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『刃牙』女性キャラの活躍シーン 「少ないけど印象的」「ある意味最強」

マグミクス / 2023年2月7日 20時10分

『刃牙』女性キャラの活躍シーン 「少ないけど印象的」「ある意味最強」

■最後に母として、命懸けで「最強」に立ち向かった!

 男同士のぶつかり合いが人気の、格闘マンガ『刃牙』シリーズに登場する女性キャラは希少です。しかし、物語の要所では、戦いに夢中な男たちに愛を与える存在として、大事な活躍をしてきました。

●朱沢江珠「女より母を選んだ」

 第1部『グラップラー刃牙』の「幼年編」では、主人公・範馬刃牙の母・朱沢江珠が、強く哀しい輝きを見せました。

 婚約者の朱沢鋭一を殺されるも、初めての出会いから刃牙の父・範馬勇次郎に惚れていた江珠は、息子の刃牙を、勇次郎を喜ばせるための道具としか見ていませんでした。しかし刃牙は、そんな江珠の愛を求めて、「地上最強の生物」の異名を持つ勇次郎に挑むのです。

 13歳の刃牙と勇次郎では、実力の差は明らかで、勇次郎の攻撃で刃牙は確実に死に向かっていきます。そんな状況で動いたのは、ずっと勇次郎を優先していた江珠だったのです。

 刃牙を守るため、勇次郎に殴りかかった江珠は、殴った反動で手首が折れようとも攻撃をやめません。さらに、勇次郎の攻撃で朦朧としながらも首筋に噛みつく闘争心あふれる江珠に、勇次郎は「なんていい女なんだ……」と呟いて、抱きしめるような形で体の骨を砕きました。

 それまで、女として勇次郎に従うだけだった江珠が、子供を守るために死を覚悟して「地上最強の生物」に挑んだ瞬間は、母の愛があふれていました。その後、気絶した刃牙を抱き、子守唄を歌いながら息絶えた江珠の最期は、物悲しいですが感動的な名場面です。刃牙はのちに、勇次郎に立ち向かう江珠の「あたしが相手だッッ」という言葉を振り返って、「あの言葉と残りの人生 引き換えにしたっていい」「あの言葉があったから生きてこられた」とまで語っています。

●松本梢江「刃牙の毒を『裏返らせる』」

 最初期から登場している刃牙の恋人・松本梢江は、第2部『バキ』で刃牙との「初体験」で彼を大きくパワーアップさせたり、モハメド・アライJr.から熱い求愛を受けたりと、中心人物として活躍しました。なかでも、刃牙や勇次郎が中国武術界最強の「海皇」を決める大会に参加した「中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編」で、重要な役割を果たしています。

 最凶死刑囚・柳龍光との戦いで、命にかかわる毒に冒された刃牙は、大会で、中国の毒手の使い手である李海王と対戦しました。しかし、李海王との試合で、さらなる毒を受けた刃牙は、大量の血を吐いて倒れてしまいます。

 逞しかった体が見る影もなくやせ細った刃牙を見下ろしながら、梢江は「ちっとも変わってない」と呟き、大粒の涙を流しました。そして、その涙を浴びた刃牙は、笑顔で立ち上がり戦いに戻ると、別格の強さを見せつけ、李海王に勝利したのです。表裏一体だった柳と李海王の毒、そして、恋人が流した涙によってもたらされた多幸感。それら全てが刃牙のなかで混ざり合って起きた、奇跡的な復活劇でした。

 梢江の愛が重要な役割を果たしたこのシーン以外にも、「中国大擂台賽編」の梢江は、重症の刃牙に対して「目覚めに賭ける」と言った烈海王に、「ちょうしこいてんじゃねェよッッッ」と激昂するなど、これまでとは違う一面を見せています。

●徳川寒子「史上最強の剣豪を蘇らせる」

 現代に蘇った大剣豪・宮本武蔵と、刃牙などの地下闘技場戦士たちの戦いが描かれた第4部『刃牙道』では、地下闘技場オーナーである徳川光成の姉で霊媒師の徳川寒子が活躍しています。

 武蔵の体組織からクローンを作ったものの、その体が動きださないため、光成は寒子にあの世から武蔵の霊を呼び、クローンの体に憑依させるよう依頼します。寒子は武蔵の霊を自身に憑依させると、濃厚な口づけでクローンに霊を移し、憑依を成功させました。

 寒子の術で蘇った武蔵は、地下闘技場戦士だけでなく、国家権力相手にもその圧倒的強さを見せつけます。そして、現代においてあまりにも異質な武蔵は、烈海王や多くの警察官たちの命も奪ってしまいました。

 刃牙は、そんな武蔵をあの世に返すべく勝負を挑みます。そして、刃牙が武蔵の両手を封じた隙に、現れたのが寒子だったのです。背後から武蔵に近寄り、唇を重ねた寒子は、そのまま武蔵の霊を身体から抜き取り、あの世に返しました。

 『刃牙道』は、寒子に始まり寒子に終わる展開で、彼女抜きには語れない物語です。また、刃牙との戦いの最中とはいえ、達人である武蔵に気付かれずに唇を重ねた寒子は、ある意味最強と言えるのかもしれません。

 その他、「おソバゆでたげる」の名言で有名な愚地独歩の妻・夏江や、過去に勇次郎に殺されるも額から血を流させた夜叉猿の妻、任務は失敗するも勇次郎相手に単身で捕獲を試みたジャック・ハンマーの母・ジェーン(本名:ダイアン・ニール)、「ミスター・アンチェイン」ことビスケット・オリバが愛してやまない誇り高き恋人・マリアなど、数は少ないながらも印象に残る女性キャラが登場しています。

(SU_BU)

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