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未履修なら年末年始に見たい、超ヒットアニメ3選「幸せで最高な夜更かし」「バスタオルを用意」

マグミクス / 2022年12月30日 19時40分

未履修なら年末年始に見たい、超ヒットアニメ3選「幸せで最高な夜更かし」「バスタオルを用意」

■「名作を一気見する休日、よい……」何度見ても珠玉の名作

 忙しい毎日のなか、見たいアニメがあっても、なかなか全てを見きるのは難しいですよね。でも、年末年始がお休みなら、まとめて見てしまうという夢が叶います。見逃していた秋アニメはもちろん、しっかり時間を取って見たい「名作」を一気見するのもおすすめです。この記事では、まだ未視聴なら年末年始にぜひ見ていただきたい名作アニメを、3作品ご紹介します。SNSでも「一生見ていく作品に出会えた」「号泣して疲れた、休みでよかった」と評判です。

●『呪術廻戦』(2020年10月~放送)

 虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ/CV:榎木淳弥)は、杉沢第三高校に通う高校1年生。人並外れた身体能力を持つ虎杖ですが、至って普通の生活を送っていました。そんなある日、虎杖の先輩がある「呪い」に襲われてしまいます。

 先輩を助けるために、特級呪物「両面宿儺(りょうめんすくな)の指」を食べてしまう虎杖。その結果、虎杖は自分の魂に「呪い」を宿してしまいます。そして彼は、最強の呪術師・五条悟(ごじょう・さとる/CV:中村悠一)の案内で、「東京都立呪術高等専門学校(呪術高専)」に編入することになり――?

『呪術廻戦』は、同名マンガ(作:芥見下々/集英社)を原作としたダークファンタジー・バトルアニメです。原作は「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」で大賞を受賞している人気作品。その前日譚である『劇場版 呪術廻戦 0』も2021年12月に公開され、話題となりました。

 現代日本が舞台でありながら、「呪術師 VS 呪い」をテーマとした、独特の設定が光る本作。人の感情から生まれる「呪い」には強力なものもあるため、呪いに関わった者は最悪の場合、死刑を宣告されることも。そんなシリアスな世界で、虎杖は魂に呪いを宿し、呪術高専へ入学することに。危険の渦中に、第1話から巻き込まれていくのです。

 そんな本作には、さまざまな過去を背負った高専仲間や、高専の教師たちなど、魅力的なキャラが多数登場します。天才だが複雑な家庭環境を抱える伏黒恵(ふしぐろ・めぐみ/CV:内田雄馬)、とある事情から田舎を嫌い、上京してきた釘崎野薔薇(くぎさき・のばら/CV:瀬戸麻沙美)。特に、最強の呪術師かつ呪術高専の教師である五条は、その圧倒的強さとルックス、軽妙な性格から絶大な視聴者人気を誇っています。

 祖父の遺言を受け、「正しい死」を求めて呪術界に足を踏み入れた虎杖。人間の底なしの負の感情が生み出す呪いは、その醜さを具現化したかのように強くおどろおどろしく、呪術師たちの命をもてあそびます。弱肉強食の容赦ない世界観と目まぐるしい展開に、視聴者も気付けば引き込まれていることでしょう。

 なお、本作を担当するアニメ制作会社は、2022年の秋アニメで話題沸騰の『チェンソーマン』を手掛ける「MAPPA」です。全編を通して美麗な作画が見られるのはもちろん、戦闘シーンの迫力は思わず息をのむほどです。オープニング映像も、頭ひとつ抜けた美しさとちりばめられた伏線の多さに、当時SNS上で話題になりました。

 そんな本作の第2期は、2023年に連続2クールで放送されることが決定しています。加えて、第1期の前日譚にあたる『劇場版 呪術廻戦 0』も、2022年12月24日から「Amazonプライム・ビデオ」にて独占配信されています。第2期の開始前に、ぜひ見ておきたい名作です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2018年1月~放送)

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』DVD/Blu-ray Vol.2(ポニーキャニオン) (C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・ヴァーガーデン製作委員会

 大陸戦争で軍人となり、「戦うための道具」として扱われ、戦うことしか知らなかった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV:石川由依)。戦争は終結したものの、ヴァイオレットは両腕を失い、義手を使うことに。そんな彼女のもとに、ある日、元陸軍中佐のクラウディア・ホッジンズ(CV:子安武人)が現れます。

 ホッジンズは、ヴァイオレットがずっとお世話になっていた上官、ギルベルト・ブーゲンビリア(CV:浪川大輔)の友人だったのです。実は、ギルベルトからヴァイオレットのことを頼まれていたホッジンズ。彼は、みずからの立ち上げた郵便社にヴァイオレットを迎え、手紙の代筆を行う「自動手記人形(ドール)」として雇いますが――?

