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発売から10年「Wii U」は黒歴史だけじゃない? ゲーム業界を揺るがせた任天堂ヒット作3選

マグミクス / 2022年12月8日 7時40分

発売から10年「Wii U」は黒歴史だけじゃない? ゲーム業界を揺るがせた任天堂ヒット作3選

■後世のゲーム業界に影響を与えた「Wii U」の遺産

 2022年12月8日、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii U」は発売から10周年を迎えました。売上台数の少なさやソフト供給スピードの遅さなど、ビジネス面では不振な結果となってしまったWii U。ですが、次世代機「Nintendo Switch」(以下、Switch)の人気獲得にもつながる人気ソフトが複数誕生したのも事実です。

 今回は後世のゲーム業界にインパクトを与えたWii U用ソフトを3本ピックアップ。ゲーム概要を踏まえつつ、その影響力の高さを含めてご紹介します。

●『マリオカート8』(2014年)

 人気レースゲーム「マリオカート」の最新ナンバリング『マリオカート8』。本作は2014年5月にWii U用ソフトとして誕生し、ニンテンドー3DS(以下、3DS)向けに発売された前作からグラフィックの美しさが大幅にパワーアップしました。HD化を果たした本作は、キャラクターの挙動を中心に躍動感も十分。『マリオカートWii』にて実装された「バイク」の追加をはじめ、新たに「反重力」の概念が加わったことで、従来よりもダイナミックな走法が可能になったのです。

 同シリーズの新たなポテンシャルを引き出し、Wii U市場で屈指の売上を叩き出した『マリオカート8』。本作は後継機のSwitchにも移植され、新規キャラクターやコース収録を伴う完全版『マリオカート8 デラックス』として登場しました。現在進行系でSwitchの販売台数をけん引しており、その売上本数は4300万本(世界市場)を超えています。

●『スプラトゥーン』(2015年)

 今や任天堂の看板ブランドと言ってもまったく過言ではない『スプラトゥーン』ですが、その第一作目はWii Uの後期に発売されたことをご存じでしょうか。4対4のチーム戦で繰り広げるサード・パーソン・シューティングゲームとして、本作は2015年5月にデビュー。相手プレイヤーを倒した数で勝敗を競うのではなく、ペイント銃を使って「どれだけ広範囲を塗ることができたか」という、陣取り合戦に近いルールを採用していました。

 色を塗って陣地を奪う斬新な遊び方が多数のユーザーから受け入れられ、『スプラトゥーン』はWii U後期の作品ながら同ハード史上1位のソフト売上を記録。各種システムをブラッシュアップさせた『スプラトゥーン2』、そして2022年9月8日の発売が記憶に新しい『スプラトゥーン3』と、7年にわたってシリーズ展開を継続。2023年の春には、同シリーズの公式大会「スプラトゥーン甲子園」の開催が決定しています。

■ステージ自作で大いに盛り上がった「マリオ」シリーズ異色作

2014年5月29日発売『マリオカート8』。シリーズ初のHD化を果たし、重力を反転させた迫力あふれる走法も実現した。 (C)2014 Nintendo

●『スーパーマリオメーカー』(2015年)

 スーパーマリオの生誕30周年を祝うべく制作された『スーパーマリオメーカー』は、その名の通り、「プレイヤー自身が自由自在にコースを作成できる」点が最大の特徴です。ゲーム内の制作ツールを開けば、「マリオ」シリーズでおなじみのギミックや敵キャラを好きなように配置可能。「辺り一面をクリボーやノコノコが覆い尽くす」「画面外からキラーの雨が飛んでくる」……などなど、プレイヤーのアイデア次第で魅力的なステージを自作することができました。

 自分で制作して楽しむタイプのゲーム作品は過去にも任天堂からリリースされていましたが、「横スクロールアクションのスーパーマリオを作成できる」という点において、本作は唯一無二の存在感を放っていました。

 そのおかげもあってか、『スーパーマリオメーカー』を取り巻くコミュニティは、ネットワークを介した自作コース配布機能を中心に活性化。その後はプラットフォームの垣根を超え、3DSならびにSwitchでも発売される運びとなりました。

(龍田優貴)

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