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最終回が最高だった2022秋アニメ3選「まさか泣かされるとは」「アニメじゃなかった(笑)」

マグミクス / 2023年1月12日 18時10分

最終回が最高だった2022秋アニメ3選「まさか泣かされるとは」「アニメじゃなかった(笑)」

■原作者が泣いた作品も!?

 ほとんどの作品が最終回を迎えた、2022年の秋アニメ。2023年1月8日(日)に放送された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第1クールの最終回に、かなりの衝撃を受けた方もいるのではないでしょうか。最終回の出来がいいと、作品全体の評価も上がるものです。もしまだ見ていない方がいればぜひおすすめしたい、「最終回が最高だった2022秋アニメ」を3作品ご紹介します。SNSでも「久しぶりに何度も見直してる」「最終回見たけどアニメじゃなかった」と評判です。

●『ぼっち・ざ・ろっく』

 陰キャで人見知りの後藤ひとり(CV:青山吉能)は、友達のいない「ぼっちちゃん」。中学時代には部活にも入らず、放課後は即帰宅する毎日。「このままでいいんだろうか」と思ったひとりは、陰キャでも輝けそうなギターの練習を始めることに。

 しかし、1日6時間の練習を重ね、「弾いてみた動画」をネットにアップする日々を送っていたひとりは、あっという間に高校生になってしまいます。いまだに友達ができず、公園のブランコで落ち込んでいたひとり。すると、高校2年生でドラムをやっている伊地知虹夏(いぢち・にじか/CV:鈴代紗弓)に話しかけられて――?

『ぼっち・ざ・ろっく』は、同名の4コママンガ(作:はまじあき/芳文社)を原作としたアニメです。ひとりのリアルな陰キャぶりと、本気モードのかっこよさのギャップに、人気が集まっていた本作。最終回では、ひとりたちのバンド「結束バンド」が、念願の文化祭ライブで演奏する様子が描かれました。

 1曲目は問題なく演奏しきったひとりたち。しかし、ひとりはMC中に、ギターの異変に気付きます。運の悪いことに、2曲目にはひとりのソロパートも控えているのでした。絶体絶命のひとりは焦りますが、とある解決策を思いついて――?

 当初は、出るだけで喜ばれるはずのライブの代役ですら、「怖い」と逃げていたひとり。しかし最終回では、「文化祭ライブを台無しにしないため」と、みずから機転を利かせてピンチに立ち向かいます。原作者のはまじあきさんも、自身のTwitterで「泣いちゃった。。。」とコメント。

 文化祭ライブを終え、いつもの日常に戻るひとりたち。ひとりがふとつぶやく「今日もバイトかあ」というセリフからは、アルバイトを極度に恐れていた頃からの大きな成長が感じられます。そしてエンディングテーマは、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のカバー曲、『転がる岩、君に朝が降る』が流れました。

 当初は「ギターヒーロー」として、単独でカバー曲ばかり練習していたひとり。しかし最終回では、中学時代に叶えられなかった「文化祭ライブに出ること」「バンドメンバーを集めること」「友達を作ること」を全て叶え、カバー曲を結束バンドの皆で演奏しています。

 ひとりの成長がさりげなく描かれた、感動的な最終回。一度見た方も、ぜひ第1話と見比べてみてくださいね。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『アキバ冥途戦争』

『アキバ冥途戦争』 (C)「アキバ冥途戦争」製作委員会

 1999年の春、秋葉原。猫耳や馬耳、熊耳をつけたさまざまなメイドたちが、路上で客引きをしていました。「かわいいメイドさんになりたい」と上京してきた和平なごみ(わひら・なごみ/CV:近藤玲奈)は、住み込みで働くべく、メイドカフェ「とんとことん」を訪れます。

 同じタイミングで入店してきたメイドは、寡黙でりりしい35歳の万年嵐子(まんねん・らんこ/CV:佐藤利奈)。新人メイドのふたりはさっそく接客を始めますが、どうも空回ってばかり。そこに謎の取り立て屋(CV:内山昂輝)が現れ、「”おひねりちゃん”の期限が過ぎているように思いまするが……」と店長(CV:高垣彩陽)を問い詰めて――?

