『ワンピ』戦いまくりのルフィは寿命残り少ない？ 「ギアも毒治療もヤバい」

■「ギア5」使用後の消耗はこれまで以上！？

『ONE PIECE』の主人公ルフィは、これまでの強敵との激闘のなかで命を削ってきました。「ギア」の発動をしたり、「解毒」をしたりと、身体に負荷をかける場面も多々描かれています。そのため、「ちょっとルフィは寿命削りすぎなのでは？」と、ネット上で話題になったようです。

　まず、ルフィが確実に10年分の寿命を削ったのが、「インペルダウン編」でした。ルフィは「ドクドクの実」の能力者・マゼランと戦うなか、大量の毒を喰らい瀕死の状態に陥ります。死を待つだけのルフィは、10年の寿命と引き換えにイワンコフに「治癒ホルモン」を注射してもらうことに。はっきりと、ルフィが命を削った瞬間でした。

　ちなみにイワンコフはルフィの治療開始から10時間ほどの時点で「解毒治療にあと約2日」「それでもし助かったとして　体力の回復に3日は寝込む」と発言しており、おそらく全体で5～6日程度かかる想定をしていたはずですが……ルフィはわずか20時間で復活して大量の食事を済ませ、さらにイワンコフから「壮絶な後遺症」が来るという「テンションホルモン」を打たれた後、エースの救出のためにインペルダウンを脱獄しています。

　この時間短縮があったことで、一部では「治療時間が短い分、もっと多くの寿命を使ってるかも」「30年くらい吹っ飛んでそう」「テンションホルモンの後遺症って大丈夫だったんだろうか」「回復のための静養を端折ったからダメージでかいかも」と、さらなる悪影響も考察されているようです。

　また、ルフィの戦闘スタイルの代名詞「ギア」シリーズは、これまでギア2からギア5までが明かされてきましたが、いずれも使用すると激しく消耗するのが特徴的です。なかでも「エニエス・ロビー編」で登場したギア2は、対戦相手のロブ・ルッチに「命を削っている」と断言されてしまうほどでした。

　両足をポンプにして全身の血流を早めるギア2は驚異的な瞬発力と打撃力を得る代わりに、通常なら心臓が破裂するほどの負担が強いられる過酷な技です。ゴム人間のルフィだからこそできる身体強化とはいえ、代償が大きいことは間違いありません。その他、ギア4も覇気の消耗が激しく、限界が来ると約10分間覇気が一切使用できなくなり、身体にも恐ろしく疲労がたまるなど、かなりのリスクがありました。

　さらに、「ワノ国編」では、ルフィ自ら「最高地点」と言うほどのギア5が登場しました。超人系悪魔の実「ゴムゴムの実」のもうひとつの名が、動物系の「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル『ニカ』」であることが判明したのです。ギア5を発動すると、巨大化したり周りの物や人をゴム化したりと能力が覚醒します。

　肉体が屈強になるこれまでのギアと異なり、白くて疾走感のある容姿も印象的ですが、何よりギア5を発動してから限界が来ると、老人のような姿になってしまうというのが驚きです。この描写からも、「爆発的パワーと引き換えに命を縮めているのではないか」と心配されています。また、そもそもギア5はルフィがカイドウに敗北して「死んだか？」と思われた後に、復活して発動していたため、「この復活でも命を削ったはず」という声もありました。

「最後の最後にルフィが死ぬという展開が来るのではないか」「ロジャーとの共通点多いし、同じように短命かも」と、ルフィの寿命について心配する意見が多いなか、一方で「チョッパーが最後に寿命を伸ばしてくれるのでは」「ローが『オペオペの実』で命と引き換えにルフィを不老不死にするかも」「神である『ニカ』が身体に宿ったなら、寿命は延びたんじゃないか」「そもそも長寿な人が多い世界だし、70代でも現役バリバリで海軍中将やってるガープの孫だと考えると、結局大丈夫な気がする」「寿命が縮んだとしても、まだ若いルフィが『ワンピース』を見つけて物語の最後に死亡ってことはないと思うし、短命な人生でも性格的に悔いなく死ぬと思う」と、解決策の考察や、そもそもルフィにとって大した問題ではないという意見もあります。

　ルフィの戦闘スタイルが寿命を削っていることは間違いないですが、それが最終章の展開にどう関係してくるかは未知数です。ルフィには夢を叶えた後も長生きしてほしいと思う人が多いようですが、はたしてどうなるのでしょうか。

（マグミクス編集部）