイを隠して生活していたので、家族や身近な友人にも男性と付き合っていることは伝えていませんでした。もともと、自分が友人と過ごすことが好きな性格だったこともあり、なおさら閉塞感が強まっていたような気もします。

ーーSNSでマンガの発信を始めて、良かったことはありますか?

「描いてくれて、ありがとう」のように感謝のコメントをいただくと、描いた甲斐があったなと思います。また、ゲイではない方からもフラットにコメントをいただくことが多く、とてもうれしいです。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「男と女でもよくある」といった意見や、「ほぼ自分と同じ人生」など、いろいろな意見があって面白いです。人に話したことのないエピソードが多いので、コメントを読んで「そうだったんだ」と気付かされることも多く、良い刺激になっています。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 現在は日常エッセイを中心に描いているのですが、イラストの練習をしながら一次創作にもチャレンジしていきたいなと思っています。

(マグミクス編集部)

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