『ワンピース』、「Dの意思」の「D」の意味とは？ 「悪魔」以上の最有力候補を考察

■「神」の反対、「悪魔」説が有力だったけれど？

『ONE PIECE（ワンピース）』のストーリーで重要な鍵を握っているとされている「Dの意思」。これは「D」の名を受け継ぐ人たちが受け継いでいる意思だとされています。では、「D」にはどんな意味が込められているのでしょうか？　この記事では、「D」に含まれる意味を考察します。

　※この記事には2022年12月12日に発売された「週刊少年ジャンプ」2023年2号に掲載されている最新1069話の内容を含みます。

　いままで「D」の名を持つ者たちは、「神の天敵」とも呼ばれることから「D」の意味が「DEVIL（デビル）」や「DEMON（デーモン）」の「D」なのではないか、という考察が有力視されていました。

　しかし、「週刊少年ジャンプ」2023年2号に掲載されている最新1069話で、「悪魔の実」についてのベガパンク博士の仮説が明かされ、もうひとつの有力候補が登場しました。ベガパンク博士の仮説とは「『悪魔の実』は人びとが望んだ『可能性』から生み出された」というものでした。

　それによって、「D」の名を持つ者たちは、人の進化の可能性を人一倍信じ、「悪魔の実」を生み出した人のことを指すのではないか、という意見が増えてきました。この仮説が真実であれば、「D」とは、夢想家「Dreamer」の頭文字をとったものなのではないでしょうか？　そして、「Dの意思」とは、人びとの「可能性」を心から信じ、最初の「悪魔の実」を作り出した「想い」だったと推察できます。

　さらに、「D」が「Dreamer」という意味なのではないか、と予想される根拠は、ベガパンク博士の仮説だけではありません。いままで登場したDの一族のメンバーは、ルフィ、ドラゴン、ロー、ティーチなど、世界的にも名をはせているメンバーばかり。それぞれ、大きな「夢」を目指している人物ばかりです。

　しかし、第96巻のSBSにて「質問です。『D』は『でべそ』の『D』だと聞いたのですが、本当ですか？」という質問に、尾田栄一郎先生は「はい。本当です！」と回答しています。さすがに、これは冗談であってほしいものですが……。最終章で「D」の意味について答え合わせできる日は来るのでしょうか？

（マグミクス編集部）