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『ジョジョ』3部・承太郎が「波紋」を使えたら DIO戦は楽勝?

マグミクス / 2023年1月22日 19時10分

『ジョジョ』3部・承太郎が「波紋」を使えたら DIO戦は楽勝?

■「スタープラチナ」+「波紋」は鬼に金棒すぎる?

 2023年には、ついに第9部の連載も始まる『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部では、第1部のラスボスだったDIOが復活します。DIOは不老不死の吸血鬼で、首だけになった後、第1部主人公であるジョナサン・ジョースターの身体を奪い、生き延びていました。

 第2部主人公であるジョセフや、その孫である空条承太郎は、ジョナサンの体と霊的につながっていることが影響し、精神力を具現化させた特殊能力「スタンド」が覚醒します。しかし、承太郎の母親で優しい性格のホリィは、スタンドの悪影響で瀕死となりました。母を救うためには、諸悪の根源であるDIOを倒すしかない。承太郎たちはエジプトにいるDIOを倒すために、旅立つのです。

 第3部はこんな導入のストーリーですが、不思議なのが、「波紋呼吸法」の達人であるジョセフが、承太郎に波紋を教えようとしなかったことです。

 DIOは不死身の体を持つ吸血鬼ですから、太陽の光か、太陽と同じ波長を持つエネルギーである波紋を流さずして倒すのは困難です。そしてジョースター家やツェペリ家の描写を見るに、波紋の能力は血統により、ある程度遺伝すると考えられます。ジョセフ自身が、生まれつき波紋呼吸法を行っていたという描写もありました。ジョースター家の血筋である承太郎にも、恐らく波紋の才能はあったでしょう。

 もし、ジョセフが承太郎に、以前から波紋呼吸法の指導を行っていたら、第3部の物語はどうなったのでしょうか(承太郎は修行を嫌がりそうではありますが)。

 承太郎が波紋を使えたら、戦闘は飛躍的に楽になります。ジョセフは、DIOと対峙した際、自身のスタンド「ハーミットパープル」に波紋を流していました。「スタンドには波紋が流せる」ということです。

 まず、花京院典明との戦いの時点で承太郎が波紋を取得していたら、波紋の流れる「スタープラチナ」のパンチで、DIOの肉の芽が戦闘中に浄化され、花京院は早期に正気を取り戻していたと思われます。

「タワーオブグレー」との飛行機内の戦いでは、承太郎が波紋を使えてもあまり変化はなかったでしょう。しかし、続く「ダークブルームーン」との水中戦は、大きく変化したと思われます。そもそも、波紋の使い手は水上を歩けますし、水中に波紋を流すと一般人は気絶しますので、偽テニール船長は気絶して、あっさり決着がついた可能性もあります。水中に引きこまれたとしても、波紋を使うと煉瓦を破壊できるなど、身体能力も向上しますので、息が続く限りは水泳能力も向上していたと思われます。

 船と一体化した「ストレングス」との戦いは、あまり変化はないでしょう。その後の相手と同化し、肉を取りこむ「イエローテンパランス」戦では、波紋は決定的要因になった可能性があります。そもそも、波紋は「水の形を固定する」ことも可能です。承太郎の波紋能力が高ければ、「壁に張り付く」ことも、「ものに波紋を流して、ものを飛ばす」こともできます。

 作中では飛び道具がない承太郎が苦戦しましたが、戦闘センスの高い承太郎であれば、こうした波紋の特性を活かして、「イエローテンパランス」と渡り合ったでしょう。最後には海に落ちていたので、もちろん「水に流して、相手を気絶させる」攻撃も有効だと思われます。

■DIO戦では、波紋は有利?

最強だが、波紋は効いてしまうDIO。画像は「超像可動BIG『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』 「DIO」」(メディコス)

 車の姿を取った「ホウィール・オブ・フォーチュン」との戦いは大差ないと思いますが、波紋の身体能力強化や、「ものを飛ばす」能力などが影響する可能性もあるでしょう。

 また、エンヤ婆の「ジャスティス」は、承太郎が波紋を使えた場合、「肉の芽」を蒸発させられた可能性があります。ただ、エンヤ婆の描写を見る限り、彼女はDIOに支配されていたわけではなく、進んで忠誠を誓っていたので、あまり変わらないと思われます。しかし、肉の芽を消して、エンヤ婆の死亡は免れたかもしれません。

 その後の「サン」「ハイプリエステス」「セト神」「オシリス神」「アトゥム神」との戦いは、波紋を使えても大差ないでしょう。ただ、水の形をした「ゲブ神」との砂漠の戦いでは、承太郎が「波紋探知機」ができるなら、ンドゥールの位置や攻撃を特定する役に立った可能性はあります。また、刀そのものの「アヌビス神」との戦いはフィジカル勝負の側面もあったので、波紋で身体能力が上がることで若干有利になったかもしれません。

 そして、第3部最後のDIOとの戦いは、かなり有利になったと思われます。劇中同様に油断したDIOは承太郎の奇襲攻撃をくらうと思われますが、そのさいに波紋が致命傷となるからです(実際に波紋が使えたら、DIOが「気化冷凍法」を使える設定も復活していたかもしれませんが……)。

 ちなみに、ジョセフがDIOの身体に「ハーミットパープル」を巻き付けて波紋を流そうとする場面がありましたが、DIOは「きさまのスタンドが一番…なまっちょろいぞッ!」と言いつつ、波紋が身体に流れる前に「ハーミットパープル」をちぎって脱出しているように見えます。その後、波紋を流した「ハーミットパープル」を身体に巻き付けたジョセフへの攻撃も止めていたので、やはり3部のDIOにとっても、波紋は脅威なのでしょう。

「ハーミットパープル」に流す形だと、どうしても相手に伝わるまでにタイムラグが生まれますが、「スタープラチナ」、あるいは承太郎本人からの接触で直接波紋を流されたら、間違いなく大ダメージで、一撃KOだったかもしれません。ただ、波紋が決まるとDIOの体が消滅してしまうので、場合によっては、最後にジョセフに血を戻すことができず、ジョセフはそのまま死亡していた可能性もあります。

 また、狡猾なDIOならば、承太郎が「波紋を使える」という情報を先に仕入れて、何か別の戦法を考えたかもしれませんが、それでも波紋が使える承太郎が有利なのは変わらないでしょう。

(安藤昌季)

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