1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

素朴な疑問「ドラゴンをクエストしてなくない?」最もドラゴンが関係なかった『DQ』はどれ?

マグミクス / 2023年2月10日 19時40分

素朴な疑問「ドラゴンをクエストしてなくない?」最もドラゴンが関係なかった『DQ』はどれ?

■「このドラクエ、ドラゴン関係なくない?」疑問を解決

 日本が世界に誇るRPG「ドラゴンクエスト」シリーズ。作中においてどれくらい冒険者たちは「ドラゴン」を「クエスト」してきたのでしょうか。ファンであれば、一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。シリーズにおいて最もドラゴンの存在感が薄かった、あるいは物語への貢献度が低かった作品はどのあたりになるのでしょうか? ストーリー、パッケージをヒントに探っていきましょう。

 まず当然ながら初代『ドラゴンクエスト』において「ドラゴン」は超重要ポジション。ローラ姫が囚われている洞窟の門番は「ドラゴン」ですし、ラスボスも「りゅうおう」。そしてパッケージイラストも勇者とドラゴンが対決している場面です。まさに『ドラゴンクエスト』のタイトルをそのまま体現したストーリーでした。

 さて続く『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』からすでにちょっと雲行きが怪しくなります。パッケージイラストからドラゴンは消えラスボスは邪教の神官「ハーゴン」、そして邪神「シドー」と「ドラゴン」要素は相当抑えられているのです。「りゅうおう」を討伐したのちの世界が舞台とはいえ、タイトルに縛られない舵の切り方は見事です。

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』はパッケージには2体のドラゴンが確認できます。魔王「バラモス」は若干爬虫類寄りですが「ドラゴン」とは言い難く、「ゾーマ」もまたしかりです。とはいえ、中ボスの「やまたのおろち」「キングヒドラ」とドラゴン要素は『II』よりかなり濃厚です。

 次に「天空シリーズ」です。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』でもパッケージにドラゴンは健在。また「マスタードラゴン」という極めて需要なドラゴンがここで初登場。続く『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』でも「マスタードラゴン」は続投します。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』も冒頭でまず、ドラゴンに乗ってムドー城に攻め込むムービーが印象的でした。「天空」シリーズにおいてドラゴンは気高い存在になっていきます。

■全11作で最も「ドラゴン」が関係ないのは?

 そして『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』ですがパッケージに「ドラゴン」は消え、代わりに「トカゲ」がいます。それはさておき魔王オルゴ・デミーラのまがまがしい姿はよく見れば「ドラゴン」感も感じられますが、ムカデ要素も強いです。中ボスで「やみのドラゴン」が、厄災をもたらすものとして登場します。

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』もパッケージにドラゴンはなし……ところがクリア後に主人公の正体が明るみになり、終盤も終盤で「ドラゴン」貢献度が急上昇します。『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』もパッケージにはたくさんのモンスターのなかに小さいドラゴンが紛れ込んでいる程度ですが、光のドラゴン「グレイナル」と闇のドラゴン「バルボロス」と善と悪の対をなす存在として君臨。やはり重要な局面でしっかりその役割を果たしてくれていました。

 オンラインの『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族』もドラゴン要素が随所に確認できます。例えば飛行手段のひとつに「飛竜」がいますし、「Ver.3」のタイトルがそのまま「いにしえの竜の伝承」と、思い切りドラゴンの物語。そして『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』も最後の最後で『ドラゴンクエスト』というタイトルに帰着するのです。

 相当駆け足で見てきましたが概観してみると「ドラゴン」の立ち位置がどんどん変わっていく要素が分かります。少なくとも「全くドラゴンと関係がないドラクエ」は存在していません。またパッケージのドラゴン要素の有無は、本編にほとんど影響しないことも分かりました。

 貢献度を数値化することは難しいですが、前作からの落差で考えるとある意味最も「ドラゴン要素薄いのでは?」となるのは『II』かもしれません。しかし、先述のとおり「魔族」「邪神」といった別のファンタジー要素で物語を拡張したからこそ、今の広大な『ドラクエ』ワールドがあるのです。「悪霊の神々」は偉大です。

(片野)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください