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ガンダムの名が付いてないのに「実はガンダム」な機体3選 「モノアイだけどいいの?」

マグミクス / 2023年2月23日 6時10分

ガンダムの名が付いてないのに「実はガンダム」な機体3選 「モノアイだけどいいの?」

■名前こそガンダムではないが……?

 歴史上に幾度となく姿を表し、その名を刻んできた伝説のモビルスーツ「ガンダム」。ロールアウト以降にあげた華々しい戦果にあやかり、古今東西さまざまな機体がその名で呼ばれています。一部では「目がふたつ付いていて、アンテナが生えてればみんなガンダム」……など語られるほど、今やあちこちに「ガンダム神話」は存在しています。

 そんなガンダムタイプのモビルスーツですが、意外にも「この条件を満たしていればガンダムである」という明確な基準はありません。そのため、一見ガンダムとは分かりづらい機体も数多く存在するのです。

 今回は「ガンダムという機体名ではないガンダム」のなかから、宇宙世紀の歴史上に登場したモビルスーツを3機まとめてご紹介します。

●「RGZ-91 リ・ガズィ」

 リ・ガズィは、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場し、あのエースパイロットであるアムロが序盤に搭乗していたことでも知られる名機です。

 元はと言えばZ計画で開発された機体で「Zガンダム」の変形機構を見直して低コストで生産できないか、と模索されたなかで生まれた試作機。TMSの変形機構を外部装備であるBWSで代替しようというなかなか大胆なコンセプトで、再変形こそ不可能なもののZガンダムに迫る高スペックを実現した機体でした。

 劇中では「ガンダムもどき」や、「情けないモビルスーツ」とまで言われている始末ですが、そもそもの名前からして「リファイン・ガンダム・ゼータ」の略称であり、ガンダムとカウントしても差し支えない機体。系列機として、開発コンセプトの到達点である完成形「リガズィード」や、変形機構の価値が再評価され量産化された「リゼル」などがあります。

「機動戦士ガンダム Gフレーム シスクード(ティターンズカラー)」(BANDAI)

●「LRX-077 シスクード」

 ゲーム作品「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズに登場する迎撃戦用護衛機シスクード。マイナーな機体ですが、「モノアイガンダムズ」という作品に登場する機体といえば思い出す人もいるかもしれません。このシスクードは、コスト度外視で設計された試作モビルスーツで、広域攻撃が可能な強力な武装を搭載しています。

 この他にも、2段階ものリミッターを掛けなければパイロットが負荷に耐えられないほどの高い機動性能や、巡航形態への変形機構の搭載などなど、その意匠のみならずバックボーンまでしっかりと「ガンダム」している機体です。

 唯一、その顔にはティターンズ系列機らしくピンクのモノアイが光っており、本機の特異さを表しています。そのためか、クワトロ・バジーナの一言から「モノアイガンダム」のニックネームで呼ばれることに。

 ティターンズの機体ではあるものの、後にエゥーゴに強奪・運用されるというどこかで聞いたような経緯を持っており、設定機体色も黒を基調としたティターンズカラーと、ガンダムらしいトリコロール色のエゥーゴカラーの2パターン存在します。

■『閃光のハサウェイ』にも「実はガンダム」な機体が!

「HGUC ペーネロペー 1/144スケール」(バンダイ スピリッツ)

●「RX-104FF ペーネロペー」

 富野由悠季監督の小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」にてレーン・エイムが搭乗する試作モビルスーツ、ペーネロペー。なんとも可愛らしい響きの名前ですが、ハサウェイの乗る「Ξ(クスィー)ガンダム」の兄弟機にあたる機体で、単独で大気圏内飛行が可能な第5世代モビルスーツに相当します。

 その巨大な体躯と異形のシルエットは、どちらかと言うとモビルアーマーのようにも見えるのですが、これは飛行用の大型装備「FF(フィックスド・フライト)ユニット」によるもの。これを分離すると「中の人」は、意外にもスタンダードなモビルスーツの形をしていることがわかります。

 実はペーネロペーのこの設定、小説刊行時には存在しないものでした。10数年後に発売されたガンダム関連グッズ上のとある記載で初めて明らかになったものなのです。それによると、本来の機体名は「オデュッセウスガンダム」であり、FFユニットを装備した状態を「ペーネロペー」と呼んでいるそうです。やはりペーネロペーも、しっかりガンダムだったようです。

 なお『閃光のハサウェイ』よりもさらに後の時代である、宇宙世紀200年頃を描いた小説作品『ガイア・ギア』(著:富野由悠季)にもクスィーガンダムやペーネロペーと同じく第5世代モビルスーツという設定を持つ機体「ゾーリン・ソール」が登場します。これが「ガンダム」なのかどうかは今のところ、明らかになっていません。はるか未来において「ガンダム伝説」はどのように語られていたのか、想像に楽しいところではありますね。

(ひびき)

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