『アキバ冥途戦争』は、『ウマ娘 プリティーダービー』のCygamesとP.A.WORKSが制作を手掛けた、オリジナルアニメです。一見、癒やし系のアニメに見える本作ですが、その実態は、メイドカフェ同士で抗争している「任侠物語」。最終回ではいよいよメイドカフェ同士の抗争が最高潮に達し、タイトルにもある「冥途(メイド)戦争」が行われます。

 とある出来事から、発砲をもためらわない「黒豚」となってしまったなごみ。「冥途戦争を仕掛けましょう」と、とんとことんの面々と決意をともにします。そして、なごみたちを襲撃しに来たケダモノランドグループの一同は、代表・凪(なぎ/CV:皆川純子)の指示でなぜか着席。なごみたちの接客を受けることになり――?

 第1話から、メイド×任侠という異色の組み合わせで視聴者を驚かせてきた本作。最終回でも、なぜか文字通りの「戦争」はせず、なごみたちの接客を受けるという意外な展開が繰り広げられます。しかし、そこはやはり戦争というべきか、ケダモノランドグループの面々はチャカを持参。何かにつけてなごみたちに怒号を飛ばし、立ち上がってはチャカを向けてきます。

 特に、なごみの命がけのステージは必見です。「なんでメイドさんが殴ったりするんですか?」「萌えに銃とかいらなくないですか?」と、視聴者たちがずっと抱えてきたであろう質問を、凪に投げかけてくれます。そして、この後冥途戦争が迎える、衝撃の結末は必見です。

 そしてエンディングテーマ後のCパートでは、約20年後(2018年)の秋葉原が描かれます。1分ほどの短いパートですが、小ネタがいくつも詰め込まれており、さまざまな想像がかきたてられる内容ですので、最後までお見逃しなく。この作品は、「dアニメストア」「ABEMA」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『ポプテピピック TVアニメ―ション作品第二シリーズ』

『ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ』 (C)大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード

 セーラー服にツインテールがトレードマークのポプ子と、同じくセーラー服に長髪・赤いリボンがトレードマークのピピ美。キングレコードにハシゴを外されたふたりは、学校帰りに仲良く雑談したり、急にミュージカル風に踊りだしたりと、一風変わった毎日を過ごしています。

 第二シリーズとなる本作では、第一シリーズ最終回に実写で登場し、大きなインパクトを残した、声優の蒼井翔太さんが、再び実写で登場。第1話では、某特撮TVドラマに酷似したオープニング映像が流れ、最終回でも蒼井さんが大活躍して――?

『ポプテピピック』は同名の4コママンガ(著:大川ぶくぶ/竹書房)を原作としたアニメです。原作がもともとパロディの多い作風だったことから、本作では責任の所在を明らかにするため、あえてキングレコードが単独製作を行いました。最終回では、実写映像で蒼井さんが登場し、これまでの実写パートの伏線を回収したほか、敵役として歌手・西川貴教さんが出演しました。

 第一シリーズの最終回Aパートでも、「僕は時を自由に行き来することができるんだ!」と言っていた蒼井さん。さらに本作の最終回で、蒼井さんはたくさんの時間軸を旅していたことが明かされます。そして、始まりの時間である「始祖時間軸」だけを神聖化し、他の時間軸を破壊しようとする西川貴教さん演じる「西川総帥」が、蒼井さんを「犯罪者」として追い詰めます。

 このように、実写パートが放送時間の大半を占めた最終回。アニメというより、もはや某特撮TVドラマのような作りになっていました。アニメ好きの大物歌手・西川さんの突然の登場や、「仮面ライダー」シリーズでおなじみの坂本浩一さんが監督を務めていることも、ネット上で話題に。

 そのほか、「仮面ライダー」シリーズファンに向けたであろう、俳優ネタや声優ネタも散見されました。視聴者からは、「『ポプテピ』の最終回を見ていたはずなのに、最後まで蒼井翔太だった」「我々はいったい何を見せられているんだ」という意見も。愛を込めて「クソアニメ」と呼ばれる本作にふさわしい、型破りな最終回です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」のみで見ることができます。

* * *

 始まったばかりの冬アニメを見ていると、「秋アニメの最終回だけ見逃した……」ということも起こりがちです。アニメ作品の集大成ともいえる最終回、見ていないものがあった方は、ぜひこの機会に視聴してみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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