ジャンプ大ヒット漫画家の「ツウなら読んでる」初連載作3選 「『チェンソーマン』の10倍人を選ぶ」

■初連載でもすでに人気マンガの片鱗が……

「週刊少年ジャンプ」や「少年ジャンプ＋」では多くの超人気漫画家が活躍しています。現在は誰もが知っている漫画家であっても、初期の連載作品があるもの。そんな時期の作品を知れば、現在の作品への理解もさらに深くなります。そこで今回は、大ヒットジャンプ漫画家たちが描く「初連載作品」を3つ紹介します。

　第2部の連載が開始され、2022年10月からTVアニメも放送されている『チェンソーマン』。今もっともホットな作品を描く藤本タツキ先生の初連載は『ファイアパンチ』でした。「氷の魔女」によって雪と飢餓と狂気に覆われた世界を舞台にした、肉体の再生能力を持つ主人公・アグニの物語です。冒頭から腕を切断したり、炎で焼かれたりと過激な描写が散りばめられており、『チェンソーマン』同様に異彩を放っています。ネット上では「『チェンソーマン』の10倍くらい人を選ぶけど、マジでおススメ」と絶賛する声が多数見られました。

　古舘春一先生が原作の『ハイキュー！！』は、アニメ第5期と劇場版2部作の制作が決定しているなど根強い人気を誇る作品です。そんな古舘先生の初連載は『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』です。

　怪奇事件を解決してくれるという噂を聞いた中島真は、幻の生徒「四ッ谷先輩」にお願いしにいくことに……。ハツラツな雰囲気がある『ハイキュー！！』とは対照的に、怪談、幽霊、事件とやや暗めのトーンの作品です。ちょっと違った作風の古舘先生が楽しめますよ。

『僕のヒーローアカデミア』は2022年10月からアニメ第6期が放映を開始し、これからの展開にも目が離せません。そんな『僕のヒーローアカデミア』を描く堀越耕平先生は、『逢魔ヶ刻動物園』で初連載していました。

　いつも失敗ばかりのドジ女・蒼井華が動物園のアルバイト面接にいくと、なぜかウサギ顔の園長やしゃべる動物たちがいて……。ハイテンションなやり取りは『僕のヒーローアカデミア』の原点ともいえるでしょう。実はアニメ版『僕のヒーローアカデミア』には、『逢魔ヶ刻動物園』のキャラがモブで登場していたことも。初連載を知っている人だけの隠れたファンサービスです。

（マグミクス編集部）