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「鬱すぎ」な最終回のアニメ3選! 「超トラウマ」「TV局に苦情殺到」

マグミクス / 2022年12月23日 16時40分

「鬱すぎ」な最終回のアニメ3選! 「超トラウマ」「TV局に苦情殺到」

■鬱展開に動揺を隠せない視聴者も

「超豊作」と言われた2022年秋アニメも、12月になってさまざまな作品がクライマックスに突入しています。好きだったアニメが終わるだけでも、ショックを感じる人が多いでしょうが、過去には「鬱すぎる最終回」を迎えたせいで、トラウマになった子供が続出した作品もありました。

 今回は、そんなリアルタイムで視聴していた人たちが、「嘘でしょ……」となったほどの、「鬱展開」を迎えたアニメの最終回を紹介します。

●仲間だけでなく主人公も死亡するトラウマ最終回!『美少女戦士セーラームーン』

 少女マンガの金字塔的な作品であり、今もなお国内外でファンの多い『美少女戦士セーラームーン』のアニメ第1シリーズの最終2話は、ファンの想像を絶するほどの鬱すぎる内容でした。1993年2月に放送された第45話『セーラー戦士死す! 悲壮なる最終戦』は、タイトル通り主人公の月野うさぎ(セーラームーン)以外のセーラー戦士が全員死亡する、という衝撃的なストーリーです。

 うさぎたちは最終決戦で敵の本拠地である北極に向かいますが、待ち構えていた最強の妖魔・DDガールズと相打ちになる形で仲間たちが倒れます。DDガールズがセーラー戦士たちの大切な人を、幻術で見せて殺害するという残忍な手口を使っていたこと、それまでどんな敵にも負けなかったセーラー戦士たちが次々と殺されたことは、子供たちにとって受け入れられない展開でした。特にターゲット層だった女の子たちがショックを受け、新聞の読者投稿欄に一部の保護者からの苦情が掲載されたほか、TV局に猛烈な抗議電話が寄せられたとも言われています。

 そして、最終回となる第46話『うさぎの想いは永遠に! 新しき転生』もまた、視聴者に大きなショックを与えました。仲間の思いを受け立ち上がったうさぎが、宿敵であるクイン・ベリルの居城で目にしたのは、思いを寄せる地場衛が洗脳され、クイン・ベリルに忠誠を誓うという光景です。

 うさぎの必死の思いで衛は目を覚ますも、その後、クイン・ベリルの攻撃からうさぎを庇って命を落とします。覚醒したうさぎは仲間たちの魂とともに巨大化したクイン・ベリルを撃破しますが、生命力を使い切ったうさぎは絶命。仲間たちだけでなく、主人公と彼女が思いを寄せる相手も死んでしまう最終回は、多くの視聴者にトラウマを植え付けました。

 その後、死の間際に「普通の生活に戻りたい」と願ったうさぎの思いが叶えられ、うさぎたちは復活、セーラー戦士にならなかった世界が再構築されて、仲間として知り合うことのなかった日常に戻る……という展開を迎えます。結果的にうさぎは生き返り、戦いも辛い記憶も失いながら穏やかな日々を取り戻すラストはハッピーエンドともとれるかもしれませんが、最終2話の怒涛の畳みかけは、今や一部で「セーラームーン無印ラストショック」と名付けられるほどの鬱展開でした。

■主人公の「生死不明」ラストがトラウマすぎ?

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●世界は平和になったけれど……『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、「敵から奪ったパーツを換装し、ガンダム自身が変化していく」という異色の設定が話題となりました。主人公の三日月・オーガスと仲間たちが、自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意し、「鉄華団」を結成して戦いに挑んでいくストーリーです。放送当時は終盤、大半のキャラクターが死亡する展開により、「もう誰も死んでほしくない」「鬱すぎて感情がぐちゃぐちゃになる」など、SNSで視聴者の悲痛な叫びが続出しています。

 これまでの「ガンダム」シリーズでは、どれほど窮地に陥ったとしても、最後には主人公たちが勝利して世界に平和が訪れるパターンが大半でした。しかし、同作では鉄華団の団長・オルガがラスト直前の第48話で銃撃されて死亡(通称「オルガショック」)、三日月も最終回となる第50話で戦死してしまいます。鉄華団を率いるふたりは自らが囮となることで他の団員たちを救いますが、組織そのものは崩壊、視聴者にとってはショックすぎる幕引きとなったのです。

「いつか農場を経営したい」という夢を持っていた三日月のように、鉄華団のメンバーたちは「もし戦争が終わったら……」という、いわば「死亡フラグ」を立てて死んでいくことも珍しくありませんでした。その「フラグ」もあって、彼らが次々と倒れていく展開は、感情移入していた視聴者ほど「つらい」「しんどい」と、悲鳴が続出したようです。

 とはいえ、生き残ったメンバーのその後や、不当に搾取される子供たちを救う条約が締結されて、平和になっていく世界が描かれたため、結果としてはハッピーエンドにも見える最終回だったといえます。

●主人公の「死亡」は濃厚?『カウボーイビバップ』

 1998年4月から放送開始されたオリジナルアニメ『カウボーイビバップ』は、スタイリッシュな世界観や、クールな劇中歌などで、今なお人気の作品です。ボロボロの宇宙船「ビバップ号」で旅をする賞金稼ぎのスパイク・スピーゲルと仲間たちの活躍を描く同作は、コメディ回からシリウス回まで振り幅が大きく、独特な雰囲気や魅力的なキャラクターたちも魅力となっています。

 危機に瀕しても飄々と立ち向かうスパイクと相棒のジェット、美人だけどギャンブル好きのフェイ、天才ハッカー少女のエド、知能の高いコーギー犬のアインと、それぞれ個性豊かなビバップ号のクルーたちは、実は複雑な過去を抱えていました。作中では各キャラが過去と向き合うも、現在が特に改善されずに終わる展開がスパイスとなっています。

 序盤ではクルーたちの和気あいあいとした日常も描かれますが、クライマックスに近づくにつれてバラバラになり、再結成の見込みはなくなります。スパイクは過去の因縁の相手・ビシャスと一騎討ちとなり、最終回の第26話「ザ・リアル・フォークブルース(後編)」では、ほぼ相討ちに。満身創痍のまま、階段を降りる途中で倒れたスパイクから空に画面が移り変わり、ひときわ輝く星が消えていくシーンと真っ白に燃え尽きたスパイクが映し出されます。

 スパイクの生死は明言されないまま最終回は幕を閉じますが、スパイクが占い師のブルから「命が尽きるとき、星もまた流れて消えゆく」と予言めいたことを言われていたこともあり、ファンの間では「スパイクは死亡した」と考えられているようです。それまでドタバタコメディ回やユニークなエピソードもあったなか、強キャラだった主人公が「死亡(?)」するラストで、「鬱最終回」と言われています。

(田中泉)

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