実は人類最強？ 『幽白』桑原のポテンシャルが凄すぎ 「一番結婚したい」

■冷静に考えるとハイスペック

　ジャンプ黄金期を支えたマンガ『幽☆遊☆白書』といえば、個性の強いキャラクターが魅力のひとつです。霊界探偵で、実は魔族の血を引いていた主人公・浦飯幽助や、人間に転生した妖狐・蔵馬、魔界の盗賊・飛影といったメインキャラは今でも高い人気を誇っています。そんな3人と同じメインキャラのひとりで、やられ役となることが多く、3枚目ポジションの印象も強いのが、もともとは幽助のライバルだった不良・桑原和真でした。

　メイン4人のなかでは唯一純粋な人間の桑原ですが、「ポテンシャルやばすぎ」「大人になって読むと惚れる」など、ネット上では再評価の声が上がっています。

　幽助たちとともに多くの敵と戦ってきた桑原は、作中では敵に敗れるシーンが多く、幽助との喧嘩の対戦成績も0勝156敗と、どうしても「負けポジション」のイメージを持たれがちです。しかし、「魔界の扉編」の後半では、A級妖怪と同等の実力になったことが示されていました。「暗黒武術会編」で幽助を苦しめた戸愚呂弟がB級妖怪とされているので、桑原は最終的に戸愚呂弟を凌ぐ実力者になっています。

　ここで忘れてはいけないのが、桑原はあくまで「普通の人間」ということです。蔵馬と飛影はそもそも妖怪であり、幽助は魔族の血が流れた混血種ということを考えると、人間離れした強さはある意味当然です。しかし、桑原は霊感が人一倍強かっただけで、妖怪でも魔族でもありません。ごく普通の人間だった桑原が、「霊剣」や「次元刀」という能力を得たことに関して、ネット上では「物凄い天才じゃね？」「人間界最強の男」など、賞賛の声が多く見られました。

　勉強面においても、桑原はしっかり結果を出しています。初期エピソードでは、舎弟の大久保を助けるために、苦手な勉強を克服し、50点の壁をクリア。さらに、猛勉強の末に、見事進学校・骸工大付属高校への合格を決めました。

　さらに桑原を語る上で外せないのが、「愛の力」です。「暗黒武術会編」で苦戦を強いられていた吏将との戦いでも、愛する雪菜の姿を見つけた途端に一瞬で倒すなど、愛の力でとてつもない強さを発揮しました。また、基本的に他者への情が厚く、Dr.イチガキに操られた円、梁、魁の3人を攻撃できず、真っ向から彼らの拳を受け止めて倒れています。

　ネット上では「愛の力だけで勝つの好き」「男のなかの男」「負けても格が上がる」「vs鈴駒戦も、vs戸愚呂兄戦も、桑原のバトルは全部熱い」など桑原の男気に惚れた読者が多く、「結婚するなら桑原」「一番まともな進路」「猫好きなのもたまらん」「お姉さんの静流さんとも仲良くなりたい」と、人気を集めています。

（マグミクス編集部）