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久々登場で大変貌していたジャンプキャラ 「どこのイケメン?」「シリアス化?」

マグミクス / 2023年2月6日 19時10分

久々登場で大変貌していたジャンプキャラ 「どこのイケメン?」「シリアス化?」

■初登場時とのギャップがすごい!

 大ヒット作を生み出し続けている「週刊少年ジャンプ」では、連載が長くなるにつれて個性的なキャラクターが増えていき、主要な登場人物だけでなく、脇役や敵対する面々の人生が描かれるのも醍醐味です。なかには、久々に出てきたと思ったら見た目や性格、ポジションが大きく変わっているキャラも存在しました。

 例えば、『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)のコビーは、女海賊・アルビダの海賊船で雑用係として働かされていましたが、ルフィとの出会いを経て夢だった海軍将校を目指すようになります。そして、ルフィとゾロが仲間になるきっかけとなった事件で敵対したヘルメッポとともに、海兵として成長し、見違えるような精悍な姿で再登場しました。その後、コビーは大佐、ヘルメッポは少佐へと昇進しますが、海兵という立場ながら海賊であるルフィたちと変わらぬ友情を築いています。

 成長するキャラもいれば、悲しくなってしまう変化を遂げていたキャラもいました。『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)のジャン=ピエール・ポルナレフは、第3部『スターダストクルセイダース』にて最初は敵として登場し、のちに主人公・空条承太郎たちの味方になって、明るく頼もしいムードメーカーとして物語を盛り上げます。

「ハンサム」や「ナイスガイ」を自称する、コミカルでポジティブな三枚目のポルナレフでしたが、第5部「黄金の風」の終盤で再登場した際には、かつてのようなフランクさはなくなり、口調も変わっていました。また、5部のラスボス・ディアボロとかつて交戦し、右目と右腕、両足を失って、車椅子での生活になっており、ビジュアル面でも大きく変貌しています。

 その他、スタンド使いの亀ココ・ジャンボとポルナレフの魂が入れ替わる展開があり、亀の姿で喋り続けるポルナレフは非常に印象が強かったため、アニメ出演者やファンの間では「亀ナレフ」という愛称で呼ばれるようになりました。

 また、物語が進むにつれ、人格が悪化していったキャラに『バクマン。』(著:大場つぐみ 作画:小畑健)の中井巧朗がいます。連載を目指しながら漫画家のアシスタントを12年続けてきたベテランで、いわゆる遅咲きである中井は、無精ひげと肥満体型が特徴的な男性です。苦労人でマンガへの情熱は人一倍でしたが、初めて連載を持つことができたのも束の間、打ち切りや、コンビを組んでいた原作担当・蒼樹紅への失恋を経験。その後も女性関係で問題行動を起こし、漫画家としても上手くいかなくなったため、一度は夢を諦めて故郷へ帰りました。

 そのままフェードアウトするかと思われましたが、アシスタント業を再開するために改めて上京し、久しぶりに登場します。故郷では自堕落な生活を送っていたらしく、元より肥満体だった身体が一層大きくなったうえに、性格はさらにねじ曲がっていました。新たな仕事場でも嫌われてクビになり、一時は浮浪者生活を送って、蒼樹へのストーカー行為まで行っています。

 どんどんクズ化していく中井に驚かされる読者も多かったのですが、アニメ版の最終話では初登場時の体型に戻っており、漫画家に復帰する条件として編集者に課されていたダイエットを、頑張っていたことが判明しました。

 逆に、トラブルメーカーからキーパーソンへと、まさかの転換を見せたのは『銀魂』(著:空知英秋)のハタ皇子です。怪獣や珍獣をこよなく愛する天人で、「バカ皇子」と呼ばれています。何度も変わった生き物を飼い、それが原因でよくトラブルを起こす傍迷惑な存在でした。ギャグ満載な作中においても、特にコメディ色が強いキャラで、頭に生えた触覚(何度も千切られる)や、ふくよかな丸顔に小さな瞳と麻呂眉、側頭部にのみ生えた髪など、見た目もインパクトがあります。

 ハタ皇子は初期に出番が多く、定期的に地球で事件を起こすも憎めない人気キャラでしたが、作品序盤の「星海坊主篇」以降は登場しなくなりました。これは作者の空知先生がハタ皇子に飽きてしまったからだそうですが、なんと最終章の「銀ノ魂篇」で再登場します。

 そこで明かされたのが、ハタ皇子の母星・央国星の「王位継承」を巡る過去でした。才能があったのにもかかわらず亡くなった第一皇子を見て、触覚にまつわる「王の資格」を持っていなかった第二皇子は、下野を決意し出ていってしまいます。そんな兄たちの姿を見てきた第三皇子のハタ皇子は、わざと王の座に就かず、第二皇子の帰りを待ち続けていたのです。そして、この出来事や兄との関係が、「銀ノ魂篇」で描かれるアルタナ解放軍との戦いに、大きな変化をもたらすことになります。

 過去のハタ皇子が現在とは似ても似つかない「美青年」であった事実、まさかの「触覚の重要性」も含め、さまざまな意味で読者を震わせた重要キャラでした。

(椎崎麗)

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