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なんとも不遇、影薄い系ジャンプヒロイン5選「うわっ…私の出番、少なすぎ?」

マグミクス / 2023年2月17日 19時10分

なんとも不遇、影薄い系ジャンプヒロイン5選「うわっ…私の出番、少なすぎ?」

■もう出番終了? こんなにかわいいのに……!

 人気作品を次々と生み出し、アニメ化されることも多い少年マンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」。連載作品は次々とアニメ化され、「ジャンプ」キャラがTVに出ない日はない、と言っても過言ではありません。主人公をはじめとした魅力的なキャラクターたちが活躍する一方で、いつの間にかヒロインの出番がすっかりなくなっていることも。この記事では、「最初はキーパーソンだったのに」「ヒロインなのに影が薄い」との声が聞こえてきそうな、「不遇ジャンプヒロイン」をアニメ化された作品から5人ご紹介します。SNSでも「知らない子ですね……」「出てきたときはなぜか感動した」と、不遇ながら人気です。

●『BLEACH』朽木ルキア

 朽木ルキア(くちき・るきあ/CV:折笠富美子)は、主人公・黒崎一護(くろさき・いちご/CV:森田成一)の住む、空座町を担当する死神です。大きな瞳と凛とした表情から「美少女」と称されることもあるルキア。戦闘能力も高く、バトルでも活躍する彼女ですが、出番が長期にわたりなくなることがよくあります。

 霊界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)の治安維持機関である、護廷十三隊に所属するルキア。しかし、一護に死神の力を与えた罪が発覚し、罰を受けるため尸魂界に捕らわれたり、井上織姫(いのうえ・おりひめ/CV:松岡由貴)と一緒に修行すべく尸魂界に戻ったりと、何かと一護とは別行動を取ります。

 さらに破面篇(あらんかるへん)では、一護の霊力が消失したことに伴い、一護からはルキアが見えなくなってしまいます。事実上の別れとなったこのシーンに、涙した方もいるのではないでしょうか。原作のキャラクター人気投票でも、常に上位にランクインするルキアの人気を考えると、この登場頻度は少し不遇といえそうです。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『バクマン。』亜豆美保

 亜豆美保(あずき・みほ/CV:早見沙織)は、声優を目指す中学3年生の美少女です。主人公コンビの真城最高(ましろ・もりたか:CV/阿部敦)・高木秋人(たかぎ・あきと/CV:日野聡)のクラスメイトであり、最高の想い人でもあります。

 美保は、最高から「夢が実現したら結婚してほしい」と言われてOKするものの、「それまでは合わずに、メールで励まし合おう」と提案。この提案の結果、最高の入院や友人の結婚式以外はほぼ会うこともなく、美保の出番も減ってしまったのでした。

 例えば、第2期第1話の美保のセリフは「真城くん」のひと言のみ。第3期まで放送された人気作品でありながら、ここまでヒロインが出ないアニメも珍しいかもしれません。美保の声優への道のりをもう少し見たかった、という方もいるのではないでしょうか。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「ABEMA」などで見ることができます。

●『るろうに剣心』神谷薫

 神谷薫(かみや・かおる/CV:藤谷美紀)は、亡くなったとされる父の後を継ぎ、神谷活心流道場の師範代を務めています。明るく優しいうえに器量もよく、その剣術の腕前は「剣術小町」と呼ばれるほどです。

 薫は、「流浪人(るろうに)」だった主人公の緋村剣心(ひむら・けんしん/CV:涼風真世)を居候に迎えます。しかし、以前「人斬り抜刀斎」として暗殺を請け負っていた剣心が、因縁の敵たちとの戦いに巻き込まれていったため、薫の出番は少なくなってしまいます。

 ヒロインらしく、何度もさらわれたり殺されそうになったりする薫。しかし気丈な彼女は、めげずに剣心を支えます。そんな人気作品である本作は、2023年に再構築され、新作TVアニメシリーズとして放送予定です。この作品は、「FOD」などで見ることができます。(※記載の声優はTVアニメ1996年放送版)

●『スラムダンク』赤木晴子

 赤木晴子(あかぎ・はるこ/CV:平松晶子)は、主人公・桜木花道(さくらぎ・はなみち/CV:草尾毅)が想いを寄せる、湘北高等学校の1年生です。花道を兄・赤木剛憲(あかぎ・たけのり/CV:梁田清之)のいるバスケ部に勧誘し、友人としてサポートします。

 あだ名が「ゴリ」の兄には似ず、かわいらしい美少女である晴子。しかし、桜木の想いにはいまいち気付かず、花道のライバルである流川楓(るかわ・かえで/CV:緑川光)に憧れています。当初は花道をバスケ部に入れるというキーパーソンだったものの、花道たちの試合が本格化するにつれ、晴子が登場するのは試合時の応援がメインに。

 出番は少ないものの、桜木が落ち込むと優しく励まし、時には勉強を教えるなど、ヒロインらしい活躍を見せました。なお、2023年2月現在、公開中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、興行収入100億円を突破。原作の連載開始から30年以上経った今でも、大ヒットを記録しています。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。(※記載の声優はTVアニメ版)

●『テニスの王子様』竜崎桜乃

 竜崎桜乃(りゅうざき・さくの/CV:高橋美佳子)は、青春学園中等部の1年生です。女子テニス部に所属しており、天才テニス少年である主人公・越前リョーマ(えちぜん・りょーま/CV:皆川純子)に想いを寄せています。

 桜乃の想いはリョーマにとってもまんざらではないようで、桜乃のラケットのガット張替えに付き合ったり、桜乃を連れてゲームセンターへ遊びに行ったりすることも。ただし、桜乃本人のテニス部での活躍は少なく、出番はリョーマの応援が中心となっています。

 特に、『新テニスの王子様』では、公式Webサイトのキャラクターページにも紹介がなく、出番も片手で数えるほどの少なさ。原作より出番は増えているものの、あまり活躍には恵まれていないヒロインといえるでしょう。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

* * *

 せっかくかわいいのに、というかヒロインなのに、なかなか出番のない彼女たち。主人公の冒険やバトルがメインになりがちな「ジャンプ」作品においては、どうしても登場できるタイミングが少なくなるのかもしれません。それでも、健気に主人公を支えたり、要所要所で活躍したりする彼女たちの出番が、より増えることを祈らずにはいられません。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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