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2023冬アニメ・覇権争いに参戦しそうな3作 美麗作画の「鬱展開」に期待してしまう?

マグミクス / 2022年12月25日 12時10分

2023冬アニメ・覇権争いに参戦しそうな3作 美麗作画の「鬱展開」に期待してしまう?

■秋アニメを超えるか? わくわくしかない期待の冬アニメ

 豊作だった2022秋アニメも完結に近づき、1月からは2022冬アニメが始まります。その数、なんと70作品超え。「いったい何から見ればいいのか……」と、途方に暮れる方もいることでしょう。2022冬アニメには、名作のオリジナル新作や大人気ゲームのアニメ版、人気脚本家のオリジナルアニメなど、注目作がたくさん。この記事では、ぜひ見ていただきたい期待の2022冬アニメを、3作品ご紹介します。SNSでも「なにこれめっちゃいい……」「世界感がすごく綺麗」と評判です。

●『NieR:Automata Ver1.1a』(2023年1月7日~放送)

 時は西暦5012年。エイリアンが突然地球へと飛来し、機械生命体を生み出したことにより、人類は絶滅の危機におちいっていました。生き残ったわずかな人類は、月へ移住。エイリアンたちから地球を取り戻すため、アンドロイドの兵士を率いて、反攻作戦を開始しました。

 しかし、機械生命体は無限に増殖しているため、反攻作戦は手詰まりに。そこで人類は、最終兵器である新型アンドロイド「ヨルハ」部隊を、地球へと派遣します。汎用戦闘モデルの2B(CV:石川由依)は、先行調査員である9S(CV:花江夏樹)と任務に当たりますが、不可解な現象に見舞われて――?

『NieR:Automata Ver1.1a(ニーア オートマタ Ver1.1a)』は、スクウェア・エニックスのアクションRPG『NieR:Automata』を原作としたアニメです。原作は、全世界累計出荷・ダウンロード販売本数が650万本を突破している、ダークファンタジーゲーム。美麗な作画に豪華声優陣が命を吹き込み、原作ゲームとは異なった内容が描かれます。

 人類存亡のために戦い続けるアンドロイドたちに、焦点を当てている本作。タイトルの「Automata(オートマタ)」は、「自動人形」という意味を持っています。そして「Ver1.1a」は、原作ディレクターのヨコオタロウさんが「原作から(内容を)変えましょう」と働きかけたことからついたものだそうです。

「これは呪いか。それとも罰か。」というキャッチコピーからもうかがえる通り、原作や本作のPVには、どこか鬱々とした雰囲気が漂っています。しかし、アニメ制作会社「A-1 Pictures」が担当する作画はとても美しく、ヨコオ氏も「ゲームではできなかった画作り」を意識したそうです。

 なお、声優陣は原作と変わらず、A2役に諏訪彩花さん、アダム役に浪川大輔さん、イヴ役に鈴木達央さんと、豪華メンバーが勢ぞろい。さらに、本作では原作に出てこなかったキャラクター、地上レジスタンス部隊のアンドロイド・リリィ(CV:種崎敦美)が登場します。

 シリーズ構成は、陰鬱で独特なシナリオに定評のある、原作ディレクター・ヨコオ氏が担当。原作とどう違う物語になるのか、人類は本当に救われるのか……。人気作品の新たなシナリオに注目です。この作品は、放送局、各種配信サイトでの配信は未発表となっています。

●『TRIGUN STAMPEDE』(2023年1月7日~放送)

『TRIGUN STAMPEDE』 (C)2023内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

 砂漠に覆われ、地球からはるか何光年も離れた場所にある惑星、ノーマンズランド。空には5つの月と2つの太陽が輝き、その灼熱の大地には、異形の原生生物・ワムズが住みついていました。そんな過酷な状況のなか、生体動力炉「プラント」が生み出すエネルギーをもとに、人類の生き残りはなんとか暮らしていました。

 そんなノーマンズランドには、「人間台風(ヒューマノイドタイフーン)」と呼ばれ恐れられている、伝説のガンマンがいました。600万$$(ダブドル)の賞金がかけられた彼の名は、ヴァッシュ・ザ・スタンピード(CV:松岡禎丞)。しかし彼の本性は、決して人を殺したりしない「お人よし」の風来坊で――?

