敗因は煽り耐性のなさ? 『デスノート』で夜神月はどうやったら勝てたのか
マグミクス / 2023年3月11日 12時10分
![敗因は煽り耐性のなさ? 『デスノート』で夜神月はどうやったら勝てたのか](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_142221_0-small.jpg)
■天才である自負が強すぎた?
全世界累計発行部数が3000万部を超えたマンガ『DEATH NOTE』は、アニメ化のほか国内外での実写映画化、実写ドラマ化もされたほどの人気作品です。2021年2月4日には、14年半ぶりになる新刊『DEATH NOTE短編集』も発売されました。
そんな同作は、Lやニアと世界規模での頭脳戦を繰り広げた結果、夜神月の敗北という形で幕を閉じることになっています。ネット上では、「夜神月はどうやったら勝てたのか?」と話題になっていました。
よく見られるのが、「挑発を無視しておけばよかった」「煽り耐性があればバレなかった」という意見です。悪人たちをデスノートで裁き、「キラ」と呼ばれていた月がLに疑われ始めたのは、TVでの挑発に乗って殺人を犯したことがきっかけでした。Lが用意した影武者、リンド・L・テイラーを生中継で殺したことで、「キラは直接的ではない方法で殺人が可能」「日本の関東地方にいる」ということがバレてしまっています。
この挑発を無視していても、いずれ天才・Lは「キラ」の正体に迫っていたかもしれません。しかし、もっと時間がかかったのではないでしょうか。天才的な頭脳をもっているという自信が、月の首を絞めたとも言えそうです。「あの罠にかかった後のレイ・ペンバーらFBI捜査官殺しも、やらざるを得ないことではあるけど、かなり月を苦しい状況に追い込んだよね」とも、言われています。
他にも「『死神の目』の取引をしておけば良かった」という意見も。「死神の目」を持てば、残りの寿命の半分と引き換えに、相手の名前がわかるようになり、「デスノート」を利用した戦いではかなり有利になります。月は死神・リュークから取引を持ちかけられていましたが、断っていました。
月に「死神の目」があれば、夜神はもっと有利に計画を進められたかもしれません。「本当に正義のために『新世界の神』になる信念があるなら、寿命の半分くらい差し出せばいいと思う」「覚悟が足りなかった」と、手厳しい意見もありました。
また、そもそも「存在がバレないようにデスノートを使えばいい」という声もあります。たしかに月の頭脳があれば、存在がバレないように、ひっそり犯罪者を殺し続けることも不可能ではなかったでしょう。しかし、夜神には「デスノート」の力を使って、善人のみが存在しうる「新世界」を作り、その新世界の神になるという野望がありました。そのためには何らかの形で存在をアピールする必要があるため、彼には無理なことと言えるでしょう。
ただ、「わざと警察のデータベースに入って、警察関係者、あるいはハッキング出来る相当な知能の持ち主ってバラす必要なかったのでは」「警察の情報が漏れてることがわかる行動をしたのはよくない」と、余計なアピールが悪手だったと考える人います。一方で、「最初からどでかく、いろんな国の独裁者とかを始末して、『人道に外れる行為をすればキラが必ず裁く』って世界中にアピールすれば、手っ取り早く悪人のいない『新世界』に近づけたんじゃないか」「各国のトップを脅す方法はあったと思う」と、月以上の壮大な計画を語る人もいました。
その他、月の協力者となる魅上照を敗北の原因とし、「余計なことをしないように念を押しておくべきだった」という意見や、「ミサ(弥海砂)が現れてしまったことが最大の敗因だと思うから、あんなにイケメンじゃなければ勝てたかも」「天才すぎて挫折経験がなくて、自分が負ける姿を想像していなかったのが敗因では」と、月のスペックが高すぎたことが問題と考える人もいるようです。
(マグミクス編集部)
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