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『ワンピ』天竜人の異常な特別扱いはなぜ? 「アホっぽいのに」「生贄要員では」

マグミクス / 2023年2月11日 11時50分

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■アホっぽいのになぜか一番偉い天竜人

 大人気マンガ『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)は最終章に入るも、まだまだいろんな謎が残っています。そんななか、ネット上では「天竜人」について「見た目も言動もアホっぽいし、トラブルしか起こさないのに、なぜ天竜人があんなに権力を持ち、庇護されているのか?」「海軍にも天竜人嫌いなやつたくさんいるし、世界政府にとっても迷惑な存在だと思う」と、彼らの横暴が許されていることに、疑問の声が多く挙がっています。

※この記事では『ONE PIECE』の単行本未収録、未アニメ化の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 天竜人と呼ばれる「世界貴族」は、800年前に世界政府という一大組織を作り上げた「20人の王達」の末裔です。代を重ねるうちに権力が暴走していき、さまざまな種族を奴隷として扱っています。しかし天竜人を傷つけると海軍大将が軍を率いてやってくることもあり、誰も逆らうことができない状態です。自分の奴隷だけでなく通りすがりの一般市民まで平然と銃で撃ち抜き、気に入った相手はいきなり妻や奴隷として連れて帰るなど、作中でも屈指の非道な行為を繰り返しています。

 ネット上では「いくら偉大な王たちの血を引いているからといっても、さすがにやり過ぎ」との声が多くあがっていますが、「革命が起きた時の生贄としてあえて生かされてるのでは?」「わざとヘイトを集めさせている」との意見もあるようです。確かに作中では革命軍に所属するドラゴンや、サボが天竜人への宣戦布告を決意しており、明らかに標的となっていました。また、かつて天竜人の地位を放棄してしまったドンキホーテ家は、その後に天竜人を憎む民衆から恐ろしい迫害を受けています。

 天竜人のなかでも選ばれし最高位の存在である「五老星」は、全員理知的な人物で、奴隷も連れておらず、その他の横暴な行為を繰り返している天竜人とは、明らかに様子が違います。実質世界を動かしているのは、彼ら5人と、その上に存在する謎多き人物「イム様」であるため、残りの天竜人は「反政府勢力が矛先を向ける対象で、死んでも特に問題がない生贄」なのではないかと、考える人もいるようです。五老星のひとりは、世界の均衡に関して「一度大きく掃除する必要がある」とも語っていたので、「敢えて革命を起こさせる」ための、表向きの横暴な権力者として行動させている可能性もあります。

 また「『古代兵器ウラヌス』の起動には、『天竜人の命』が必要だから、普段は好き放題やらせてもらっている」という説もありました。第1060話にて、「世界会議」にてイム様のことを目撃してしまったと思われるサボが、ルルシア王国という国に潜伏していたところ……空から謎の巨大な物体が出現し、「16本の光線」が放たれました。その攻撃によって、ルルシア王国は「完全に消滅」し、「最初からなかったもの」にされてしまったのです。その際のイム様や五老星の発言を見ると、サボを殺すためというより、もともとルルシア王国を消す予定だったと考えられます。

 詳しくは分かりませんが、このとてつもない威力の攻撃を出した「謎の物体」は、まだ正体不明の古代兵器のひとつ「ウラヌス」ではないかと考察されています。ルルシア王国が消される少し前の「世界会議」の後に、天竜人と同じ血筋(聖地マリージョアからは離れている)であるアラバスタ王国のコブラ国王が、「サボに殺害された」という報道が出ていました。また、1054話ではドンキホーテ・ミョスガルド聖が「チャルロス聖殺人未遂犯を故意に逃がす」という行動に出たらしく、「神の騎士団」なる組織「取り調べ」を受けていることが言及されています。

 ネット上では、「多分、コブラ王か、ミョスガルド聖が『ウラヌス』を起動させるために、命を使われたのではないか」という考察が出始めました。以前から、そもそもの「天竜人」という呼び名も、「天から竜(古代兵器)を呼び寄せる力を持つからでは」という考察もあったのですが、自発的に呼び寄せるわけではなく、イム様に「使われる」形で、命と引き換えに発動させる可能性が高そうです。

 その他、かつてロジャーとガープが共闘してロックス海賊団と戦ったという事件の舞台の島、ゴッドバレーも現在は地図からも消されており、同様の手段によって消されたものと思われます。詳しいことは不明ですが、同事件にも天竜人とその奴隷が大きく絡んでいたようです。天竜人の数にも限りがあるので、頻繁に「ウラヌス」を使うわけにはいかないでしょうが、いわゆる「ゴッドバレー事件」が起きたのが38年前で、その後に「ウラヌス」が使われたのがルルシア王国の事件だとすれば、頻度としては不自然ではありません。

 また、かつて元天竜人のドンキホーテ・ドフラミンゴは、「『聖地マリージョア』にある重大な「国宝」の事を知っている」ために、天竜人でなくなった後もまだCP0を動かす権力を有していると語っていました。さらに、かつてローが食べた「オペオペの実」を手中に入れていれば、「『国宝』を利用し おれは世界の実権さえも握れていた!!!」とまで発言しています。

「オペオペの実」は才気のある者が使えば、能力者の命と引き換えに「他人に『永遠の命』を与える『不老手術』」が行える悪魔の実です。そして、今回の「『ウラヌス』の起動に天竜人の命を使う」説と合わせて、「ドフラミンゴは『オペオペの実』で不老不死になって、『国宝(ウラヌス)』を制限なしで使える存在として、世界を牛耳るつもりだった」という説も生まれています。一連の説が正しければ、現在はインペルダウンに幽閉されているドフラミンゴは、もしかするといつか「ウラヌス」のための生贄にされてしまうかもしれません。

 その他にも「天竜人は本来有能すぎるから、トップの判断でわざと世間知らずのバカにして管理している」という考察もありました。五老星たちやアラバスタ王家の人間が有能なのはもちろん、天竜人ではなくなった後のドフラミンゴは、子供時代にすでに覇王色の覇気に目覚めて自力で海賊の世界でのし上がり、「イトイトの実」も「覚醒」させています。また、10年前は典型的な横暴な天竜人だったミョスガルド聖も、魚人島のオトヒメに救われた後、見違えるような立派な人物になっていました。

 上記のことから、「王の血筋だし、みんな素質は絶対にあるはず」「いずれは『ウラヌス』の生贄にする奴らが賢くても困るから、イム様の命令でバカで横暴に育つようにしているのでは」「あの『宇宙服』みたいな衣装のなかに、頭を鈍らせる成分の気体でも入れてるんじゃないか」と考えられています。

 天竜人やその先祖たちの謎が明かされるのはいつか、彼らは倒されるのか、ミョスガルド聖のように更生するのか、今後の展開に注目が集まります。

(マグミクス編集部)

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