「麦わらの一味」ゾロの必殺技はどれが好き？ 「威力より名前で記憶に残る」

■ネーミングセンスが秀逸すぎるゾロの必殺技

　人気マンガ『ONE PIECE』に登場するロロノア・ゾロといえば、麦わらの一味のなかでも特に人気を集めるキャラクターです。ゾロは一味の戦闘員としてルフィの最初の仲間になり、初期から強敵と戦い、成長し続けてきました。剣士としての技も多彩で、その独特なネーミングセンスで、ネット上では「ゾロの技はシビれるものばかり」と話題になっています。

　ゾロは「三刀流」の剣士として、さまざまな剣技を使います。まず、代表的な技としては、「鬼斬り（おにぎり）」が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。ゾロが最初に使った技でもあり、「焼鬼斬り（やきおにぎり）」や、「艶美魔夜不眠鬼斬り（えんびまよねずおにぎり）」、「煉獄鬼斬り（れんごくおにぎり）」などの派生技も生まれて、今もなお使われ続けています。ネット上では「ゾロといえば鬼斬り」「口に刀くわえた最初のインパクトはすごかった」といった声がありました。

　その他、独特な必殺技としてよくあげられるのが、元CP9のカクとのバトルで披露した「三刀流 二剛力斬（にごりざけ）」という技です。それまでは予備動作などは構える程度で、技を繰り出すことが多かったのですが、この技は発動する前に腕の筋力をパワーアップさせるのが特徴的です。「一剛力羅（いちごりら）」「二剛力羅（にごりら）」と言って両腕をムキムキにしてから、「二剛力斬」を放つ姿に、「ゾロは『豪剣』のイメージだから、力でぶった斬る二剛力斬が好き」という声がありました。

　また、ゾロは三刀流の「奥義」も使います。代表的なものでは、鷹の目のミホークに使用したことでも印象に残る、「三・千・世・界（さんぜんせかい）」があげられるでしょう。名前のかっこよさもありますが、初期の圧倒的強者相手の名勝負に使ったことから覚えている読者も多いよう。ミホークには見切られましたが、その後オーズやピーカなどの強敵相手にも効果てきめんだった強力な技です。ちなみに公式で行われた、第1回「キミの好きな技」人気投票の結果では「三・千・世・界」は、「ゴムゴムの銃乱打（ガトリング）」に次いで堂々の2位に輝いています。

　また、クラーケンやプロメテウス相手に使った、別の三刀流奥義「六道の辻」も、「縦に5回、横に1回斬りつける超絶技で、2年間の修業の成果を感じさせる」と人気を集めていました。

　三刀流以外の技でいうと、「一刀流 居合 獅子歌歌（ししそんそん）」の人気が高いようです。バロックワークスのMr.1との死闘でこの技を使った際は、「礼を言う」「おれはまだまだ強くなれる」というゾロの屈指の名言のひとつも飛び出し、「獅子歌歌は決めゼリフ含めて一番カッコいい」と支持されています。

　その他、初期から登場する「虎狩り」や、どんどん進化していく飛ぶ斬撃技「煩悩鳳（ぽんどほう）」シリーズ、カクに使用した「阿修羅 弌霧銀（アシュラ いちぶぎん）」から始まり、カイドウにダメージを負わせた覇王色をまとう「阿修羅 抜剣 亡者戯（アシュラ ばっけい もうじゃのたわむれ） 」にまで成長した「鬼気九刀流（きききゅうとうりゅう）」シリーズなど、派生、進化系含めてさまざまな技が人気です。「派生技のネーミングが、漢字も読ませ方も独特でかっこいい」「ダジャレだけどしびれる」と、威力以上に技名に注目が集まっています。

「ワノ国で錦えもんから『狐火流』盗んで、『閻王三刀流』も身に付けて、もうとんでもなく強くなってるな」「最終章で、今まで身に付けたもの全部の『合わせ技』出してくれないかな」「これはミホークと再戦するしかない」「シリュウの『スケスケの実』を真っ向から破ってほしい」と、今後ゾロが「世界最強の剣豪」になるまでに、さらなる名勝負や新技が期待されているようです。

（マグミクス編集部）