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絶対乗りたくない! ガンダム作品「最悪の欠陥機」4選

マグミクス / 2023年2月20日 6時10分

絶対乗りたくない! ガンダム作品「最悪の欠陥機」4選

■死に至る欠陥は恐ろしすぎ!

 ガンダムの世界には、完成された機体ばかりでなく、重大な欠陥や不具合を抱えている未完成の機体も存在します。映像作品ではそれがドラマや名シーンを生み出すことも少なくなく、視聴者に強烈なインパクトを与えがちです。

 そこで今回は、欠陥を抱えていた印象深い機体をご紹介。映像作品やゲーム、MSVを問わず、個人的に忘れられないMSをピックアップしました。

●空を飛びたいと思ったら…

 ランバ・ラルの愛機としても知られるグフ。地上での白兵戦を想定して開発されたジオン公国軍のMSですが、そのバリエーションとしてグフ飛行試験型という機体が計画されました。これは飛行能力を有する地上用MSというコンセプトのもと、立体的な戦術を確立すべく開発が進められたものです。

 しかし一年戦争時の技術では、重力下でMSを単独飛行させるのは困難を極め、幾度となく改良が重ねられます。そのうち形式番号MS-07H-4は脚部エンジンを換装し、腰部に可動フィンを備えた機体で、飛行試験まで行われました。

 それまでの機体と比べて上々のテスト結果を出しますが、飛行試験中に空中爆発する悲しい事故が発生。これもあって、アニメではおなじみのサブフライトシステム「ド・ダイYS」がグフの移動をサポートする運用が採用されていました。

 このグフ飛行試験型は、TVアニメ『機動戦士Zガンダム』にもひっそり登場。こちらは連邦軍が接収し、改良を施した機体です。当初のコンセプトと違って飛行はせず、ホバー移動によって機動力を向上させたものでした。カミーユが乗るガンダムMk-IIにボコボコにされましたが……。

 ちなみにH型シリーズの完成型は「グフフライトタイプ」として、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。短時間とはいえ飛行も実現し、立体的な戦術も見せますが、シロー・アマダの乗るガンダムEz-8に敗れました。グフフライトタイプは連邦軍にも接収されず、開発データが失われてしまったのが惜しまれます。

●ボディが耐えきれない圧倒的加速

 OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場したヅダも重大な欠陥を抱えていた機体です。同機はツィマッド社の機体で、ジオン公国軍の主力機の座を狙って開発されたもの。

 ヅダが搭載する木星エンジンは大推力を誇り、パワー、機動力ともにライバル機を圧倒します。しかし、木星エンジンが生み出す加速力にヅダのボディが耐えきれず、公式の試験飛行中に空中分解するという大事故を起こしました。

 結局、開発競争はジオニック社のザクIに軍配。残念ながらヅダの量産は叶いませんでしたが、ツィマッド社はヅダの木星エンジンをもとに、新型の「土星エンジン」を開発。こちらはドム、リック・ドムに搭載されて日の目を見ることになりました。

■トホホな欠陥、うまく活用した例も!

メインパイロットはユウ・カジマ!「HGUC 1/144 ブルーディスティニー3号機“EXAM”」(バンダイ)

●水陸両用のはずなのに…

 あまりにもお粗末な欠陥が発覚したのは『機動戦士Vガンダム』に登場したガルグイユです。ベスパの水陸両用MSで、水中からリーンホースに攻撃を仕掛けた機体です。

 しかし、テストが不十分な試作機だったこともあり、まさかの水漏れが発生。水陸両用MSなのにコクピットが浸水するという、笑えない欠陥を露呈してしまいます。

 これが地上だったからまだ良かったものの、宇宙空間でこんな杜撰なトラブルに見舞われたら、パイロットとしてはたまったもんじゃないですね。

●乗るだけでパイロットの命が危険!

 セガサターン用のゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』で初登場した「EXAMシステム」にも重大な欠陥があります。EXAMシステムは、イフリート改、ブルーディスティニーなどに搭載された、ニュータイプを倒すために開発されたOSです。

 オールドタイプのパイロットの補助的な役割を担うと思われましたが、実はシステムが完全起動するとOSだけで自立稼働が可能。人間の「殺気」を自動的に感知し、疑似ニュータイプのような戦闘が行えます。

 しかし、戦場で多数の殺意を捉えるとシステムが暴走し、無差別攻撃を行ってしまう致命的な欠陥が発覚。しかもEXAMシステムがもたらす肉体的・精神的な負荷は極めて大きく、搭乗パイロットが死亡する危険性すらありました。

●必ずしも悪い影響ばかりではない?

 ここまでガンダム作品での致命的な欠陥機をご紹介しましたが、欠陥が良いように働いた(うまく活用した)事例もあります。例えば『機動戦士Vガンダム』の主人公機V2ガンダムが発する「光の翼」という現象。

 これはV2ガンダムが急激な移動を行った際、搭載する新推進技術「ミノフスキー・ドライブ」が、封じきれなかった高エネルギーのミノフスキー粒子を背部バインダーから放出する現象のことを指します。この光の翼をウッソは攻守に活用しますが、開発者が本来意図した機能ではなく、機体の欠陥でした。

 ウッソだから見事に光の翼を使いこなしましたが、これが並のパイロットなら味方機をうっかり傷つけてしまいそうです。

* * *

 ガンダムの世界には、もし自分がガンダムの世界のパイロットだったら絶対に乗りたくない欠陥機体は他にもたくさんあります。皆さんは、どの機体に乗るのが一番嫌でしょうか。

(大那イブキ)

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