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『ちびまる子ちゃん』が中東で大人気? 「マルコ・サギーラ」と一緒に育った人々

マグミクス / 2023年2月23日 19時10分

『ちびまる子ちゃん』が中東で大人気? 「マルコ・サギーラ」と一緒に育った人々

■アラブで知らない人はいない!? まる子の絶大な知名度

『ちびまる子ちゃん』は幅広い世代から支持され、2023年でアニメ放送開始34年目になる作品です。まる子を中心にほのぼのとした日常を描いている本作は、中東圏でも大人気らしく、アラビア語でアニメが放送されていたそうです。なぜ『ちびまる子ちゃん』は、遠く離れた中東で愛されているのでしょうか?

『ちびまる子ちゃん』は、1990年代前半に中東で放送されていました。アラビア語で放送される中東地域ではまるちゃんは「マルコ・サギーラ」の名で親しまれており、90年代生まれの人びとの間では特に浸透しているようです。

 そもそも中東地域では、1970~1980年代から日本のアニメに好意的でした。当時は中東に子供向け番組の制作会社がなく、ニュース番組やTVドラマがほとんど。そして、日本はアニメ作品を欧米に輸出して成功をおさめており、アラブ諸国も輸入を開始し、瞬く間にアニメが人気となったのです。放送時間になると、外で遊んでいた子供たちが一斉に姿を消すほどだったとも言われています。

『ちびまる子ちゃん』は、まる子をはじめとするさくら家の家族仲が良いところが、世界共通で受け入れられやすいのかもしれません。また、まる子の日本ではありふれた普通の生活に対し、ネットの意見では「当時、日本の平和な日常に憧れた」という声もありました。

 その他、文化・宗教的な理由も人気にからんでいるでしょう。中東地域は宗教による放送の規制が厳しく、エンターテイメントに制限がかかっていることも多いです。『ちびまる子ちゃん』は基本的に何気ない日常の出来事を描いているので、安心して観れるアニメでもあります。

 2021年には、『ちびまる子ちゃん』の第2シリーズが、アラブ首長国連邦の「マジッド・キッズTV」で放送されました。第1シリーズで各キャラクターを担当していた中東の声優が再集合し、当時とほとんど同じキャストでまる子が帰ってきたのです。第1シリーズのファンはもちろん、現代の子供たちにも愛され続ける作品となっています。

 世界で愛される日本のアニメ文化。中東では他に、『UFOロボ・グレンダイザー』が何度も再放送され、グッズもよく売れるほど人気で、その他でも『ONE PIECE』や『進撃の巨人』なども日本と同じく支持されています。これからどのような作品が、中東地域を賑わさせるのか、今後も注目していきたいですね。

(LUIS FIELD)

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