『TRIGUN STAMPEDE(トライガン・スタンピード)』は、マンガ『TRIGUN』(作:内藤泰弘/徳間書店・少年画報社)のオリジナル新作アニメです。原作は1998年に一度アニメ化されており、海外含めかなりの人気を博した名作です。今回は、オリジナルエピソードかつ新声優陣によるアニメ化となっています。

 本作でヴァッシュを追うのは、新人報道局員のメリル・ストライフ(CV:あんどうさくら)と、酒好きのベテラン記者ロベルト・デニーロ(CV:松田賢二)。そこに、関西弁の明るい葬儀屋ニコラス・D・ウルフウッド(CV:細谷佳正)が加わり、一行はヴァッシュの双子の兄であるミリオンズ・ナイヴズ(CV:池田純矢)を追う旅をすることに。

 ストーリーや声優陣は変わったものの、作品に流れるどこかおしゃれな雰囲気は健在。制作を手掛けるのは、『蒼穹のファフナー THE BEYOND』『劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人』等を手掛けたアニメ制作会社「オレンジ」です。CGが活用されている本作ですが、他の作品とは一線を画すクオリティの高さで、CGが苦手な方にも勧めたくなるなめらかさと迫力があります。

 25年の時を経て、令和によみがえった不朽の名作、『TRIGUN』。作画のクオリティがとても素晴らしいので、原作やアニメ1作目を見ていない方でも、ぜひ一度見ていただきたいSF作品です。この作品は、テレビ東京、TVQ九州放送、AT-Xほかでの放送が決定しています。「ABEMAプレミアム」、「Amazonプライム・ビデオ」、「DMM TV」他、各配信サイトでの配信は初回が23:45~の予定です。

●『REVENGER』(2023年1月5日~放送)

『REVENGER』 (C)REVENGER製作委員会

 誠実で寡黙、不器用な剣術の達人・繰馬雷蔵(くりま・らいぞう/CV:笠間淳)。とある裏切りを受け、ある日雷蔵は武士としての帰る場所をなくしてしまいます。そんな雷蔵に声をかけたのは、「利便事屋(りべんごとや)」のリーダー・碓水幽烟(うすい・ゆうえん/CV:梅原裕一郎)。碓水は蒔絵師である反面、何でも屋のような働き方もしていたのでした。

 雷蔵を受け入れた「利便事屋」でしたが、その裏の顔は、人々の復讐代行を請け負う殺し屋「REVENGER(リベンジャー)」。そのメンバーは、破壊衝動を秘めている町医者の叢上徹破(むらかみ・てっぱ/CV:武内駿輔)や、美しい見た目に反して残酷な両性具有の少年・鳰(にお/CV:金元寿子)など、どこか「欠落」を抱えた男たちで――?

『REVENGER(リベンジャー)』は、虚淵玄氏(ニトロプラス)がストーリー原案・シリーズ構成を担当するオリジナルアニメです。虚淵氏はこれまでも、『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』などの人気作品を手掛けており、シナリオの「鬱展開」に定評があります。

 5人の殺し屋たちが運命にあらがう、ダークヒーローアクション史劇である本作。虚淵氏がTVアニメのストーリー原案とシリーズ構成を務めるのは、約10年ぶりなのだとか。さらに、先行上映イベントでは「僕の好みの世界観ド直球」「こういうものを作りたかった!」と語られていることから、並々ならぬ思い入れで制作された作品だといえそうです。

 そして、個性的な5人の殺し屋の活躍にも期待が高まります。碓水の武器は、蒔絵師ならではの「金箔」。叢上はからくり仕掛けの巨大な弓を、鳰はガラス片を塗ったたこ糸をあやつり、目標を仕留めます。5人のうち最後のひとりは、鉄のかけらを仕込んだ「暗器花札」を武器とする、バクチ打ちの惣二(そうじ/CV:葉山翔太)。それぞれ、どのような戦闘シーンになるのでしょうか。

 なお、『ちびまる子ちゃん』や『忍たま乱太郎』を支えてきたアニメ制作会社「亜細亜堂」が、作画を担当。おしゃれかつ美しい画作りで、独特の世界観を盛り上げます。すでにコミック化も決定している本作、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが、視聴者を楽しませてくれそうです。

 この作品は、TOKYO MX、関西テレビ放送、BS日テレ、AT-Xでの放送が決定しています。また、1月5日(木)25時から、「DMM TV」での先行配信が予定されています。その他、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」など、各種配信サイトでの配信は1月9日(月)からの予定です。

* * *

 見てみたい冬アニメは見つかりましたか? 原作やアニメ版がある作品は、年末年始に予習しておくのも楽しいかもしれません。放送開始とともに、ぜひチェックしてみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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