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本編より笑える?『銀魂』空知先生のクセ強エピソード 「皆に愛されすぎ」

マグミクス / 2022年12月12日 20時20分

本編より笑える?『銀魂』空知先生のクセ強エピソード 「皆に愛されすぎ」

■ファンから愛されている空知英秋先生の人徳

 人気マンガ『銀魂』の作者として知られる漫画家・空知英秋先生は、ご自身がかなり個性的なこともファンの間で有名です。これまでの担当者たちからは、「空知先生はリアル銀さん」とも言われています。

「週刊少年ジャンプ」で2004年から約15年にわたる長期連載を続け、幅広い世代に愛されてきたマンガ『銀魂』。2019年に原作コミックが完結した後も、TVアニメ・映画と勢いは衰えず、2021年の映画『銀魂 THE FINAL』は公開から2カ月ほどで、歴代シリーズ最高の興行収入となる17億4000万円を突破しました。

 そんな人気マンガを生み出した空知先生は「ゴリラ作者」としても親しまれ、作者の似顔絵イラストにはいつも鼻をほじるゴリラが登場します。空知先生の「ゴリラ」のイメージは海外でも定着しており、2013年に中国で生まれたゴリラの名前を公募したところ「空知英秋」という名前が人気を集め、話題を呼びました。

 そもそも、空知先生のキャラクターが注目されたのは、読者からの「質問コーナー」でした。漫画家志望の若者を励ますなどの心温まるメッセージに混じり、毒舌や自虐を交えて、最後はみんなを笑わせてくれるクセとキレのあるコメントが読者の心をつかんでいます。

「映画の原作使用料の安さを自虐した後、『単行本も買って印税でヒルズに住まわせてください。』の返答がクソ笑った」「『陸奥宗光(陸奥のモデル)は土佐出身ではありません』って言われて、『その前に幕末に宇宙人はいません。しっかり勉強したまえ。』の返しが秀逸」「あの独特の手書きの字も好き」「たまに本編より笑っちゃう」と、単行本を買う楽しみになっていたようです。

 また、コミックの作者コメントでは「長い間アニメ銀魂をご愛顧いただきありがとうございました。そして、長い間俺の印税収入の糧になってくれてありがとうございました。アニメ銀魂 君達の事は忘れても通帳に刻まれた数字は忘れないから」と、最後までファンのツボをしっかり抑え、期待を裏切らない挨拶も残しています。

 大ヒットした実写版『銀魂』の制作発表の際も、空知先生はやはり普通のコメントはしませんでした。「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になります」と、自作ディスで読者の笑いを誘い、映画公開時に作られた「映画 銀魂 SILVER MEMORIES ビジュアルブック」には、「皆さんがこの本を手にする頃には既に映画は公開され ヤフーレビュー等で袋叩きになり やっぱり銀魂は空知先生が一番だなという書き込みを読んで僕がほくそ笑んでいる頃でしょうが」とコメント。「空知先生の言葉のおかげで、いい感じにハードル下げて見られた」「ちゃんと笑いも取りつつ実写版に関わった人にリスペクトあるのがさすが」と、こちらも話題となりました。

 その他、実写版の撮影時、シャイな性格で現場見学を直前でやめようとした空知先生を、主演の小栗旬さんが「先生に来ていただけなけないなら、小栗旬之介(第二百三十六訓に登場したパロディキャラ)の件で訴訟を起こしてもいい」と、脅しをかけて現場に来させたエピソードも、ファンの間で人気です。「他の実写化の現場では絶対にありえない出来事」「小栗旬も空知先生も面白過ぎる」「小栗旬之介、ゴリゴリにイジられてたし、訴えられたらマジで負けるんでは」と、語り草になっています。

『銀魂 THE FINAL』公開時に、歴代編集者がインタビューに答えた際、4代目&6代目担当の本田佑行さんは「(空知先生は)締切前は世界で1番嫌いになるけど、また好きになってしまう」と語っていました。また、初代担当の大西恒平さんは「最後まで付き合ってもらえるというのは、作家の人徳なのかもしれません。『しょうがないから付き合ってやる』と思わせられるものが作家にあったのではないでしょうか」とコメントするなど、編集者たちからも愛されているようです。

「週刊少年ジャンプ」「少年ジャンプGIGA」と掲載誌を移しても、なかなか完結できず、最後は「銀魂公式アプリ」の掲載で物語を締めくくった『銀魂』ですが、それでも「空知なら仕方ない」「最高に『銀魂』らしい終わり方」「『終わる終わる詐欺』楽しませていただきました」と、なんだかんだ愛されるのは、やはり空知先生の「リアル銀さんな人たらしぶり」もあってこそなのでしょう。

 完結後も、たまにアニメ『銀魂』公式Twitterから、「いぼ痔の具合はどうですか?」とイジられるなど、相変わらず空知先生の愛されぶりは変わりません。そして、2023年3月19日(日)には「銀魂後祭り2023(仮)」の開催も決定しており、『銀魂』ファンたちの熱はまだまだ冷めることがなさそうです。きっと、これからも空知先生は、全力で読者を楽しませてくれるでしょう。

(マグミクス編集部)

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