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、同名小説(著:暁佳奈、イラスト:高瀬亜貴子/京都アニメーション)を原作としたアニメです。原作は、2022年11月時点でシリーズ累計発行部数70万部を突破した、大ベストセラー。制作会社「京都アニメーション」による非常に美麗な作画と、涙する視聴者続出の純愛ストーリーで、人気を博しました。

 繊細かつ華やかな色合いに引き込まれる本作の作画は、映画顔負けの美しさです。豊かな自然のなかにたたずむ一軒家や、活気あふれる街並み、紅葉の映える湖など、一つひとつのシーンが美麗なのです。背景美術を見ているだけでも、心洗われるような気持ちにさせてくれます。

 さらに、毎話泣かされてしまうほどの、感動的なストーリーが魅力的な本作。ヴァイオレットがドールになった理由は、上官・ギルベルトが彼女に残した「あいしてる」の言葉の意味を知りたいから。感情を持たず、「道具」として戦いに明け暮れてきたヴァイオレットですが、ドールの仕事を通じて人びとの想いに触れ、感情を取り戻していきます。ヴァイオレットは、無事「あいしてる」の意味を理解することができるのでしょうか。

 また、本作はほぼ1話完結のオムニバス形式です。話が進むごとに、別のお客様の想いを受け取り、手紙を代筆して、届けようとするヴァイオレット。そのけなげな姿が視聴者の胸に迫るのはもちろん、それぞれのお客様たちの「届けたい想い」にも、心打たれます。

 妹から兄へ、隣国の婚約者へ、母から幼い娘へ……。さまざまな「人を想う気持ち」に触れ、徐々に成長していくヴァイオレット。進めば進むほど物語は感動的になり、たくさんの涙を流す覚悟が、必要となる名作です。あまりに泣けるため、「バスタオル必須」とまで言われる本作。心おきなく「心の洗濯」ができるよう、お休みの続く年末年始の視聴をお勧めします。この作品は、「Netflix」のみで見ることができます。

●「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ(2012年10月~放送)

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』 (C)サイコパス製作委員会

 舞台は西暦2112年の日本。心理状態や人格が数値化できるようになったこの時代では、その数値化機能を「シビュラシステム」、数値の値を「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼んでいます。人々はそのシビュラシステムにデータ管理され、サイコパス値に基づいて職業を決め、悩みのない生活を送っていたのです。

 さまざまな職業に適性があった常守朱(つねもり・あかね/CV:花澤香菜)は、「自分にしかできない生き方」を求めて公安局に就職。刑事課一係に配属された朱は、犯罪に関する数値「犯罪計数」を手がかりに、日々凄惨な事件に立ち向かうことになります。配属初日、朱は現場で被害者女性を助けますが、恐怖と混乱で女性の犯罪計数は上がっていて――?

「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズは、「攻殻機動隊」シリーズや「進撃の巨人」シリーズを手掛けたアニメ制作会社「Production I.G」による、オリジナルアニメです。第1期の脚本は『Fate/Zero』や『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた虚淵玄氏、キャラクター原案は『家庭教師ヒットマンREBORN!』の漫画家・天野明氏という、豪華スタッフ陣が制作を担当しています。

 人間が大事な決断をせずに済むよう、データ管理された未来の日本社会を描く本作。体のパーツをサイボーグ化したり、端末からの操作で洋服も一瞬のうちに着替えられたり……。その未来感あふれる設定とスタイリッシュな作風は、視聴していてわくわくします。

 その一方で、本作のテーマは少し難解です。「その銃口(システム)は、正義を支配する」というキャッチコピーにも触れられているとおり、犯罪者を裁くのは刑事課職員ではなく、ドミネーターという銃です。ドミネーターは、計測した犯罪係数に基づいて3段階のモードに変化し、犯罪者への執行レベルを決定。例え相手が凶悪犯であったとしても、ドミネーターが「犯罪係数が低い」と計測した場合、朱たちは発砲すらできないのです。

 この「犯罪係数」や「シビュラシステム」をめぐり、朱はじめ刑事課の面々は、それぞれの葛藤を抱きます。正義とは何か、人間とは何か。利便性を追求した結果、考えることを放棄した社会は、本当に「人間社会」といえるのか。凶悪犯でありながら、犯罪係数が「0」である槙島聖護(まきしま・しょうご/CV:櫻井孝宏)の存在も、視聴者に深い問いを投げかけます。

 現在第3期まで制作されており、劇場版も複数公開されている本シリーズは、見応えたっぷり。少し難解な名作の世界観にどっぷりつかりたい方や、長めのシリーズを見たい方は、年末年始に本作をぜひ。この作品は、「FOD」「dアニメストア」「U-NEXT」などで見ることができます。

* * *

 世間もお休みモードになり、休みを満喫しやすいのが年末年始の良さではないでしょうか。そんな時こそゆっくりと腰を据えて、名作を味わってみませんか? 「見てよかった」と思える名作との出会いは、きっと人生をより豊かにしてくれるでしょう。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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