『ドラゴンボール』ラディッツと悟空は「本当に兄弟か」疑惑 理由は至極シンプル

■ラディッツと悟空は血がつながっているのか！？

『ドラゴンボール』でベジータとナッパより前に地球に襲来してきたサイヤ人といえば、悟空の兄・ラディッツです。ところが、ネット上で｢本当に悟空の兄？｣「ラディッツは養子の可能性もある」という疑問の声があがっています。

　まず、ラディッツとはどのようなキャラクターか振り返ります。彼はサイヤ人の生き残りのひとりであり、孫悟空の実兄と言われています。惑星侵略を行うなかで、戦力増強のため悟空を仲間に加えようと地球にやってきました。

　悟空に要求を断られたラディッツは、悟空の息子である悟飯を人質に取ったり、弟である悟空にも容赦なく手をあげたりと冷徹ぶりを見せつけます。その後、悟空とピッコロという当時の地球最強コンビと激しい戦いを繰り広げます。最後はピッコロの魔貫光殺砲によって命を落としました。

　ラディッツに対してネット上では「ここまで扱いがひどい兄キャラも珍しい」という声が。しかし「戦いとしては作中トップクラスの面白さだったよね」「出てきたときのヤバさはすごかった」「悟空の兄だから、本気で修行したら強くなるポテンシャルを持ってそう」と称賛する意見も挙げられています。

　ネット上で挙がった「血がつながってないのでは？」という理由は、実はとてもシンプルなもの。それはラディッツの声優が「千葉繁さんだから」です。悟空と彼の血筋（バーダック、悟飯、悟天）は、野沢雅子さんがボイスキャストを担当しています。ところがラディッツは千葉繁さんが担当しているため、「孫一家なのに声優さんが違うのは意味があると思う」というのです。

　一方で、「血がつながっていない説」に疑問を唱える声もあがっています。「フリーザが悟飯を見てラディッツの子と勘違いしたくらいだし、血縁関係はあると思う」と反論する意見があります。またナッパから「よわむしラディッツのバカ」と言われてしまう扱いの悪さに、「そもそも悟空の兄って設定いらないんじゃない？」「単なるサイヤ人というだけで良かったよね」といった声もありました。とはいえ、悟空の出自は読者を驚かせたものでした。地球の外に兄弟がいるという設定が、物語に深みを与えていることも確かです。

（マグミクス編集部）