1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

ドロドロ展開でもちゃっかり生き抜く!「ガンダム」シリーズのお調子者キャラ3選

マグミクス / 2023年3月4日 9時10分

ドロドロ展開でもちゃっかり生き抜く!「ガンダム」シリーズのお調子者キャラ3選

■「調子乗んなよ!でもめっちゃ好き!!」「最後の方は何気にエース級」

 2022秋アニメにおいて、かなりの人気を誇った『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。なかでも、パイロット科3年のグエル・ジェターク(CV:阿座上洋平)は、自信家なのに不器用な愛されキャラです。そして他シリーズにも、「ガンダム」特有のドロドロ展開のなか、マイペースな愛されお調子者キャラが存在します。

 この記事では「ガンダム」シリーズのお調子者キャラを3人ご紹介します。SNSでも「まじで何なんだあいつ(笑)」「調子乗ってたけどいい男」と評判です。

●『機動戦士ガンダム00』パトリック・コーラサワー

 時は西暦2307年。人類は枯渇した化石燃料の代わりに、巨大な軌道エレベーターと大規模な太陽光発電システムを、エネルギー源としていました。しかしその恩恵を受けられるのは、「ユニオン」「人類革新連盟」「AEU」の3大国家群と、その同盟国のみ。

 その一方で、非加盟国家や中東諸国は貧困に苦しんでいました。さらに3大国家群も世界の主導権を奪い合っており、争いは尽きません。そんななか、「武力による戦争の根絶」を掲げる組織・ソレスタルビーイングが現れます。ソレスタルビーイングはガンダムを使い、全ての戦争行為への武力介入を始めて――?

『機動戦士ガンダム00』は「ガンダム」シリーズの12作目で、『鋼の錬金術師』『シャーマンキング』を手掛けた水島精二さんが監督を手掛けた作品です。パトリック・コーラサワー(CV:浜田賢二)は、SNS上で「グエルに似ている」と話題に。3大国家のうちのひとつ・AEUのエースパイロットであるコーラサワーですが、調子に乗っては戦いに負けがちです。

 エースパイロットでありながら、「性格に少々問題がある」と称されてしまうコーラサワー。確かに、自分で「エース」と名乗ってしまったり、堂々と遅刻したり……。その自信過剰ぶりは「俺は!スペシャルで!2000回で!!模擬戦なんだよお!!!」という、第1話の名セリフからもうかがえます。

 しかしその実力は確かで、ソレスタルビーイングとの戦いで度々絶望的な窮地に陥っても、必ず生還しています。そのため「不死身のコーラサワー」「死亡フラグを炭酸で溶かした男」と呼ばれることも。

 なお、恋愛面ではかなり一途なコーラサワーは、遅刻した自分を殴った上官のカティ・マネキン(CV:高山みなみ)に一目ぼれします。以来、バラの花束を持って食事に誘ったり、戦場で身をていしてカティを守ったりと、猛アタックするのでした。

 お調子者でありながら人柄はよく、そのまっすぐさがどこか憎めないコーラサワー。ガンプラをテーマにした「ガンダムビルドダイバーズ」シリーズでは、セリフこそほぼないものの、毎話必ずチラッと登場しています。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』チャック・キース

 時は、宇宙世紀0083年。士官学校時代からの親友であるコウ・ウラキ(CV:堀川亮 ※現:堀川りょう)とチャック・キース(CV:山田義日星(「日星」は「日」(にちへん)+「星」と書く1文字の漢字/※現:山田義晴)は、配属先である地球連邦軍のトリントン基地で待機していました。するとある日、一隻の強襲揚陸艦・アルビオンが、2機の試作ガンダムを積んでやってきます。

 その試作ガンダムのうち2号機は、なんと核兵器を搭載。しかし、システムエンジニアのニナ・パープルトン(CV:佐久間レイ)が2号機に核弾頭を装填した直後、何者かが2号機を強奪。その男は、「この機体と核弾頭は頂いていく。ジオン再興のために!」と言い残して去っていき――?

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』は、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Ζガンダム』の間の期間を描いたOVA作品です。チャック・キースは地球連邦軍のテストパイロットで、主人公のコウとは親友です。戦闘では臆病な一方、美しい女性には積極的にアプローチするお調子者ぶりを発揮しています。

 2号機を強奪された際は、1号機に乗って強奪を止めようとしたウラキに対し、キースは慌てふためいて助けを要請。結局2号機の捜索に駆り出され「実戦だってさ、参ったな」と空元気で笑って、涙目で実戦に参加します。

 戦闘では消極的なキースですが、恋愛には積極的です。美人のニナを見るやいなや「今日は何時に終わるの?」「ビールでも飲みにいかない?」と、両手を取ってデートに誘っています。しかし、ニナに脈がないと悟ったキースは気持ちを切り替え、ちゃっかりメカニックのモーラ・バシット(CV:伊倉一寿 ※現:伊倉一恵)とお付き合いすることに。

 当初はノリの軽さが目立ったキースですが、話が進むにつれ、さまざまな困難を乗り越えて成長していきます。そしてキースは、基地を襲ったジオン軍のドム・トローペンを撃破。さらに、ウラキの絶体絶命のピンチを何度も助けるなど、後方支援として活躍するのでした。この作品は、「U-NEXT」「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』エレドア・マシス

 宇宙世紀0079年10月、地球連邦軍の08小隊新任隊長、シロー・アマダ(CV:檜山修之)は、輸送艇で地上へと向かっていました。しかしその途中、モビルスーツ同士が戦闘している場面に遭遇。1機はシローたちの友軍、もう1機はジオン軍のザクでした。

 友軍が被弾し弾薬が尽きたのを見たシローは、輸送艇にあった戦闘兵器・ボールで救助に向かいます。ザクから友軍を助けたものの、相討ちとなってしまったシローは、ボールから脱出。すると、同様に機体を失ったジオン軍パイロット、アイナ・サハリン(CV:井上喜久子)と出会い――?

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は、『機動戦士ガンダム』と同じ時期を描く、外伝にあたるOVA作品です。エレドア・マシス(CV:藤原啓治)は、08小隊のホバートラック操縦手兼、ソナー手です。元ミュージシャンという異色の経歴の持ち主で、その耳のよさを音紋ソナー分析に生かしていますが、普段は不真面目なお調子者です。

 初登場シーンからイヤホンで音楽を聴いており、そのノリノリ加減でお調子者だと一目でわかるエレドア。しかし皮肉屋でもあるため、新隊長であるシローのことも「甘ちゃんの隊長さん」と評しています。当のシローからは「生意気な伍長」とぼやかれていますが。

 着任中にミュージシャンとしてのメジャーデビューが決まったエレドアは、喜びのあまり待機命令を破って近くの村へ繰り出し、ジオン兵に捕まってしまう一幕も。しかし戦闘時には一転して真剣に取り組み、助手のミケル・ニノリッチ(CV:結城比呂 ※現:優希比呂)に的確な指示を出しつつ、活躍します。

 なお、負傷の応急処置してくれた曹長のカレン・ジョシュワ(CV:小山茉美)に想いを寄せるようになるエレドアですが、カレンは「うるせえ」「寄るな、うっとうしい」と、あまり相手にしていない様子です。彼の想いが報われる日は、来るのでしょうか。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」「Netflix」などで見ることができます。

* * *

 無慈悲な戦争のなか、出てくるだけで場を和ませてくれるお調子者キャラたち。実は強かったり、好きな女性に一途だったりと、どこか憎めないのも彼らの特徴です。衝撃的な展開で心がえぐられたときは、彼らの登場回を見て癒されるのもひとつの手かもしれません。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください