古びない「学ラン」の人気キャラといえば? やはり男らしさの象徴!
マグミクス / 2023年1月5日 14時10分
![古びない「学ラン」の人気キャラといえば? やはり男らしさの象徴!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_130320_0-small.jpg)
■平成の主人公はやっぱり「学ラン」
制服として古いイメージを持たれがちな「学ラン」は、かつて中学・高校での男子の制服として主流でしたが、今ではブレザーの浸透もあり、4割ほどに減っているそうです。しかし、一世を風靡したマンガやアニメの「学ラン」キャラは色あせません。男らしく、生き生きと躍動するキャラがたくさんいます。
●『幽☆遊☆白書』浦飯幽助
まずは『幽☆遊☆白書』(著:冨樫義博)の主人公・浦飯幽助です。彼の「学ラン」は、丈が短い「短ラン」と呼ばれるものでした。1980年代頃の不良たちが好んで着ていたもので、もともと不良少年である彼にはピッタリのスタイルです。これにリーゼントの髪型を組み合わせ、学ランの色が緑色というところも、かなり目立っています。
ちなみに「短ラン」の場合、詰め襟も合わせて短くする人が多かったようですが、幽助は普通の「短ラン」よりも、高い襟になっているようです。もしかすると、本人の細かいこだわりがあったのかもしれません。
●『SLAM DUNK』桜木花道
続いては『SLAM DUNK』の主人公・桜木花道です。一番強いイメージは、湘北高校バスケ部の赤いユニフォーム姿ですが、本編では制服である学ラン姿でもたびたび登場しています。
特に初期の頃は、不良仲間の桜木軍団とともに、赤いリーゼントの髪型と学ランのボタンを全開にしたシャツ見せスタイルで、より不良感を漂わせていました。一見堅そうに見える学ランをあえて気崩して着るというところが、不良ファッションのポイントのようです。
●『ジョジョの奇妙な冒険』空条承太郎
『ジョジョの奇妙な冒険』第3部の主人公・空条承太郎も、憧れてしまう独自の学ランファッションをしていました。高校生ながら冷静な判断力と、強い正義感を持つ彼の学ランは、丈が膝下くらいまである、「長ラン」スタイルです。さらに、頭にはやや目深にかぶった「学帽」も加え、昔の番長のような漢(おとこ)らしさが漂っています。
しかし、ただ硬派なだけの着こなしでは終わらず、左襟からは太いチェーンをぶら下げ、学帽にはバッジ、派手な柄のベルトを二重に巻くなど、スタイリッシュなオシャレも加えた、『ジョジョ』らしい唯一無二の学ランスタイルを完成させています。4部以降、大人になってからも、帽子も込みの「学ラン」風のファッションを貫いていました。
■令和でも「学ラン」マンガが大ヒット!?
特攻服姿のマイキーが表紙の『東京卍リベンジャーズ』第3巻(講談社)
●『東京卍リベンジャーズ』マイキー
続いては、令和の時代に大ヒットを記録した不良マンガ『東京卍リベンジャーズ』(著:和久井健)に登場する、「東京卍會」の総長・マイキーこと佐野万次郎です。身長は小柄ながら圧倒的な身体能力でケンカはめっぽう強く、無敵のマイキーの異名を持っています。
そんな彼の学ランの着方は、学ランに袖を通さずに肩から掛ける羽織スタイル。両手をポケットに突っ込んだまま、学ランをなびかせて歩く姿は、まさに王者の風格です。また、ズボンの方に着目すると、いわゆるボンタンと呼ばれる極太のズボンを履いています。昔の不良たちの間で流行ったファッションで、もともとは応援団が演舞などの激しい動きをしても、邪魔にならないように作られたものだそうです。
作中のマイキーもよく、華麗な飛び蹴りを相手にかましていますが、とても動きやすそうに見えます。オシャレだけではなく、実用性も考えて着ているのかもしれません。
●『3.3.7ビョーシ!!』フク
最後は『3.3.7ビョーシ!!』の主人公・福田新一を紹介します。『3.3.7ビョーシ!!』は、『モテキ』『トッキュー!!』などの作品でもお馴染みの久保ミツロウ先生が、2001年から「週刊少年マガジン」で連載していた作品です。
高校でたったひとりの応援団として活動していたフク(福田新一)は、困っている人を見るとすぐに助けようとする優しい心の持ち主で、まさに根っからの「応援団」でした。作中ではそんな彼が、新宿のキャバクラで出会った同い年の女の子など、悩みや闇を抱えている人びとと、「応援」を通じて絆を深めていきます。
マンガやアニメでは、「学ラン」キャラは不良だったり、ガタイがよかったりする場合が多いですが、フクのまったく気崩さない「学ラン」スタイルには、真っすぐな性格がよく現れています。
キャラの個性によって、着こなしにも違いが出る「学ラン」。皆さんが思い浮かぶ「学ラン」キャラは誰でしょうか。
(吉原あさお)
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