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『スラムダンク』で映像化してほしい名シーン 秀逸「ギャグ」も映画で見たかった!

マグミクス / 2022年12月12日 15時10分

『スラムダンク』で映像化してほしい名シーン 秀逸「ギャグ」も映画で見たかった!

■山王戦は名シーンの宝庫!

 2022年12月3日(土)より、好評公開中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』が話題を集めています。原作者であり、映画の脚本・監督をつとめた井上雄彦先生は公式パンフレットで、「『スラムダンク』のギャグ要素をカットして製作した」と語っており、実際にカットされてしまった名シーンがいくつかありました。

 原作ファンからはさまざまな意見があがっている、映画『THE FIRST SLAM DUNK』では描かれなかった、山王戦での名シーンを振り返ります。

 ※この記事は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のストーリーに関するネタバレはありませんが、映画で描かれなかった要素についての記述がありますのでご注意下さい。

●「お前は鰈(かれい)だ 泥にまみれろよ」

『スラムダンク』ファンの多くが「山王戦を描くなら!」と期待していたであろうシーンは、魚住の「かつらむき」ではないでしょうか? 山王戦が始まってすぐ、河田を意識しすぎるあまり、普段通りの動きができなくなってしまった赤木。河田のレベルの高さに「俺は勝てるのか?」と激しく動揺した赤木は無理な体勢からダンクをし、転倒してしまいます。

 動揺するあまり転倒してしまった赤木のもとで、突然、板前の格好をした魚住が、「かつらむき」をはじめる伝説のシーンです。あのシーンは何度読んでも笑ってしまうほどシュールですが、「お前は鰈だ 泥にまみれろよ」という魚住のセリフから、赤木がふっきれた名シーンでもありました。映画を観たファンからは「少し寂しい」「かつらむき、見たかったな……」という声があがっていました。

●「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ。それがわからねぇうちはおめーには負ける気がしねぇ。」

 流川が沢北との「1対1」に勝つうえで、仙道と流川の「1対1」も欠かせないシーンでしょう。「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ。」という仙道のセリフからヒントを得て、流川は「仲間へのパス」という新たな選択肢を手に入れました。

 湘北高校のメンバーや、神奈川県の選手たちにとって「我が道を行く」流川がパスを出したことはかなりの異例の事態だったため、神奈川県関係者がざわついたシーンでもあります。

 流川が「味方にパス」を出したことにより、沢北との「1対1」でやっと純粋な能力勝負をすることができました。その後は、沢北とほぼ互角の戦いを繰り広げ、観客や読者の気持ちを熱くさせました。ファンからは「次の映画があれば、ぜひやってほしい」という声があがっています。

■ゴリラが泣いた! キャプテン・赤木につられて涙したシーンといえば?

●「なぜ こんなことを思い出してる バカめ」

 続いては、チームメイトにも自分自身にも厳しく接し、ストイックに鍛え続けた赤木が、ベンチで泣いた名シーンです。相手が王者・山王であろうが当然のように勝利へ向かっていくチームメイトたちを見て、味方の頼もしさに涙を流した赤木。このシーンは、泣いている赤木を見つけたチームメイトが「勝つ気はないのか!」と怒りだしたため、ギャグっぽく締められています。

 しかし、赤木の涙につられて泣いてしまった読者も多かったのではないでしょうか? ひたすら実直に努力し続けた赤木が報われた瞬間であり、「最高のチーム」と赤木が改めて実感したこのシーンは、何度でも読み返さずにはいられない、名シーンです。

 実際に観たファンからは「赤木の涙がないのは残念だけど、赤木の感情はそのまま描かれていてさすが井上先生って思った」などの称賛の声も多くあがっています。

●「大好きです 今度は嘘じゃないっす」

 桜木花道が晴子さんへの想い以上に「バスケが好きだ!」と言葉にした感動的なシーンです。背中の痛みで倒れてしまった桜木が、約4か月間のバスケット人生を走馬灯のように振り返ったシーン。前に晴子から問いかけられた「バスケットは好きですか?」という問いを思い出し、桜木が「今度は嘘じゃないっす」とバスケへの熱い想いを語ったシーンです。

 晴子さんがきっかけでスタートした桜木のバスケット人生が、晴子さんのためではなくなった瞬間でもありました。少し前からバスケットマンとして努力してきた桜木が、バスケへの愛をはっきりと語り、「ああ、正真正銘バスケットマンだ……」と、感慨深さを感じた読者も少なくないはずです。

●「ダンコたる決意ってのができたよ」

 背中の痛みをこらえながら、「それでも試合に出場する」という決意が表現された桜木のセリフです。山王戦の前日に、山王と海南の試合を見て、葉を失う湘北の選手たちに「何が起きようと揺らぐことのない、断固たる決意が必要なんだ!」と語った安西先生。

 その安西先生の言葉に、山王戦の終盤で「やっとできたぜ」と答える桜木の横顔は、どんなイケメンにも負けないほどのかっこよさでした。「断固」を「ダンコ」という点に桜木らしさを感じつつ、まっすぐすぎる桜木の態度に感動を覚えた読者は多いはずです。

 映画では、言葉にこそ出さなかったものの、「決意を決めた桜木のまなざしはそのままだった」と、名シーンの雰囲気を体感したファンもいました。

(マグミクス編集部)

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