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『ワンピース』全巻を読むのに「コスパ最強」の方法は? 「漫喫」以上にお得な手段も

マグミクス / 2022年11月18日 17時10分

『ワンピース』全巻を読むのに「コスパ最強」の方法は? 「漫喫」以上にお得な手段も

■今から『ONE PIECE』に追いつきたい人がとるべき手段は?

 日本のマンガ文化は昔から盛んで、近年はWeb配信の作品も増えて、ますますその数が増えています。話題になっていて読みたい作品には事欠きませんが、どうしても悩むのが、マンガ全巻を読むのにかかるコストの問題です。なるべく多くの作品を読みたいマンガ好きならば、頻繁に悩まされる問題でしょう。では、最もコスパのいい方法は何なのでしょうか?

 マンガによって巻数や収納スペースにも差が出るので、今回は世界一の大ヒットマンガ『ONE PIECE』全巻(既刊104巻)を読むには、どの方法がコスパがいいのか、比較します。

●紙の単行本を買う場合

 まず、当たり前ですが「定価で紙の単行本を買う」のはいちばんポピュラーな購読方法でしょう。『ONE PIECE』単行本の定価は一巻当たり484円(税込)、104巻は528円(税込)のため、定価で新品を104冊買うと5万380円です。

 また、中古は価格にばらつきがありますが、「漫画全巻ドットコム」「ネットオフ」「BOOKOFF」「楽天」の大手4社で比較したところ、調査時点(2022年11月18日)ではブックオフのまとめ買いで2万9788円が最安でした。

 また、電子版の場合は各販売店でポイントバックなどのキャンペーンをやっている場合があるので、タイミングによっては中古を買うより、電子版をまとめ買いした方が安くなることもあります。なかでも、Amebaマンガは調査時点で「100冊までALL40%OFF(新規会員登録でおひとり様1回限り)」のキャンペーンを展開しており、1冊定価418コインが100巻までは251コイン、全巻2万6810円で購入できる計算(104巻は未配信なので推定)でした。クーポンの有効期限は5日のため、取得したらすぐに『ONE PIECE』を買いましょう。

●宅配レンタルで読む場合

『ONE PIECE』に限りませんが、いきなり全巻を購入してしまうと、マンガが好みに合わなかったり、何らかの事情で忙しくなって読むひまがなくなったりした場合に、損をする危険性があります。そうならないためには、「レンタルで読む」という手段が有効です。

 宅配レンタルサービスはいくつかありますが、最安は「DMM DVD/CDレンタル」のサービスで、往復送料込みで計算すると1万4480円でした。DMMは全国一律往復送料固定ですが、いちどに送付できるのは50冊までで、3回に分けて送ってもらう形になります。30冊以上の場合は20泊21日でレンタルできるため、1日5冊のペースで十分に読み切れるはずです。セールで電子版を買うよりも、さらに安いですね。

●マンガ喫茶で読む場合

 レンタルのほかに、マンガ喫茶を利用するという手段もあります。マンガ1冊を読破する時間には個人差があるので、とりあえずマンガ喫茶を24時間利用した場合の料金を調べました。都内では「アプレシオ」の「1day利用」が、税込み1980円で最安です。

『ONE PIECE』は、巻を追うごとに登場人物も増え、話も複雑化していく傾向にあり、普通のマンガよりも読むのに時間がかかると感じる人が多いようです。マンガ1冊の平均的読破時間は15~20分程度と言われていますが、『ONE PIECE』は平均1冊40分かかると仮定しましょう。また、マンガ喫茶利用中の睡眠時間を6時間、食事などの休憩を3時間と仮定します。1冊40分で104冊読み終えるまでに約69時間(2日と21時間)、その他の時間で18時間とすると87時間。余裕をもって4日分で計算しても、1980円×4で7920円、1万円札1枚に対してお釣りが出ます。

 実行するには、わき目もふらずにマンガを読み続ける根性と、何よりまとまった時間が必要ですが、少なくとも買うよりは安いと言えるでしょう。なお、マンガ喫茶は地域によって価格差がかなり大きく、例えば同じアプレシオでも東静岡駅前店は「1day1100円」です。お住いの地域によっては、さらに安く読める可能性があります。

■まだまだある、『ONE PIECE』を読む方法

マンガ好きにとっての夢の施設「立川まんがぱーく」外観。 (C)2013-2022 立川まんがぱーく AllRIGHTS RESERVED.

●マンガ図書館(立川まんがぱーく)で読む場合

「飛騨まんが王国」「京都国際マンガミュージアム」「広島市まんが図書館」など、全国にはマンガ喫茶よりもはるかに安い値段の入場料でマンガが読み放題の、マンガ専門の図書館がいくつかあります。

 なかでも、立川市子ども未来センター内にある「立川まんがぱーく」は時間無制限で大人(高校生以上)400円、小中学生は200円で館内のマンガが読み放題という、夢のような施設です。

 仮に4日連続で開館から閉館(時短営業中 10:00~18:00)までいても、アプレシオの1day利用よりも安いという、驚愕のコスパです。ただし、マンガ喫茶も、マンガ図書館も、「自分以外の利用者が『ONE PIECE』を読んでいない」という状況でないと、一気読みはできないというデメリットがあります。

●アプリで読む場合

 マンガアプリは山ほどありますが、理論上「ONE PIECE 公式漫画アプリ」を使えば、毎日13時に貯まる「ログ」を消費することで、全話無料で読むことができます。ただし本誌掲載からアプリの配信対象になるまでタイムラグがあるのと、1日に獲得できるログは限られているので104巻分無料で読むには相当な時間がかかります。

 アプリはフルカラーのため、その作業分のタイムラグがあるのだと思われます。調査時点で配信されていたのは、99巻まででした。全巻配信されるまで、当分かかりそうです。

 それ以外であれば、「少年ジャンプ+」がおすすめです。不定期にエピソードの完全無料開放が行われているほか、有料の「コイン」ではなく無料でゲットできる「ポイント」で読めるエピソードも多くあります。

 記事執筆時点で『ONE PIECE FILM RED』公開記念で、「少年ジャンプ+」配信分の1047話の内、1~108話(イーストブルー編)、701~806話(ドレスローザ編)の214話が完全無料です。また、それ以外のエピソードも、アプリ内のゲームとCM動画視聴で無料獲得できる、ボーナスコイン30枚分で読めるようになっています。ボーナスが使えず、課金の必要なコインを消費するのは103巻収録分を含む31エピソード分のみで、時間はかかるものの理論上は1000円払えば103巻収録分まで全話読める計算になります。仮に、「少年ジャンプ+」調査時点で未配信の104巻を追加で購入しても1502円です。

 マンガ配信アプリは他にもコミックシーモア、ブックライブ、めちゃコミック、ゼブラック、LINEマンガ、honto、Renta!、ピッコマなどさまざまありますが、『ONE PIECE』を読むなら「ONE PIECE 公式漫画アプリ」か「少年ジャンプ+」を使うのがおすすめです。

 結論ですが、『ONE PIECE』104巻を最安で読む方法は、「立川まんがぱーく」やその他マンガ図書館の徒歩圏内に住んでいる方は図書館施設内で読む、それ以外ならば「ONE PIECE 公式漫画アプリ」「少年ジャンプ+」で読むのが、最もコスパがいいことがわかりました。

 エンタメとは基本的にお金がかかるものだと思いますが、いろいろコスパを考えながら楽しみたいところですね。

(ニコ・トスカーニ)

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