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タキシード仮面、さらわれ&洗脳されすぎシーン集「ピーチ姫(笑)」「ヒロイン仮面かな?」

マグミクス / 2023年1月2日 15時10分

タキシード仮面、さらわれ&洗脳されすぎシーン集「ピーチ姫(笑)」「ヒロイン仮面かな?」

■女子中学生たちに救われる大学生…ほぼ出番のないシリーズも

 セーラームーンたちのピンチをさっそうと助ける、『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面。「ヒーロー」という役どころであるはずの彼ですが、主人公・月野うさぎの恋人(弱点)ということで、実は何度も敵にさらわれたり、洗脳されたりしています。そのあまりの狙われぶりに、ネット上では「男性版ピーチ姫」と呼ばれることも。この記事では、タキシード仮面がさらわれたり洗脳されたりしたシーンを5つご紹介します。SNSでも「基本はさらわれヒロイン」「闇堕ちして敵になる方が多い?」と評判です。

●『美少女戦士セーラームーン』
第35話「よみがえる記憶!うさぎと衛の過去」

 セーラームーンを守るため、大けがをしてしまったタキシード仮面。そして、うさぎがこぼした大粒の涙が、持っていた虹水晶を幻の銀水晶に変えます。それを見た、ダーク・キングダム四天王のひとり・クンツァイト(CV:曽我部和恭)は、重症で動けないままの衛を光の球で包み、連れ去ってしまいます。

 ダーク・キングダムのリーダー格であるクイン・ベリル(CV:潘恵子)は、連れ帰った衛を暗黒のパワーで回復させつつ洗脳。次の第36話では、洗脳されたタキシード仮面が敵となり、セーラームーンたちの前に立ちはだかります。

 タキシード仮面が登場時に投げるバラは黒く染まり、指揮棒のようなステッキを手に登場。「早く銀水晶を奪え」と、妖魔・ミツアーミをけしかけます。ミツアーミはセーラームーンたちに倒されますが、タキシード仮面は「女の友情は儚い。小さな風でもすぐバラバラに砕け散る花のようだ。気を付けることだな」と不吉なポエムを残し、闇の世界に帰っていくのでした。連れ去られたうえにまさかの敵になってしまう彼ですが、ポエムだけは忘れないようです。

●『美少女戦士セーラームーンS』
第12話「うさぎ涙! 誕生日にガラスの靴を」

「誕生日だから」と、衛にガラスの靴をおねだりするうさぎ。無事ガラスの靴をもらい、さっそく履いてみますが、その途端に敵のダイモーン・セニシエンタ(CV:吉田古奈美)が出現。うさぎは、セニシエンタに「ピュアな心の結晶」を抜かれそうになります。

 そこにバラの花を投げ込み、うさぎを助けるタキシード仮面。うさぎを連れて逃げるものの追いつかれ、セニシエンタの剣にステッキで応戦します。しかしセニシエンタの攻撃で、あえなくガラスのなかに閉じ込められてしまいます。そして次の13話で、タキシード仮面は東京タワーへと連れ去られてしまうのです。

 駆けつけたうさぎたちがセニシエンタを倒したことで、タキシード仮面は解放されます。なぜか口を開けたまま閉じ込められていたり、そのままサラッと連れ去られたりと、なんとも「うっかりヒロイン感」がぬぐえないタキシード仮面なのでした。

●『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』
第1話「悪夢花を散らす時! 闇の女王復活」

 夜空を見上げていた衛の右目に、デッド・ムーンの女王、ネヘレニア(CV:榊原良子)が割った、「夢の鏡」のかけらが入ります。それ以来、衛の体調は悪く、うさぎとのデート中でもうわの空に。第3話では、ついに「鏡で自分を見続ける奇病」にかかり、暗い部屋でひとり自分を見つめ続けます。

 仁王立ちで大きな姿見を見つめ、うつろな瞳でふと笑う衛。「鏡を見ていると落ち着くんだ……」「だんだん楽になるのが分かるんだ……」と、明らかにヤバい独り言を口走ります。闇のパワーにとらわれた衛は、助けに来たセーラームーンをも「うるさい!」と張り倒す始末。そのまま鏡のなかのネヘレニアに抱き寄せられ、さらわれてしまうのでした。

 ネヘレニアに抱きかかえられ、鏡の向こうではセーラームーンが泣き崩れるという、すさまじいヒロイン構図を見せつけた衛。特に第3話の衛の部屋の荒れっぷりからは、いかに彼が洗脳されやすいかがうかがえます。そして、第6話で救出される衛ですが、次の第7話でまた敵に狙われてしまうのです。

●『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』
第7話「別れと出会い! 運命の星々の流転」

 大学で書いた論文が認められ、アメリカ留学することが決まった衛。空港で、しばらく離ればなれになるうさぎとの別れを惜しみます。「ずっと待ってるから」というけなげなうさぎに、衛はそっと指輪を渡し、彼女の左手の薬指にはめるのでした。

 その後、無事飛行機に乗った衛でしたが、飛行中の飛行機を謎の光が包みます。以来、うさぎは衛に手紙を書きますが、衛からの返事はありません。なぜなら、衛は第7話の時点で敵・ギャラクシア(CV:堀江美都子)に「星の種(スターシード)」を抜かれており、すでに消滅していたからです。

 この第7話以降、第30話で衛の話が出るまで、ほぼ出番のない彼。さらに、スターシードを抜かれる描写ではバラの花が散り、音もなくマスクが落ちるなど、なんともヒロイン味あふれる演出がなされました。とうとうセーラームーンのピンチを助ける役目まで失い、衛が完全に「ヒロインポジションに収まった」作品と言えそうです。

●『劇場版 美少女戦士セーラームーンR』

 うさぎたち5人の紹介が終わった後、満開のバラが散りながら落ちていく、なんとも不吉な始まり方をする本作。衛の幼い頃の友人・フィオレ(CV:緑川光)が登場するのですが、彼は「うさぎが衛をだましている」と思い込み、うさぎを攻撃します。

 うさぎをかばったタキシード仮面は、フィオレの爪に体を貫かれて気絶。そのまま彼にお姫様抱っこされて、連れ去られてしまいます。フィオレは、衛をクリスタルのようなものに閉じ込め、「君だけは、僕をひとりにしないよね」「君に花を渡すのは、僕だけだ」と、かなり重めの友情(?)をささやくのでした。

 うさぎやレイだけでなく、異星人であるフィオレにまでモテてしまう衛。例によって終盤までその出番はありませんが、最終局面でもセーラームーンをそっとサポートし、その正妻ぶりを見せつけます。『少女革命ウテナ』の幾原邦彦さんが監督を務めているという意味でも、注目の作品です。

* * *

 全シリーズを合計すると、何と5回以上もさらわれたり洗脳されたりしているタキシード仮面。「さすがに弱すぎでは……」と思いたくもなりますが、これも「主人公の恋人」としての宿命なのかもしれません。タキシード仮面としての登場する際、さまざまな迷言を残すのも、「敵に狙われすぎる腹いせ」なのかも……? 各シリーズとも、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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