『水星の魔女』第2クールの展開を予想 不幸な結末の彼がガンダム伝統「仮面キャラ」に!?
マグミクス / 2023年2月7日 18時10分
■第2クールまでどれくらいの時間が経過するのか? 数か月? 数年? 数十年?
2023年4月放送開始予定の「Season2(第2クール)」からの展開が注目されている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。さまざまな憶測がファンの間でも語られています。果たして第2クールはどんな展開になるのでしょうか?
まず基本的な部分として、第2クールは第1クールからどれくらいの時間が経つのか?という点が気になります。これまでの作品で考えれば、第1クールラストシーン直後から始まることは、あまり例がありません。ある程度の時間が経過するものと考えられます。
これまでの「日5枠」作品で考えれば、半年から数年後のまったく別な場所からスタートすることが定番でした。前作と同じ舞台から新しいシーズンが始まるのはマンガ連載作品などでは普通ですが、アニメオリジナル作品はほとんどが新たな舞台からスタートというのが定番です。
この法則で考えると何年後パターンでは、これまでの舞台である「アスティカシア高等専門学園」をメインキャラのほとんどが卒業してしまうでしょう。そうなると、せっかく第1クールで描いてきたキャラを入れ替える可能性もあるのでもったいない。
もちろん数年後、学園で一緒だったメンバーが敵味方に分かれて戦う戦争が描かれる可能性も考えられます。しかし、このパターンはもっとも想像がつく展開です。これまでの「展開が読めなかった『水星の魔女』」らしくないとも思えます。
穴馬として、数十年後の子供世代にまで飛ぶという可能性も考えられるかもしれません。思えば「プロローグ」から第1話は21年の時が流れていました。もっとも、この場合も驚きはありますが、第1クールで育てたキャラが激変するというリスクがあります。可能性は皆無でないけど、極めて低いものでしょう。
そう考えていくと、第2クールの舞台は変わらずアスティカシア高等専門学園。デリング・レンブラン暗殺未遂事件から数週間、または数か月後という展開の可能性がもっとも高いと考えられます。つまり第1クールでファンが愛着を持ったキャラが再び集う形になるのではないでしょうか?
もっとも筆者はひねくれた予想も考えました。第1クールラストシーンの直後から第2クールが始まるというパターンです。前述したようにこのパターンはあまり例がない。……ということで、裏をかいてここからスタートするという可能性です。
正直な話、あのラストシーンから日を置いた展開ですと、どう考えてもスレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランの間に深い溝があるという所から物語が始まるでしょう。おそらく第2クールはその溝が埋まることが序盤の見どころになるのでしょうが、何かしらの超展開で、あの場でスレッタとミオリネが仲直りできないものかと思います。あくまでも希望ですが、そんな超展開があれば見てみたいと思いました。
■果たしてガンダム定番の「仮面キャラ」の登場はあるのか?
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ティザービジュアル (C)創通・サンライズ・MBS
前述しましたが、第2クールの見どころとしてファンがとらえているのは第1クール最終回で気になった部分の続きでしょう。スレッタとミオリネの間にできた溝。ニカ・ナナウラと「フォルドの夜明け」との関係。父親を誤って殺してしまったグエル・ジェタークのその後などです。
このうち、スレッタとミオリネの関係は、早急に修復することを個人的には望みます。もっとも第2クールも全12話が予定されているので、ここに時間を割くの可能性は少ないでしょう。第1クール11話のように、グッと距離を縮める展開を期待したいところです。
逆にスレッタとミオリネの仲直りを第2クールいっぱいかけるため、敵対させるという鬼展開も考えられるかもしれません。これまでの「ガンダムシリーズ」ならありえる展開ですが、果たして『水星の魔女』はどうなるでしょうか?
ニカに関しては何かしらの過去のいきさつは明かされそうですが、これまでのアーシアン仲間との絆を考えれば心配いらないかと思います。楽観的な考えですが、この部分で不穏なドラマを入れる余裕は話数的にないのではないでしょうか?
むしろ、「地球の魔女」を名乗ったソフィ・プロネとノレア・デュノクの動きが気になります。スレッタを「お姉ちゃん」と言っていたことを考えると、今後は何らかの接触があるかもしれません。可能性としては転校生として学園に現れることだって考えられます。
グエルの今後に関してはファンも気になってる人が多く、さまざまな考察が成されていました。そのなかでも目立っていたのが、「ガンダムシリーズ」定番の仮面キャラになって戻ってくるというものです。
『水星の魔女』ではすでにスレッタの母親であるプロスペラ・マーキュリーが、「プロローグ」に出てきたエルノラ・サマヤだということを隠すためか、仮面キャラとして登場していました。しかし、過去には仮面キャラがふたり以上出てきた「ガンダムシリーズ」もあります。『機動武闘伝Gガンダム』のシュバルツ・ブルーダーとウルベ・イシカワ、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のモンタークとヴィダールなどです。
そう考えると、グエルが仮面をかぶって正体を隠して再登場という展開はあるかもしれません。もっとも筆者は仮面で正体を隠して再登場する可能性があるキャラにもうひとり心当たりがあります。それはエラン・ケレス。……と同じ顔を持った強化人士4号です。
廃棄処分された4号ですが、その最期は明確に描写されておらず、もしかしたらという可能性を示唆していました。あくまでも希望的な見立てですが、他の死亡描写を見ていると4号だけはボカしている点が妙に気になります。
もっとも本物のエランの予備として用意されている強化人士が、まだいる可能性が高いという点も見逃せません。普段はエランの顔を隠して仮面を付けている強化人士軍団とか出てくる可能性だってあります。もしも、そんな部隊に襲われてピンチのスレッタを助けて4号が現れたら熱い展開ですね。
他にも多くのファンたちが、さまざまな第2クールの展開を想像していることでしょう。4月の放送までの残り2か月ほど、いろいろな想像をして盛り上がるのは今だけしかできない楽しみ方です。
(加々美利治)
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