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『ガンダム』「本命ヒロイン」を食った? 愛され敵女キャラ3選「こっちが真ヒロインでいい!」

マグミクス / 2022年12月25日 6時10分

『ガンダム』「本命ヒロイン」を食った? 愛され敵女キャラ3選「こっちが真ヒロインでいい!」

■メインヒロインを上回りそうな人気キャラも!

 色とりどりのヒロインが登場するガンダム作品。壮絶な物語を楽しむ傍らで、そうした美しい女性キャラクターに恋い焦がれた視聴者も多いことでしょう。作品によってはメインヒロインが誰なのか議論になることもあり、TVアニメなのにヒロインがはっきりしない作品もありました。

 また主人公サイドと敵対する陣営のキャラクターながら、その美貌や言動に心惹かれるケースも珍しくありません。キャラの背景を知れば知るほど「彼女がメインヒロインで良いのでは?」と感じるような美女は何人もいます。そこで今回は敵陣営ながら、多くのファンから支持されている「陰のヒロイン候補」をご紹介します。

●乙女らしさが隠しきれない女傑

『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』とTVアニメシリーズに二作続けて登場したハマーン・カーンは、敵陣営のラスボス的な立ち位置ながら人気の高いキャラクターです。

 グリプス戦役ではアクシズの事実上の指導者としてエゥーゴと激闘を繰り広げ、そのなかでシャアとの確執が明らかになります。それはザビ家の遺児であるミネバの扱い方を巡る確執が原因で、ふたりは袂を分かつことになりました。そんな若かりしハマーンとシャアのエピソードはマンガ『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』のなかで描かれていますが、ハマーンにとってシャアは憧れの存在だったようです。

 そんなふたりは『Zガンダム』で再会。女傑と呼ばれるハマーンなのに、シャアに対してはその執着が隠しきれないあたりに可愛さを感じてしまいます。最終話「宇宙(そら)を駆ける」で、ハマーンのキュベレイとシロッコのジ・Oに囲まれて絶体絶命のシャアに対し、ハマーンは「もしも私のもとへ戻る意志があるのならば……」と言い出し、本音では殺したくないのが丸わかりでした。

 そして『機動戦士ガンダムZZ』のなかで、ハマーンはシャアによく似た気配をジュドー・アーシタに感じます。結局彼女はそのジュドーに討たれますが、最期までシャアの幻影を追いかけていたのかもしれません。冷酷そうに見えて、実は人間らしさが見え隠れするハマーンだからこそ、いまだに多くのファンが惹かれるのでしょう。

●戦場に散った内縁の妻

 フラウ・ボゥやセイラ・マスなど、魅力的なヒロインが多数登場するTVアニメ『機動戦士ガンダム』ですが、どうしても心惹かれるのがランバ・ラルの内縁の妻、クラウレ・ハモンです。

 ランバ・ラルの艦に同乗し、軍服も着ないで常にラルの傍にいたハモン。上官の公私混同にも思える状況ですが、ランバ・ラルの部下たちは文句を言うどころかハモンの命令にも忠実に従い、敬意を払っている様子でした。時にはラルに助言する場面もあった聡明なハモンの有能さを、部下たちは認識していたのかもしれません。

 そしてスタイル抜群のブロンドの美女ハモンは、ランバ・ラルへの愛情を隠そうとしません。彼の出撃時にはキスを交わして武運を祈る姿が印象的でした。

 そしてラルの死を知ったハモンは、亡き夫の使命を果たすためにホワイトベースへの特攻を決意します。軍人ですらない彼女の命を賭けた作戦に、ランバ・ラル隊の16名もの部下が志願したのは、亡き上官に対する忠誠心だけではなかったことでしょう。

 ホワイトベースとガンダムを「あわや」というところまで追い詰め、最期は愛に殉じたクラウレ・ハモン。子供の頃は彼女の行動がよく理解できませんでしたが、今改めて見返すとハモンの一途な想いに感動させられます。

■初見の印象と変わりすぎ!?

長身&ロングヘアが似合う! 画像は「GGG 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY シーマ・ガラハウ」(メガハウス)

●あまりに救いのない過去に涙

 OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』では、メインヒロインのニナ・パープルトンの行動に複雑な想いを抱いた方も多いはず。そこで改めてOVA、劇場版、さらに派生作品を見ていくうちに、個人的にヒロイン候補に挙げたいのがシーマ・ガラハウです。

 長身かつロングヘア、そして鋭い目つきが印象的なシーマ。元ジオンの女性将校で、デラーズ・フリートに合流後はバニング大尉の死のきっかけとなったり、実は連邦と裏取引をして内通しているなど、両軍をかき回した存在です。

 最初は単なる自分勝手な裏切り者だと思っていたのですが、ドラマCD『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 宇宙の蜉蝣』を聞いて彼女に対する印象が一変します。

 このドラマCDでは、ジオンの将兵として一年戦争に参加していたシーマの悲劇が明かされます。戸籍登録もできない寄せ集めで結成された海兵隊の指揮を押し付けられ、荒くれ者を率いて延々と汚れ仕事をこなす日々。さらに知らないうちに無抵抗のコロニーに毒ガスを入れるという虐殺にまで加担させられ、そのトラウマが彼女を苦しめます。

 ジオンの敗戦後、シーマは軍務に従っただけなのに非人道行為を行った首謀者の汚名を着せられてアクシズへの逃亡を認められず、やむなく宇宙海賊として生きる道を選びます。そんな事情を知らないジオンの残党からは「ジオンの面汚し」と罵られることになりました。しかも彼女を筆頭にシーマ艦隊の大半の故郷であるスペースコロニー「マハル」は一年戦争時にソーラ・レイに改造されており、本来帰るべき場所も失っていたのです。

 そんな過酷な仕打ちをジオンに受けた彼女が、ジオンの理想を掲げるエギーユ・デラーズやアナベル・ガトーと同じ志を持っているはずもなく、むしろ連邦に内通したのは必然とも言えるでしょう。

 それなのに劇中では味方であるはずのコウ・ウラキから攻撃を受け、シーマにとって唯一の帰る場所だった乗艦「リリー・マルレーン」を撃沈されてしまいます。そのことを踏まえるとシーマが「おまえは一体どっちの味方だ!」とコウに言った気持ちが痛いほどわかります。

 荒くれ者揃いの部下に慕われていたことからも、シーマはきっと姉御肌で面倒見の良い上官だったはず。もう少しジオン時代の扱いがまともであれば、彼女にはまったく別の未来があったのかもしれません。

* * *

 本来のヒロインにも負けないくらい魅力にあふれた敵陣営のガンダムキャラたち。もちろん今回ご紹介したのはほんの一部に過ぎず、それぞれの心の中に惹かれているキャラがいるはずです。ガンダム好きの皆さんにとって、メインヒロイン以上に惹かれたキャラクターといえば誰を思い浮かべるでしょうか。

(大那イブキ)

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