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少年マンガで主人公が「瞬殺」された衝撃シーン 鼻息「フン」だけで終わり?

マグミクス / 2022年12月7日 18時10分

少年マンガで主人公が「瞬殺」された衝撃シーン 鼻息「フン」だけで終わり?

■強すぎる! 見せつけられた圧倒的な力の差!

 バトルマンガでは、新たな強敵が登場した際に、その強さを表現するため、主人公が敗北することは珍しくありません。なかには、「瞬殺」と呼べるほどあっという間に勝負がつき、読者が衝撃を受けた戦いも存在しました。

●これが海軍大将の力!ルフィが一瞬で凍って敗北……『ONE PIECE』

『ONE PIECE』では、空島でエネルを倒し、地上に帰還した直後の「ロングリングロングランド編」で、ルフィが瞬殺されるシーンがありました。

 ロングリングロングランドで、フォクシー海賊団に仲間をかけた海賊のゲーム「デービーバックファイト」を挑まれた麦わら海賊団。激闘の末、ゲームに勝利した彼らの前に現れたのは、海軍本部大将・青雉(クザン)でした。海軍でありながら、飄々(ひょうひょう)とした態度で麦わら海賊団と接する青雉は、島に取り残されていた老人を助けたあと、彼らに「やっぱお前ら…今死んどくか」と言い放ちます。青雉が麦わら海賊団の前に現れた目的は、因縁があるロビンの様子を確認することでしたが、海賊団の将来性を危険視したのです。

 バトル勃発後、ゾロやサンジを圧倒する青雉を見て、ルフィは仲間を守るために「一騎討ち」を挑みます。その後、右腕を凍らされた状態のルフィは青雉を空中に蹴り上げ、追撃しようとしますが、青雉の「アイスタイム」によって全身を凍結され、勝負はつきました。空島で強敵・エネルを倒した後だったこともあり、あっという間の敗北で、読者に大きな衝撃を与えています。

 青雉がアラバスタ王国でルフィがクロコダイルを討伐した件を、「借り」と考えていたため、止めを刺されずに済みましたが、海軍大将の強さに驚愕するシーンでした。この戦いはルフィにとって大きな転機となり、彼はその後「おれはもっと強くならなくちゃ仲間を守れねェ……!!」と、強化形態の「ギア」シリーズを身につけています。

●鼻息ひとつで勝負あり? 『トリコ』

「食」をテーマにしたバトルマンガである『トリコ』にも、主人公・トリコが瞬殺されるシーンがありました。

「美食神」アカシアのフルコースを求めて、トリコは人間界から「グルメ界」のエリア8に入ります。そこで彼は、アカシアのフルコースのサラダ「エア」を手に入れるために、グルメ界の頂点に立つ「八王」の一角・馬王ヘラクレスと戦うことになるのです。

 仲間がエアを手に入れるまで、馬王の足止めを申し出たトリコ。しかし、トリコが戦闘態勢に入った直後、馬王が「フン」と鼻息を放ち、トリコの視界は半分になっていました。ひと呼吸すれば、1年は無呼吸で過ごせるという驚異の肺活量を誇る馬王の鼻息は、ひと息でトリコの身体の半分と周囲の地面を吹き飛ばすほどの威力だったのです。

 その後、倒れたトリコは「療水」で復活し、さらに2匹目のグルメ細胞の悪魔である「青鬼」が目を覚まします。しかし、その青鬼も、馬王が息を吸い込むことで周囲を真空状態にする「絶滅の呼吸(デストロイブリーズ)」で、あっさり抑え込まれました。

 馬王に止めを刺される前に、エアの調理が完成したため、辺りに新鮮な空気が充満してトリコは助かります。とはいえ、一息でトリコが戦闘不能にされ、その後も相手にならなかった馬王の強さは圧巻でした。

■神の意表を突く? 「最大トーナメント」優勝者を一撃で沈めた必殺技

刃牙を一瞬で気絶させた柳龍光が表紙の『バキ完全版』 第10巻(秋田書店)

●最も強力な毒ガスは? 『バキ』

 格闘マンガ「刃牙」シリーズの2部『バキ』の「最凶死刑囚編」では、主人公・範馬刃牙をはじめとする地下闘技場戦士たちと、5人の死刑囚たちとの激闘が描かれました。そして、死刑囚のひとりである柳龍光は、 刃牙との初対決を特殊な一撃で終わらせています。

 戦いは用務員に化けて学校に忍び込んだ柳が、刃牙に襲いかかって始まりました。序盤の柳は、鎖鎌を使って攻撃を仕掛けますが、そこに柳と因縁のある合気道の達人・渋川剛気が現れ、刃牙とタッグを組んで戦います。劣勢になった柳ですが、そこから異名である「猛毒 柳」の本領を発揮するのです。

 柳は、構えもせずゆっくりと刃牙に近付くと、「パンッ」と右手を刃牙の顔に当てました。次の瞬間、刃牙は意識を失って崩れ落ちます。柳が使ったのは、掌(てのひら)のなかの酸素濃度を「6%以下」にして、その空気を吸わせることで相手を一瞬で昏倒させる、「空掌」という技でした。

 前述のシーンに比べると、戦闘が始まってから倒されるまでの時間は長いのですが、2対1という言い訳のしようもない状況で、世界中から強者を集めた「最大トーナメント」を制した刃牙が簡単に負けたのは衝撃的でした。刃牙の敗北を知った地下闘技場主催者・徳川は、「ワシが一番悲しんどるンじゃッッ」と泣き叫んでいましたが、彼に共感した方も多いのではないでしょうか。その後、成長した刃牙は柳と再戦して彼を圧倒しますが、さらなる殺人技「毒手」によって、時間差で瀕死のピンチに陥りました。

 いずれも絶望的な場面ではありましたが、その後の主人公のパワーアップにもつながっています。「瞬殺」される演出、そこからの主人公の成長も見どころのエピソードでした。

(SU_BU)

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