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『ワンピ』ルフィは初期から「覇気」を使っていたのか クロコダイル戦で考察

マグミクス / 2023年3月6日 12時10分

『ワンピ』ルフィは初期から「覇気」を使っていたのか クロコダイル戦で考察

■認識はしなくても才能はあった?

 1997年に連載が開始され、世界中で大人気のマンガ『ONE PIECE』で、多くの強者たちが持つ能力に、「覇気」があります。食べて後天的に特殊能力を得る「悪魔の実」と違い、覇気はあくまでも「全世界の全ての人に潜む『意志の力』」であり、鍛えるのは大変ですが、素質自体は全ての人にあるようです。攻防力を大幅に高める「武装色」、相手の気配や感情など状況の認識能力を大幅に高める「見聞色」、周囲の人間を威圧する「覇王色」が存在します。

 戦闘においては、「武装色の覇気」が使えなければ、「悪魔の実」によって体を砂や光に変えてしまう、ロギア系の能力者には手も足も出ません。しかし、ルフィは「覇気」の存在を知る前にクロコダイル、エネルというロギア系能力者ふたりに勝利しています。

「アラバスタ編」で、ルフィは体を砂にできる「スナスナの実」の能力者の王下七武海・クロコダイルと戦いました。その緒戦で、ルフィは「ゴムゴムのバクバク」と称して、クロコダイルの砂の身体の一部を飲み込むなどの奇策にも出ましたが、手も足も出ず、一方的に敗北しています。

 その後復活したルフィは、クロコダイルに対抗するために、背中に水を入れた樽を背負い、濡らした拳で彼を殴り、水を大量に飲んでから吹きかけて攻撃するなど、善戦します。しかし、あまりダメージを与えられずに、最後は全てを干からびさせるクロコダイルの手に捕まって、シワシワになってしまいました。

 そして、再度復活した後の最後の戦いでは、ルフィは自分が流した血の水分でクロコダイルを固めれば殴れることに気付き、死闘の末勝利を収めるのです。

 この戦いの際中、「覇気」という言葉は一切出ていませんが、筆者は「ルフィは最後の戦いで、無意識に覇気を使い始めたのではないか」と考えています。ルフィ自身が「覇気」の存在をレイリーに教えられる前から、「覇気」を使っていたからです。例えば、アマゾン・リリーにて、ボア・ハンコックの妹たちに「覇王色の覇気」を向けて驚かせています。

 そうなると、レイリーのもとで「覇気」を修行する以前から、ルフィが無意識に戦闘でも「覇気」を使っていた可能性は否定できません。第1話で、覇王色の覇気を使えるシャンクスが「近海の主」を睨んで退散させていたように、最初から強者は必要に応じて「覇気」を使っていたと解釈するのが妥当と思われます。

 そう考えるならば、王下七武海にして、覇気使いが多いグランドライン後半の「新世界」にも行ったことがあり、最強の海賊・白ひげとも戦ったクロコダイルが、「覇気」を「知らない、使えない」というのは考えにくいです。アラバスタ王国に対して、あれほど用意周到に策謀をめぐらすクロコダイルが、「覇気」も使えないのに、無計画に白ひげの首を狙うわけがありません。

「クロコダイルは『覇気』を知っていたし、使えたが、格下のルフィ相手に使う必要がないと考えていた。でも、ルフィが一瞬だけ『覇気』を使ってロギアを無力化して勝った」と、考える方が無理はないように思います。

 最後の戦いで、ルフィは「血液の水分でクロコダイルの砂の身体を固めて」殴れるようになったと描写されていますが、それなら「ゴムゴムのバクバク」でクロコダイルの頭部を食べた時に、ルフィの唾液で口のなかで相手の身体が固まってもおかしくありません。

 しかし、この時点では、クロコダイルは特にダメージもなくルフィの口から出てきました。場所が砂漠だったため、口のなかが乾いていて、最低限の唾液では固まらなかったのかもしれません。とはいえ、唾液と手に付いた流血にそこまで水分量の差があるとは思えないので、最終決戦では、血の水分量で固めたのではなく、極限まで追い込まれたことで、無意識で「武装色の覇気」を使って殴っていたとも考えられるわけです。

 ルフィが「覇気」を使っていた場合、「クロコダイルがなぜ、ルフィの『覇気』を認識しなかったのか」「武装色を使っていたのに、なぜルフィの外見が変わらなかったのか」という疑問も浮かびます。

 クロコダイルがルフィの「覇気」を認識しなかったのは、「先入観」が原因かもしれません。「2回の戦いでロギア系である自分に歯が立たなかったルフィが『覇気』を使えるわけがない」と考えていたから、「血で砂を固めた」というルフィの説明を信じたということです。また、ルフィの色が武装色に変わらなかったのは、武装色の「硬化」の技術まではまだ至っていなかったから(知らなければ当然ですが)とも考えられます。

 ルフィは、その後もロギア系「ゴロゴロの実」の能力者であるエネルを倒しました。連載当時、「絶縁体のゴムの身体だから雷が効かないのは分かるけど、ロギア系のエネルに触れられるかどうかは別問題じゃないか」というツッコミもあったようですが、この時もルフィが無意識の武装色で殴っていたと考えれば説明はつきます。エネルも空島では「心網(マントラ)」と呼ばれる「見聞色の覇気」を使っていましたが、油断して、能力にかまけていたため、ルフィの武装色にも気付かず負けたのでしょう。

(マグミクス編集部)

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