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うっかりしてたら追い越す? 意外と若いアニメの「ママ」たちの年齢

マグミクス / 2023年3月6日 15時10分

うっかりしてたら追い越す? 意外と若いアニメの「ママ」たちの年齢

■産んだ年齢を考えるとよりビックリ?

 厚生労働省の人口動態統計によると、第1子出生時の母親の平均年齢は、2021年時点で30.9歳となったそうです。これは記録が残っている1950年以来、過去最高でした。筆者もアラフォーで第1子が保育園に入園した時、クラスの3分の2程のママが「第1子でオーバー30」という状態で、すんなり溶け込めてうれしかったものです。

 子供と一緒にアニメを見るようになると、「ママ」キャラたちに励まされることが多々あります。彼女たちは元気で明るくて、ちょっぴりおっちょこちょいだけれど、バイタリティにあふれ、子育ての悩みも吹っ飛ばすたくましさがあるのです。

 いつの間にか、一緒に笑ったり泣いたりできる「戦友」のような気分で、そのドタバタを見ていましたが、ある時、ふと気付きました。自分が子供の頃から見てきたアニメを始め、長年見てきたアニメの「ママ」キャラたちが意外に若いということに……。「あれ? 私、あのママキャラよりずいぶん年上になってない?」と。

 記事では、そんな、うっかりしていると、追い越してしまうアニメのママたちの年齢を振り返りましょう。

●フグ田サザエ『サザエさん』

 超長寿アニメ『サザエさん』の「母」キャラといえば、磯野フネですが、フネさんは家事は万能、家族の心のよりどころで、知恵袋。困った時の「かあさん頼み」にも、慌てず騒がず、笑顔で応えてくれる良妻賢母の鑑です。素晴らし過ぎて、「憧れの存在」とは言えても、おこがましくて「戦友」とは呼べません。年齢も公式サイトで「50ン歳」とのことで、50の大台を超える時に、さすがに「うっかり」気付かないうちに追い越してしまうことはなさそうです。

 一方、その娘のフグ田サザエは、日本一よく知られるオッチョコチョイで、明るい、親しみの持てるママ。一緒に泣いて笑える「戦友」ママキャラと言えるでしょう。……なんて思っていたら、サザエさんは実は24歳と、とても若いママなのです! 24歳と言えば、女優では広瀬すずさんや福原遥さん、橋本環奈さんと同い年ですから、サザエさんの年齢設定に驚きを隠せません。

 前述の「30.9歳」という数値を振り返っても、「うっかり」というより、「とっくに」追い越してしまっているという事態に……。さらに言うと、サザエさんのいとこの波野ノリスケさんの妻・タイコさんは、おっとり落ち着いて見えますが「22歳くらい」の若いママです。タイコさんの場合も、追い越してしまってから気づく人は多そうですね。

●野比玉子『ドラえもん』

 続いても日本中が知っている、『ドラえもん』の「のび太のママ」こと、野比玉子さんです。いつものび太に「勉強しなさい!」と叱っているイメージがありますが、のび太の成績を見る限り、いわゆる教育ママというわけではなく、あまりに出来の悪いのび太に「少しは勉強しなさい!」と怒っているように思われます。それでも勉強せず、宿題をしないばかりか、テストで0点ばかり取るのび太……。ママの「勉強しなさい!」はもはや、のび太の顔を見たら条件反射的に出るようになっているのかもしれません。

 そんなのび太のママの年齢は、38歳。小学5年生ののび太を生んだ時は、27歳ということになり、「30.9歳」よりは若いです。「年代そくてい機」という、ドラえもんの秘密道具に測定されてしまいました。

■国民的アニメのママたちは優しいだけじゃなく、強くてカッコイイ!

野原みさえ29歳の夫婦愛、家族愛が光る『クレヨンしんちゃん きっとベスト☆冒険!ひろし&みさえ』DVD(バンダイナムコアーツ)

●野原みさえ『クレヨンしんちゃん』

「妖怪ケチケチオババ」「ケツでか星人」「鬼ババ」……など、息子にひどい言われようなのは、『クレヨンしんちゃん』のしんのすけのママ、野原みさえです。マイペースで、やることなすこと想定のナナメ上を突き抜けるしんのすけに振り回される彼女には、「ストレスで白髪が増えそう……」と、同情する人も多いでしょう。実際作中でも、白髪を見つけて大騒ぎするみさえのエピソードが描かれていました。やはり心労があるのですね……。

 そんなみさえの年齢は29歳です。今や女性の平均初婚年齢が29.6歳(厚生労働省調べ・令和元年)ですし、仕事や恋愛、趣味に没頭していると、うっかり追い越してしまいそうです。では、39歳のママなら、しんのすけレベルのヤンチャやイタズラにも落ち着いて対応できるかと言われると、そんな気は全くしませんが……。

●さくらすみれ『ちびまる子ちゃん』

『ちびまる子ちゃん』のまる子の母は、「さくらすみれ」という美しい名前で、年齢は40歳です。しかし、モコモコパーマの口うるさいお母さんのイメージが強いまる子の母は、美しい名前ながら、アラフィフくらいに見えてしまいます。

 いわゆる「おばさんパーマ」と、頬の丸みを表すために描かれている線(「ほうれい線」のように見えます)がなければ、すみれさんももっと若く見えるかもしれません。エイジング系の美容アイテムが、「ほうれい線」を目の敵にするはずだと、思わず納得。ほうれい線のケアは、うっかりできません……。

●アンナ・ロッシ『母をたずねて三千里』

 世界名作劇場の第2作『母をたずねて三千里』は、エドモンド・デ・アミーチスの著作『Cuore(クオーレ)』の一部を原作としたアニメです。イタリアのジェノヴァから、アルゼンチン共和国の首都ブエノス・アイレスに出稼ぎに行って、音信不通になった母・アンナを、9歳の息子・マルコが探して、長く危険な旅をします。

 マルコが3千里もの距離を超えても、会いたかったお母さんは38歳。物語でアンナが登場するのは、初回と最終2話と、ごく限られた回だけですが、毎回流れるエンディング曲「かあさんおはよう」(歌・大杉久美子)を聞きながら、「Buongiorno mia madore♪(ボンジョルノ・ミア・マードレ)」と、マルコと同化して視聴者も、お母さんへの思いを募らせたものでした。

 アニメのなかでは、ずっと「ママ」「お母さん」だから、なんとなく年上に思っていた「ママ」キャラたちですが、あらためて年齢を見てみると、いつの間にか追いついて、追い越していたりすることにハッとします。彼女たちがとてもしっかりしていることも、原因かもしれません。

(山田晃子)

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