「高校生らしい」バイト先の先輩と居酒屋に行くことに？ オチに「キュンが供給過多すぎる」

■先輩のギャップにキュン！

　長女なこともあり、幼い頃から「私がしっかりしなくては」と毎日気を張って生活していた、大学生の遠野然里（とおの・しかり）。バイト先のカフェでは、バイト歴が1年長い、「高校生らしい」先輩がいて……。

　文之助さん（@argturuinmd）による創作マンガ『先輩は高校生らしい。』がTwitter上で公開されました。いいね数は4.7万を超えており、読者からは「シチュエーションが最高」「『らしい』の意味が変わってる！」「キュンが供給過多すぎる」などの声があがっています。

　作者の文之助さんにお話を聞きました。

ーー『先輩は高校生らしい。』のお話はどのようにして生まれましたか？

　ずっと「年下だと思っていた男の子が実は年上だった」というお話を描きたいとは思いつつ、（コンビニ店員の女の子とそこによく来るお客さん[男の子]など、パターンの候補はいくつかありました）少し長くなりそうだなぁと描くのを渋っていたのですが、たまたま最近になって少し長めのお話を描きたいという気持ちが高まっていたので、「今だ！！！」と思い、勢いで描きました（笑）。

ーー『先輩は高校生らしい。』には、多くの読者がハートを射止められました。このエピソードを描くうえで気を付けた点はありますか？

　年上だと気付いた途端、ちゃんと大人に見えるようにする、というところで、表情を凛々しくさせたり、基本敬語のところ、突然タメ口を使わせる、などは意識して描きました。あとは然里の境遇（長女であること）を描写することで、蒼夜からの言葉がより響けばいいなぁと思いながら描きました。

著：文之助『運命なんかじゃ、きっとない』第1巻（KADOKAWA）

ーー文之助さんは、読者がキュンキュンするラブストーリーを数多く投稿されています。文之助さん本人が身近で感じたキュンエピソードはありますか？

　キュンというジャンルに含めていいのか分からないのですが、手書きのファンレターを先日初めていただいて、その時はキュンという気持ちとともにうれしさで涙が出ました……。

ーーこれまで、文之助さんが投稿したラブコメ作品がたっぷり詰まった『運命なんかじゃ、きっとない』が好評発売中です。本作の見どころをご紹介いただけますか？

『運命なんかじゃ、きっとない』は、今までの自分の作品の総集編と言えます。短編マンガがたくさん収録されていて、気負わず気軽に楽しんでいただけるかなと思っています。読者の方にぜひ、お気に入りのお話を見つけていただきたいです。

　過去、評判の良かった作品から、描き下ろしまでたくさんのキュンを詰め込みました。あまりSNSでは声を大にして言えていないのですが、ぜひ読んでほしいです（笑）。

ーーTwitterなどでの創作活動で、今後挑戦してみたいことはありますか？

　基本、2枚から4枚程度に収まる短編ばかり描いているのですが、長編にも挑戦したいなと思っています。あとはマンガだけでなく、動画のイラストなども機会があればぜひやってみたいです！！

（マグミクス編集部）