強く・美しく・かっこいい！ 三拍子揃った憧れの女性上司キャラクターは？

■思わず憧れる女性上司キャラは誰？

　マンガやアニメにはさまざまな女性キャラが登場しますが、そのなかでとりわけ強い信念を持って任務に当たる女性上司の姿に、誰もが一度は憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。そこで今回は、男女問わず人気を集める、「かっこいい女性上司キャラ」をご紹介します。

　まずは、1995年の放送開始から28年経った現在でも人気のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の女性上司キャラで、葛城ミサトです。特務機関「NERV（ネルフ）」の戦術作戦部作戦局第一課課長という役職を担っているミサトは、謎の敵「使徒」を迎撃するべく戦術を考え、戦闘の指揮を執るなど冷静な状況判断力で的確な指示を送る優秀な指揮官です。

　明るく社交的な性格で誰からも慕われており、パイロットである碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーを自宅に住まわせているミサト。保護者のような役割も果たしていることから面倒見の良さも伺えます。

　そんな彼女は「オンとオフ」がはっきり分かれているようで、プライベートでは非常にずぼらな一面があります。料理や掃除は苦手で、部屋は見事に散らかり放題。酒好きが高じて朝からビールを飲む描写もあるなど、作戦中の凛とした表情とは異なる気の抜けた姿に「そんな時もあるよね」と、共感してしまう人も少なくありません。人間味あふれる「素の姿」も魅力的で、彼女のような女性上司がいたら、公私ともに頼ってしまいたくなりそうですね。

■奥が深い！グッと胸に刺さる素子の名言とは？

かっこよく降り立つ女性指揮官の姿が描かれた『攻殻機動隊 STAND ARONE COMPLEX』DVD-BOX（初回限定生産）のパッケージ（バンダイビジュアル）

　続いて紹介するのは、ハリウッドで実写化もされた『GHOST　IN THE　SHELL／攻殻機動隊』に登場する女性指揮官・草薙素子（くさなぎもとこ）です。「電脳化」や「義体化」などのテクノロジーが進んだ未来を描いた同作で、犯罪やテロ行為を未然に防ぐ「公安9課」で現場の指揮を執っている素子は、ほぼ全身をサイボーグ化しており抜群の身体能力を誇っています。素子の上司である「荒巻」からも一目置かれる存在で、冷静沈着な性格と統率力・判断力においても右に出るものはいません。

　そんな素子は、いくつもの名言を生み出しています。「世の中に不満があるなら自分を変えろ」や「落ち込む暇があったら、自分の特技で貢献しようと思わない？」「そうね。たしかに、初めから上手く出来る人なんていないかもね」など、サラッと言い放った言葉のなかにも印象に残るフレーズが多数。落ち込んでいる同僚や部下を立ち直らせるために、この言葉をかけてあげると心に刺さるかもしれません。

　最後に紹介するのは、「少年ジャンプ＋」で好評連載中の『怪獣8号』から女性隊長・亜白ミナです。主人公である日比野カフカの幼馴染であるミナは、日本防衛隊第3部隊隊長として作中で活躍しています。大型のライフルを武器に、大怪獣をいともたやすく駆逐していく姿はまさに圧巻。

　入隊式でのスピーチでは「命を貸してほしい　私はその一番先頭で君たちの盾となり鉾となることを誓おう」と、新入隊員へ向けた士気の上がるメッセージを送っています。また副隊長である保科宗四郎に対しては、「私が敵を射抜く時　君がその道を切り開いてくれないか」と鼓舞。圧倒的な実力を持ちながらも、部下に「頼りにしている」と、はっきり言える謙虚さが魅力的です。

　また基地が襲撃されるピンチに陥った際には、駆けつけるや否や隊員らと共闘して、怪獣をあっという間に殲滅。ミナが来たことによる隊員達の安堵の表情から、彼女に対する信頼の厚さがよくわかるシーンでした。

　常にクールな表情で戦いに挑むミナは、カフカに時折見せる幼馴染としての顔も印象的です。幼い頃にカフカと交わした約束をずっと胸に秘めながら、隊長としての責務を全うしてきたのでしょう。ただ美しく強いだけのヒロインではない、亜白ミナの今後の活躍にも注目です。

　今回紹介したキャラクターのほかにも『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャンや、『鋼の錬金術師』のオリヴィエ・ミラ・アームストロングなど、思わず憧れてしまうようなかっこいい女性上司キャラはたくさんいます。あなたの憧れる女性キャラクターは誰ですか？

（LUIS FIELD）