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「実はミリオンセラー達成」意外なファミコンソフト3選 地味ぃ~…だけど名作?

マグミクス / 2022年12月19日 6時10分

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■100万本を売り上げた意外なファミコンソフト

 約1250本のソフトラインナップを抱える任天堂のファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)。同ハードは『スーパーマリオブラザーズ』(681万本)や『ドラゴンクエストIII』(380万本)など、ソフト売上が100万本を超える“ミリオンセラー作品”を多数生み出しました。

 しかし「マリオ」や「ドラゴンクエスト」などの人気シリーズだけでなく、意外な作品がミリオンセラーを達成していたのもまた事実。そこで今回は、ソフト売上が100万本を超えた意外なファミコンソフトを3本ご紹介します。

●麻雀(213万本)

 ファミコンが市場に向けて発売されたのは1983年7月15日のこと。その1ヶ月後に誕生したのが、同じく任天堂によるファミコン用ソフト『麻雀』です。内容はタイトルの通り、コンピュータ戦に特化したふたり打ちの麻雀ゲーム。既存ルールにやや変更が加えられているものの、プレイヤーの力量に合わせて3つの難易度を選択できます。

 後に麻雀の醍醐味である対人戦が可能となったアーケード版のリリースに加え、書き換え機能で安価に手に入ったディスクシステム版、そして「どうぶつの森」シリーズにも同等の内容が遊べるゲーム内アイテムが実装されました。

 本作が200万本を超えるソフト売上を叩き出した理由はいくつか考えられますが、「ファミコンで麻雀が楽しめる」という理由で購入にいたった……というより、”『麻雀』を交渉材料にして子供が家族にファミコンをねだった”という説が最有力だと思われます。

●忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻(150万本)

 ファミコンの現役時代に流行った作品と言えば、マンガやアニメの世界観を取り入れた多種多様なキャラクターゲーム(以下、キャラゲー)。しかし肝心のクオリティは玉石混交と言うほかなく、まともにプレイすることすら難しい駄作も多々ありました。

 そんな混沌極まるファミコンのキャラゲー市場において、最大のヒットを飛ばした作品を皆さんはご存知でしょうか。その名は『忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻』(以下、忍者ハットリくん)。故・藤子不二雄A氏による同名漫画に基づくアクションゲームとなっており、プレイヤーは無限に撃てる手裏剣を駆使しつつ、お馴染みの忍術で雑魚キャラを一掃しながらゴールを目指します。

「ハットリくん」や「獅志丸」など、原作のキャラクターや設定を盛り込んだ良作として知られる『忍者ハットリくん』。『ドラゴンボール 神龍の謎』や『ファミコンジャンプ英雄列伝』……など、1980年代に誕生したいくつもの人気作品を抑え、本作はファミコンのキャラゲー売上1位という称号を最後まで守り抜きました。

■バントホームランで有名なあの野球ゲームも?

1987年6月26日発売『燃えろ!!プロ野球』 (シティコネクション)

●燃えろ!!プロ野球(158万本)

 ファミコンのミリオンセラー達成ラインナップには、アクションゲームやRPG以外にも豊富なスポーツゲームが顔を揃えています。その中でとりわけ異彩を放つのが、ジャレコ(当時)が大々的に打ちだした『燃えろ!!プロ野球』(以下、燃えプロ)。テレビのスポーツ中継を彷彿とさせるリアルな演出を実装するも、色んな意味で議論に火をつけた伝説の野球ゲームです。

 スタート画面で鳴り響く「プレイボール!」にはじまり、試合の随所で合成音声が流れるこだわりの演出。そして、従来の野球ゲームには実装されていなかったピッチング・バッティング時の細かいポジション調整。こうした画期的な仕様が特徴的な『燃えプロ』ですが、それ以上にゲーム性を変質させかねない数多のバグが話題の的に。バントなのに打球が彼方まで飛んでいく”バントホームラン”は、本作の代名詞として現在もなお語り継がれています。

 余談ではありますが、ジャレコは本作の発売を契機とし、『燃えろ!!」とタイトル名を冠したスポーツゲームを複数リリース。その後『燃えプロ』は何年も音沙汰が無かったものの、2016年にはファミコン版の内容に基づく『燃えろ!!プロ野球2016』が誕生。約30年ぶりに内容がブラッシュアップされ、現行ゲーム機で日の目を浴びる結果となりました。

(龍田優貴)

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